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【2023年】管工事施工管理技士試験の申込み方法は?試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介

公開日:2023年11月24日 更新日:2024年4月8日

【2023年】管工事施工管理技士試験の申込み方法は?試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介

管工事施工管理技士試験(管工事施工管理技術検定)の申込みには、複数の書類への記入が必要です。なかには、会社や上司による証明が必要な項目もあります。
正しく記入することは、スムーズに受験し資格を取得するうえで重要です。

この記事では試験の申込み方法や必要な書類を中心に、試験スケジュールや合格発表までの流れ、申込みの注意点を解説していきます。
試験の申込みを検討されている方は、ぜひお読みください。


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施工管理技術検定の受検資格改定

管工事施工管理技士とは

管工事施工管理技士は、建設業法第27条に基づき、国土交通大臣指定機関が実施する国家試験の電気工事施工管理技術検定に合格すると与えられる国家資格です。

他工種の施工管理技士と同様に、1級と2級があります。

1級に合格すると、監理技術者や主任技術者、営業所の専任技術者になることができます。

機械設備工事の施工管理における最上位の資格で、社会的信用も高い資格ですので、受験を迷われている方はこの記事を読んで心の準備、受験の準備を始めていきましょう。

2級に合格した場合も、主任技術者にはなることができます。

こちらも十分に顧客や会社にアピールできる資格です。

まずは2級から挑戦して、1級へのステップアップを目指すのも良いと思います。

計画的に取り組んでいきましょう。

管工事施工管理技士の試験申し込みから合格発表までの流れ

令和5年度のスケジュールは以下の通りです。

例年同様の流れとなっていますので、来年度以降の受験を考えている方もご参考にしてください。

1級管工事施工管理技術検定

第一次検定・第二次検定 申込用紙販売開始 4月10日
第一次検定・第二次検定 申込受付期間 5月8日~22日
第一次検定 9月3日
第一次検定 合格発表 10月5日
第二次検定 12月3日
第二次検定 合格発表 3月6日

2級管工事施工管理技術検定

2級は、第一次検定のみ前期と後期の年2回実施されています。

前期の合格発表と申込期間が近接しているため、前期の結果を見て後期に申し込むこともできますし、前期の第一次検定に合格すれば第二次検定までの期間があるため十分な時間をかけて対策することもできます。

このように1年に2度のチャンスをうまく活かすことも可能です。

第一次検定(前期) 申込用紙販売開始 2月17日
第一次検定(前期) 申込受付期間 3月1日~15日
第一次検定(前期) 6月4日
第一次検定(後期) 第一次・第二次検定
申込用紙販売開始
6月26日
第一次検定(前期) 合格発表 7月4日
第一次検定(後期) 第一次・第二次検定
申込受付期間
7月11日~25日
第一次検定(後期) 第一次・第二次検定 11月19日
第一次検定(後期) 合格発表 1月5日
第二次検定 合格発表 3月6日

申込み前に事前に必要な準備

受験申込書類の取り寄せの他にも、予め取り寄せや準備の必要なものがあります。

提出期限直前に慌てて準備することがないように、事前に確認しておきましょう。

受験資格に係わらず提出が必要な書類

1.住民票

受検申込者の「氏名」「生年月日」が確認できるものであれば、発行年月日は問われません。

ただし、コピーは認められません。必ず原本の提出が必要です。

1-1.住民票の提出が不要な場合

  • 住民票コード(11桁の数字)を受験申込書に記入する場合
  • 再受検申込をする場合
  • 婚姻等の改姓により他の添付書類の旧姓との照合のため戸籍抄本を添付する場合
  • 外国籍の方

上記以外の方は、住民票原本の提出が必要です。

2.証明用写真

試験当日に申込時に提出した写真で本人確認が行われますので、鮮明な写真を提出するようにしましょう。

また検定合格証明書にも印刷されます。

写真は以下の条件を含めていくつかあります。

詳細は受験の手引を確認してください。

  • サイズはパスポート用(縦4.5㎝×横3.5㎝)
  • 6 か月以内に撮影したもので、カラーでも白黒でも良い
  • 正面を向き帽子などを被らず、無背景で撮影したもの
  • サングラスやマスク等を着用していないもの

3.振替払込受付証明書(お客さま用)

受検手数料を、同封の振替払込用紙にて郵便局の窓口で払込み、振替払込受付証明書(お客さま用)の原本を受験申込書に貼り付けて提出します。

郵便局の「日附印」が無いものおよびコピーは認められませんので、注意してください。

ATMで払込をする場合は、ご利用明細票のみが発行されます。

自分の控えにはご利用明細票のコピーを取っておき、ご利用明細票の原本を受験申込書に貼り付けて提出します。

うっかり捨ててしまわないように気をつけましょう。

受験資格に応じて提出が必要な書類

1.卒業証明書

最終学歴+実務経験で受験申込をされる方は卒業証明書の原本の提出が必要です。

コピーは認められていませんが、発行年月日は問われません。

卒業証書は不可とされています。

卒業した学校へ問い合わせの上、早めに取り寄せてください。

2.成績証明書または履修証明書

最終学歴+実務経験で受験申込をされる方のうち、指定学科となるための履修条件が設けられている方は、「卒業証明書」のほかに、履修科目および修得単位数が確認できる「成績証明書」または「履修証明書」が必要です。

こちらも原本の提出が必要ですので、まずは卒業した大学や高校の学科が指定学科に該当しているかをよく確認していきましょう。

これは受験の手引とは別冊の【指定学科一覧】に記載されています。

3.合格証

2級管工事施工管理技士+実務経験で申し込む場合、技能検定(1級・配管)+実務経験で申し込む場合に、それぞれの合格証のコピー提出が必要とされています。

再受験申込みに必要な書類・提出を省略できる書類

※再受験申込みとは

前年度までの受験者が、今年度の同一検定に再度受検申込することを指します。

必要な書類

  • 前年度までの受検票または不合格通知書の原本

これを受験申込書に貼り付けて提出することで、再受験申込みとして扱われ、次の書類の提出の省略が認められます。

提出を省略できる書類

  • 受験申込書の一部の記入
  • 卒業証明書
  • 2 級管工事施工管理技術検定合格証のコピー(2級管工事施工管理技士+実務経験で申し込む場合)
  • 1 級技能検定合格証のコピー(技能検定(1級・配管)+実務経験で申し込む場合)
  • 住民票(ただし、前回受検した後に改姓した方は戸籍抄本の提出が必要です)

再受験申込の際は、取り寄せる必要のある書類が省略できますが、必ず「不合格通知書の原本」が必要です。

万が一不合格になってしまった場合も、次回受験に備えて捨ててしまわないように注意してください。

書面(郵送)申込みの流れ

  1. 受験申込書を取り寄せる

    一般財団法人全国建設研修センターのホームページと窓口で購入可能です。
    窓口では【申込受付期間】の”最終日”まで販売していますが、早めに準備して慌てることがないように段取りしましょう。

  2. 住民票・卒業証明書など提出書類を取り寄せる
  3. 証明写真を撮る
  4. 実務経験証明書を作成する

    必要な実務経験を虚偽なく申請しているかを確認するため、現在の勤務先の代表者の記名が必要です。
    社内手続きに時間がかかる場合もあるかと思いますので、上司や先輩に相談の上、遅れることがないように依頼しましょう。

  5. 郵便局の営業時間を確認する

    郵便局は現在、新型コロナウイルス感染症の影響もあり営業時間が短縮されています。
    以前は24時間であった「ゆうゆう窓口」も平日、土日ともに深夜営業を休止しています。
    お近くの郵便局や、各地域の主要な郵便局それぞれの取扱業務と営業時間を確認の上、スケジュールを組んでおきましょう。

  6. 受験手数料を振り込む

    前段で記載しましたが、振替払込受付証明書などを捨ててしまわないようい注意しましょう。

  7. すべてを封筒に入れて封をする

    書類に不備や不足があった場合は受験が認められない恐れもあります。
    記入漏れや封入漏れがないように確認してください。

  8. 郵送する

    必ず郵便局の窓口で【簡易書留郵便】で郵送します。
    締切日の消印までが有効ですが、ギリギリにならないように余裕を持って準備したいですね。
    ※消印の付かない郵便(料金別納・料金後納)については締切日までに到着したものに限り受け付けるとされています。
    ※一つの封筒に複数人の申込書類を同封して郵送した場合は、申込み受付がされません。
    ※宅配便等を利用した申込みや直接持参による申込みも認められません。

  9. 受検票が届く

    受験票はハガキで、普通郵便で届きます。
    受験票の到着で、受験申込書が受理されたこととなります。

管工事施工管理技士試験申込みに関する注意点

実務経験について

管工事施工管理における「実務経験」では

  1. 受注者(請負人)として施工を指揮・監督した経験(施工図の作成や、補助者としての経験も含む)
  2. 発注者側における現場監督技術者等(補助者としての経験も含む)としての経験
  3. 設計者等による工事監理の経験(補助者としての経験も含む)

上記の3つが挙げられています。

基本設計や実施設計など、着工前の設計業務や積算、メンテナンス、職人としての経験は実務経験として認められません。

立場以外にも、実務経験として「認められる工種」と「認められない工種」があります。

管工事とは言っても、具体性のないものや維持管理は認められない工種となります。

その他建築工事や土木工事、電気工事ももちろん実務経験に加算することはできません。

実務経験証明書に記入する前に、受験の手引を熟読して不備のないように注意しましょう。

申込書作成時の訂正方法

受験申込書には手書きで記入しますが、書かなければならないことがたくさんあります。

もし誤って記入してしまった場合の訂正方法を予め確認しておき、慌てることのないようにしましょう。

(なるべく誤記せず仕上げることが理想です。)

  • 実務経験証明書の一部→修正液と修正テープ等の使用禁止

    もし誤って記入してしまった場合は、訂正箇所を二重線で消して訂正事項を上下余白に記入します。

  • 実務経験証明書以外→修正液と修正テープ等の使用可能

もし誤りに気づいたときは、慌てずに一度【受験の手引のよくある質問】を確認するようにしてください。

訂正方法について記載されています。

まとめ

管工事施工管理技士試験(管工事施工管理技術検定)のスケジュールや申し込み方法をご確認頂けましたでしょうか。

管工事施工管理技士は、社会的信用の高い国家資格です。

申込みにも様々な書類が必要で、受験前からややハードルが高く感じていませんか。

一つずつ確認、準備をしていけば大丈夫です。

まずは申込みをして、受験の切符を掴みましょう。

まだ申込みを迷われている方は、4月からの新年度の新しい目標として管工事施工管理技士を目指すのはいかがでしょうか。

年度内に最終の合格発表がありますので、また来年度は新たな気持で過ごせると思います。

技術者として、日々一歩ずつスキルアップしていきましょう。

日本建設情報センターでは、書籍や講座などの教材を揃えて皆さんの合格へのバックアップをする準備ができています。

ぜひご利用ください。

そして一緒に合格をつかみ取りましょう!


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