工事担任者を目指す際、「受験後の合格発表はいつ行われるか」、「また資格者証を受け取れる時期はいつか」という点は、多くの受験者が気になるところです。
おおまかなスケジュールを把握できていれば、ストレスも軽減されるでしょう。
本記事では、「工事担任者の資格はいつ取得できるか?」という点を中心に、合格発表の方法や合格率、資格者証交付申請の方法を解説していきます。スケジュールの把握とスムーズな手続きにお役立てください。
更新日:2026年7月2日

工事担任者を目指す際、「受験後の合格発表はいつ行われるか」、「また資格者証を受け取れる時期はいつか」という点は、多くの受験者が気になるところです。
おおまかなスケジュールを把握できていれば、ストレスも軽減されるでしょう。
本記事では、「工事担任者の資格はいつ取得できるか?」という点を中心に、合格発表の方法や合格率、資格者証交付申請の方法を解説していきます。スケジュールの把握とスムーズな手続きにお役立てください。
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工事担任者は、ご自宅や企業・団体に設置されている通信設備と、通信会社の設備とをつなぐうえで必要となる資格です。
電話やインターネット回線の接続は、代表的な業務に挙げられます。
工事担任者の資格は5つの種別に分かれており、試験による認定が主体です。試験は資格の種別により、定期試験で行うか、CBT方式で行うか分かれます。
| 試験の実施方式 | 資格の種別 | 備考 |
|---|---|---|
| 定期試験 |
|
試験会場に集まり、筆記試験で実施 |
| CBT方式 |
|
テストセンターにおいて、パソコンを操作して実施 |
資格を取得するためには試験の合格後、資格者証交付申請が必要です。
なお、旧AI第二種・DD第二種について、令和3年度(2021年度)の制度改正で資格の種別・名称が再編され、AI第二種・DD第二種は廃止されました。移行措置として特例試験が実施されていましたが、2023年8月に終了済みです。すでに交付されている資格者証は引き続き有効で、工事・監督の範囲に変更はありません。
続いて、工事担任者試験の流れを確認していきましょう。
定期試験とCBT方式に分けて解説します。
2026年度(令和8年度)第2回試験を例に、定期試験のスケジュールを確認していきましょう。
| 項目 | 期日 |
|---|---|
| 受験申請期間 | 8月1日(土)~8月21日(金) |
| 受験票発行 | 11月16日(金) |
| 試験日 | 11月22日(日) |
| 試験問題正答の公表 | 11月25日(水) |
| 合否発表 | 12月14日(月) |
受験申請は、試験実施の3カ月以上前に締め切られます。
早めに出願方法をチェックすることが、合格への鍵です。
CBT方式は、受験日を自由に決められることが魅力です。
受験の流れを確認していきましょう。
| 項目 | 期日 | 備考 |
|---|---|---|
| 受験申請 | 随時 | この時点では、会場や受験日時を入力しない |
| 試験手数料の払込 | 申請後3日以内 | |
| 科試験会場、試験日時の予約 | 確認票受領後、90日以内の日程で指定 | 確認票はメールやマイページで確認できる |
| 受験 | ご自身が予約した日時 | |
| 合格発表 | 受験した翌月の10日 | マイページで確認する |
確認票が発行された時点で、受験には期限が設けられます。
事前に受験日を決めたうえで、受験申請を行うことが賢明です。
工事担任者試験の合格率は、試験種別ごとに公表されています。
定期試験の対象である第一級アナログ通信、第一級デジタル通信、総合通信は、おおむね30%前後の合格率で推移しており、年度ごとの変動はあまり大きくありません。
一方、CBT方式に移行した第二級アナログ通信・第二級デジタル通信は、受験者の4割~6割前後が合格する試験となっており、比較的取り組みやすい水準です。
工事担任者試験全体で見ると、合格率はおおむね20~30%、全科目一発合格に限ると10~20%程度とされています。最新の合格率は、電気通信国家試験センターの公式サイトで種別・年度別に公表されているので、受験前に必ずチェックしておきましょう。

工事担任者試験の合格発表はいつ、またどのような方法で行われるのでしょうか。
定期試験とCBT方式では、合格発表のタイミングや方法が異なります。それぞれについて、詳しく確認していきましょう。
定期試験の合格発表は、以下の要領で行われます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 合格発表の時期 | 試験日から3週間後の月曜日14時以降 |
| 発表方法 |
|
電気通信国家試験センターのホームページでは、発表日の14時以降に確認できます。また結果の確認を急がない方は、発表日から数日後に届く「試験結果通知書」で確認できますので、自宅で待っていてもよいわけです。
CBT方式で受験した方は、試験日の翌月10日になるとマイページで合否を確認できます。
試験結果通知書は届かないことにご注意ください。
工事担任者の合格後は、総務省の地方総合通信局に対して「資格者証交付申請書」を提出し、資格者証を受け取ることになります。
2025年11月5日から、交付手数料の改定とあわせて電子申請が導入されました。従来の郵送申請に加えて、オンラインで申請を完結できるようになっています。
手続きはスムーズに進めたいもの。申請手順やポイントを、郵送申請・電子申請それぞれの違いも含めて詳しく解説していきます。
| 書類等の名称 | 備考 |
|---|---|
| 工事担任者資格者証交付申請書 | 総務省の公式サイトからダウンロード可能。A4サイズで印刷する |
| 申請者の証明写真1枚 | 縦3cm、横2.4cmで、6カ月以内に撮影されたものを申請書に貼付する |
| 収入印紙 | 1,900円分を申請書に貼付する |
| 返送用封筒 | 定形郵便用の封筒を用意し同封する |
加えて以下の「A」に記した情報、または「B」に記した書類のうちどちらか1つが必要です。
| 情報または書類 | |
|---|---|
| A | 以下の番号をお持ちの方は、いずれか1つを選び申請書に記入する
|
| B | Aで示す番号を記入しない場合は、以下の書類から1つを選び申請書に添付する
|
工事担任者や電気通信主任技術者、無線従事者の資格や免許を取った経験がない方は、市区町村役場で住民票の写しを取ることになる方が多いでしょう。
マイナンバーカードをお持ちの方は、コンビニエンスストア等で取得できる場合も多いです。
なお、運転免許証やマイナンバーカードのコピーは使えません。
電子申請では、写真は画像ファイルをアップロードする形になり、収入印紙は不要です(手数料はペイジーによるオンライン決済)。書類の準備・郵送の手間を減らせる点がメリットです。
申請には、以下の費用がかかります。
| 種類 | 郵送申請 | 電子申請 |
|---|---|---|
| 交付手数料(収入印紙/決済) | 1,900円 | 1,750円(ペイジー決済のため収入印紙不要) |
| 郵送料(申請書発送分) | 普通郵便:110円 特定記録郵便:320円(110円+特定記録加算210円) |
不要 |
| 返送料(資格者証の受取) | 普通郵便:110円 特定記録郵便:320円 簡易書留:460円(110円+簡易書留加算350円) |
郵送での返送料は別途必要な場合あり |
申請書の発送や資格者証の受取方法によっても異なりますが、2,100円~2,700円程度の費用がかかることを認識しておきましょう。
申請先は受験した地域により、以下のように分かれます。
| お住まいの地域 | 申請先 |
|---|---|
| 北海道 | 北海道総合通信局 |
| 青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県 | 東北総合通信局 |
| 群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県 | 関東総合通信局 |
| 長野県、新潟県 | 信越総合通信局 |
| 富山県、石川県、福井県 | 北陸総合通信局 |
| 静岡県、愛知県、岐阜県、三重県 | 東海総合通信局 |
| 滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県 | 近畿総合通信局 |
| 岡山県、広島県、鳥取県、島根県、山口県 | 中国総合通信局 |
| 香川県、徳島県、愛媛県、高知県 | 四国総合通信局 |
| 福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県、宮崎県、鹿児島県 | 九州総合通信局 |
| 沖縄県 | 沖縄総合通信事務所 |
たとえば山口県にお住まいの方が福岡の会場で受験した場合、申請先は九州総合通信局となります。
具体的な申請先の住所は、各総合通信局の公式サイトでご確認ください。
「工事担任者資格者証交付申請書」には、以下の記入欄が設けられています。
申請書に書かれた内容に従い、黒や青のボールペン等を使って記入を進めてください。
並行して、住民票など氏名および生年月日を確認できる書類の準備も進めましょう。
但し住民票コードや工事担任者資格者証の番号等を記入することで、書類の同封に代えることができます。
すでに工事担任者の資格をお持ちの方は、準備すべき書類が減るため申請しやすくなるでしょう。
写真の裏面には、申請者の氏名と資格を記入します。
このとき、ボールペンなど先が硬い筆記具を使うと、写真の表面に凹凸が生じることに注意してください。
このような悪影響を防ぐため、サインペンやフェルトペンなど、先の柔らかい筆記具の使用をおすすめします。
写真の裏面に記入を終えたら、糊や両面テープを使って申請書に貼り付けましょう。
セロハンテープは使用できません。
また収入印紙も所定の欄に貼り付けてください。
返送用封筒には申請者の住所・氏名を記入し、切手を貼ります。
すべての書類を準備したら、送付用封筒の表面に送付先の宛名を書き、赤字で「工事担任者交付申請」と記入してください。
特定記録郵便で差し出す場合は、郵便局の窓口に出向く必要があります。
資格者証交付申請には、合格後3カ月以内という期限があります。
期限を過ぎてしまった場合は工事担任者の「全科目免除申請」を行い、新しい試験結果通知書を発行してもらわなければなりません。
一方で3カ月以内であれば、いつ申請してもよいわけです。
あわてて申請し、ミスすることは避けたいもの。確実に書類を揃えたうえで申請手続きを行いましょう。
申請する際には、以下に挙げる5つの注意点があります。
また資格者証が届くタイミングは、申請から1カ月が目安です。

申請を忘れた場合、合格日から3カ月を過ぎているかどうかは大きな分岐点となります。
2つのケースに分けて、確認していきましょう。
この場合は、引き続き申請可能です。
「合格後の資格者証交付申請に必要なものと申請手順」の手順に従い、お住まいの地域を管轄する地方総合通信局に提出してください。
合格日から3カ月を過ぎた場合、合格した受験番号を使って資格者証交付申請を行うことはできません。
この場合は電気通信国家試験センターに対して、工事担任者の「全科目免除申請」をしなければなりません。
改めて試験を受ける必要はありませんが、試験手数料は資格の種別によって異なります(2024年8月1日改定)。
| 資格の種別 | 全科目免除申請の試験手数料 |
|---|---|
| 総合通信・第一級アナログ通信・第一級デジタル通信 | 9,400円 |
| 第二級アナログ通信・第二級デジタル通信 | 6,300円 |
また6カ月以内に撮影した写真のアップロードも必要です。
新しい試験結果通知書が届いたら、「合格後の資格者証交付申請に必要なものと申請手順」の手順に従い申請を行ってください。
なお全科目免除申請を行う時点でいずれかの科目が合格後3年を過ぎていた場合は、再度試験を受けて合格する必要があります。
工事担任者の資格を目指す方のなかには、現場の第一線で活躍する方も多いでしょう。
限られた時間のなかで合格を手にするためには、いくつかのコツがあります。
ここからは4つのポイントに分けて、合格するコツを確認していきましょう。
工事担任者の試験勉強は、順序が重要です。以下の順序で進めると良いでしょう。
| 順番 | 取り組む科目 |
|---|---|
| 1番目 | 基礎 |
| 2~3番目 | 技術、理論 |
| 4番目 | 法規 |
基礎の科目は、すべてのベースとなるもの。
基礎がおろそかでは、他の科目の理解も進みません。
一方で法規の科目は暗記が中心となるため、試験日が近くなってから重点的に進めることで効果をあげやすくなります。
工事担任者の試験は、過去問をもとにした出題も少なくありません。
合格へ近づくためには過去問を解き、試験の傾向をチェックすることも重要です。
過去問の問題と正答は、電気通信国家試験センターの公式サイトからダウンロードできます。
なお参考書や問題集によっては、過去問をベースにしたものもあります。
解説がついていることに、ありがたさを感じる方も多いでしょう。
このような教材を使うことも、よい方法の1つです。
日々の生活のなかでは、5分、15分、30分といったすき間時間がよく生じます。
短時間でできることは限られますが、集中しやすいことも見逃せません。
1日15分でも、1カ月なら450分。
7時間半という、1日の労働時間に匹敵する時間となります。
「15分しかないから」と無駄にせず、コツコツ学びに費やすことは大きな差になり、合格へと近づけます。
最短の時間で合格を手にするためには、通信講座の活用もおすすめです。
専門家が監修した教材により、効率よく学べます。
最近の通信講座は動画も提供することが特徴。
通勤中でも学べることは、大きなメリットといえるでしょう。
日本建設情報センターでは、第二級デジタル通信と総合通信の講座を開講しています。
少ない時間で合格を手にしたい方は、ぜひご活用ください。
工事担任者の資格者証交付申請は、それほど難しいものではありません。
必要とする書類も比較的少ないため、手順と注意事項をしっかり把握して進めれば資格者証を手にできます。
一方で、申請には期限があることに注意してください。
合格後3カ月を経過すると、資格の種別に応じて6,300円~9,400円の追加出費が必要となります。
急ぐ必要はありませんが、早めに書類を記入し、余裕をもって申請することをおすすめします。

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