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【2023年】1級電気工事施工管理技士試験の申込み方法は?試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介
公開日:2023年11月24日 更新日:2024年1月12日
【2023年】1級電気工事施工管理技士試験の申込み方法は?試験日などの試験スケジュール、合格発表までの流れも紹介
1級電気工事施工管理技士試験(1級電気工事施工管理技術検定)は、年1回しか行われません。
資格を目指す方は日々職場で活躍し、忙しい日々を送っている方が多いでしょう。
貴重な機会を活かして確実に合格するためにも、試験スケジュールの把握は重要です。
1級電気工事施工管理技士試験の申込みは、余裕のある日程ではありません。
願書を入手したらすぐに記入を始め、締切日までに実務経験を証明してもらう必要があります。
この記事では申込み方法と必要な書類、試験スケジュールや合格発表までの流れを紹介します。
最終更新日:
1級電気工事施工管理技士の試験申し込みから合格発表までの流れ
- 出願および受検手数料の支払い
- 第一次検定の受検票が届く
- 第一次検定を受験する
- 第一次検定の合否を確認し、合格者は必要に応じて技士補の申請を行う
- 第二次検定の受検票が届く
- 第二次検定を受験する
- 第二次検定の合否を確認し、合格者は技士の申請を行う
すでに第一次検定に合格済みの方など、第二次検定の受験資格がある方は、第一次検定の受検は必要ありません。
第二次検定のみ申し込むことで、2番から4番の手順を省略できます。
合格者は合格証明書の交付申請を行うことで、第一次検定の合格者は技士補に、第二次検定の合格者は技士に認定されます。
1級電気工事施工管理技士の試験スケジュール(2023年度)
2023年度に実施される1級電気工事施工管理技士の試験スケジュールは、以下のとおりです。
項目 | 期日 | 備考 |
---|---|---|
願書の販売 | 2023年1月13日~2月10日 | 再受検申込者に該当しインターネットで申込む方は購入しなくてよい |
申込期間 | 2023年1月27日~2月10日 | 当日消印有効。第二次検定のみ受験者もこの期間に申し込む |
第一次検定の受検票発送 | 2023年5月22日 | |
第一次検定の試験日 | 2023年6月11日 | 9時45分までに入室。試験終了は16時15分 |
第一次検定の合格発表 | 2023年7月14日 | 合否通知が郵送されるほか、公式サイトで9時から公表される |
第二次検定の受検手数料払込 | 2023年7月14日~7月28日 | 第一次・第二次検定に申込み、第一次検定に合格した方が対象 |
第二次検定の受検票発送 | 2023年9月25日 | |
第二次検定の試験日 | 2023年10月15日 | 12時30分までに入室。試験終了は16時 |
第二次検定の合格発表 | 2024年2月2日 | 合否通知が郵送されるほか、公式サイトで9時から公表される |
試験当日よりもかなり早い段階で出願が締め切られることに注意してください。
申込みの前に必要な準備
試験を申し込む前には、受検申請書などの記入以外にも必要な準備がいくつかあります。
必要なものはどの試験を受験するか、過去の受験歴などによっても変わります。
4つのケースに分けて、どのような準備が必要か確認していきましょう。
第一次検定のみ出願する場合
2級電気工事施工管理技術検定の第二次検定、または実地試験に合格した方は、第一次検定のみに出願できます。
この場合は、以下に挙げる2種類の書類が必要です。
番号 | 書類の種類 |
---|---|
1 | 以下どちらかの書類のコピー
|
2 | 住民票の原本 |
第一次検定・第二次検定を両方出願する場合
第一次検定・第二次検定を両方出願する場合は、学歴やお持ちの資格により必要な書類が変わります。
以下の表にまとめました。
書類の名称 | 必要となるケース |
---|---|
住民票の原本 | 新規受験者は全員必要。マイナンバーの記載がない住民票を用意する。但し日本国籍を持ち11桁の住民票コードがわかる方は不要 |
最終学歴の卒業証明書の原本 | 実務経験15年未満の場合 |
成績証明書または履修証明書(原本) | 履修条件が付いた学部・学科を卒業した場合 |
高度専門士・専門士を証明できる書類 | 高度専門士や専門士の条件で出願する方。卒業証明書に「高度専門士」「専門士」が書かれていれば不要 |
2級電気工事施工管理技術検定第二次検定合格証明書のコピー | 2021年度以降に、2級電気工事施工管理技士の第二次検定に合格した方 |
2級電気工事施工管理技術検定合格証明書のコピー | 2020年度までに、2級電気工事施工管理技士の実地試験に合格した方 |
電気主任技術者免状のコピー | 電気主任技術者の方 |
第一種電気工事士免状のコピー | 第一種電気工事士の方 |
第二次検定のみ出願する場合
第二次検定のみに申込む方の受験資格は、2つあります。
以下に示した書類のコピーをご用意ください。
受験資格 | 必要な書類 |
---|---|
1級の第一次検定のみ申込み、合格した方 |
|
技術士の合格者 |
|
申込みの締切日は、第一次検定を受験する方と同じことに注意が必要です。
なお過去に「第一次検定・第二次検定」「第二次検定」のどちらかで1級に申込んだことがある方は、上記書類の添付は不要です。
次の「再受検申込者の場合」で示す方法で申込んでください。
再受検申込者の場合
再受検申込者の場合は、以下のどちらかが必要です。
- 過去の受検票
- 過去の不合格通知書
事前に探しておきましょう。
どちらも無い場合は、300円分の切手を用意しなければなりません。
申込みの流れ
ここからは試験を申込む流れを、6つに分けて紹介します。
学歴や資格を証明する書類の準備
学歴や資格の要件で申込む方は多いでしょう。
卒業証明書や成績証明書などは、発行に日数を要する場合も多いです。
また資格に合格した証明書類がない場合も、再発行には日数を要します。
早めに申請し、書類を揃えましょう。
願書を入手し写真を準備する
1級電気工事施工管理技術検定を初めて受験する方、また過去に受験した方でも書面で申し込む方は、願書を入手する必要があります。
願書は1部600円で販売しており、以下の方法で購入できます。
販売方法 | 入手可能な期間(2023年度の場合) |
---|---|
インターネット | 2023年1月13日~2月3日正午 |
建設業振興基金の窓口 関連団体の窓口 |
2023年1月13日~2月10日 |
願書の入手と並行して、パスポートサイズの写真を用意しておくとよいでしょう。
6カ月前までの写真を貼り付ければよいため、早めに準備しておいても問題ありません。
少々高価となりますが、証明写真専門店で撮影してもらうとよい写真が撮れます。
なおインターネット申込みの場合は、顔写真のデータを用意してください。
実務経験の証明を受ける
初めて第一次検定・第二次検定に、または第二次検定に出願する場合は、お勤めの会社で実務経験を証明してもらう必要があります。
あらかじめ「実務経験証明書」に必要事項を記入したうえで、会社の証明をもらいましょう。
実務経験の証明は、社内手続きに日数を要する可能性があります。
早めに願書を入手して必要事項を記入し、証明を受けるとよいでしょう。
受検申請書等に必要事項を記入する
申し込みには、受検申請書も必要です。
「受検の手引」に従い、正しく記入しましょう。
学歴や他の資格の情報も、受検申請書に記入します。
年齢は3月31日現在で記入してください。
写真も受検申請書に貼り付けます。
スキャニングのうえ合格証明書に印刷されますから、テープ等での貼り付けは不可です。
またゴミや指紋が付着しないように注意してください。
インターネット申込みの場合は、はじめに顔写真の取り込みがあります。
その後、申込みに必要な項目を入力してください。
受検手数料を支払う
受検手数料の支払いは、指定された振替払込用紙を使います。
住所と氏名を記入して、郵便局の貯金窓口、ゆうちょ銀行、払込用紙が使える郵便局のATMのいずれかでお支払いください。
支払箇所 | 郵便局の貯金窓口 ゆうちょ銀行の窓口 |
払込用紙が使える郵便局のATM |
---|---|---|
営業する曜日・時間 | 原則、平日の9時~16時 | ATMによって異なる 深夜・早朝は使えない |
手続き後に渡される書類 | 振替払込請求書兼受領証 振替払込受付証明書 |
ご利用明細票 |
受検申請書に貼付すべき書類 | 振替払込受付証明書の原本 | ご利用明細票の原本 |
備考 | 郵便局の日附印が押されていることを確認する | ご利用明細票の原本をコピーし、控えとして手元に残す |
支払った箇所により渡される書類が異なるため、受検申請書に貼付する書類も変わります。
ATMで支払った場合は、ご利用明細票のコピーを取ってから原本を貼るようにしてください。
なおインターネット申込みの場合は、以下のどちらかを選べます。
決済方法 | 対応するブランド | 備考 |
---|---|---|
クレジットカード |
|
申込者本人名義のカードのみ使える |
コンビニで支払い |
|
申込みの際に支払うコンビニを決める。払込手数料として230円が加算される |
出願書類を発送する
書面申込みの場合のみ必要な手順です。
申込書類が揃ったら1人分ずつ指定の封筒に入れて、郵便局の窓口に行きましょう。
簡易書留郵便で発送してください。
締切日の消印が付けば、申込みは受理されます。
建設業振興基金では出願書類の提出窓口を設けていませんので、直接提出することはできません。
また複数人の申込書類をまとめて提出することもできません。
1級電気工事施工管理技士試験申込みに関する注意点
ここからは1級電気工事施工管理技士の申込みにあたり、確実に受け付けてもらうための注意点を5つ解説します。
申し込みを検討する時点で、一読しておくとよいでしょう。
書類は余裕をもって早めに準備する
願書発売から出願の締め切りまでは、4週間です。
初めて出願する方は会社に実務経験を証明してもらう必要があることを考えると、余裕はありません。
確実に出願するためには、願書をできるだけ早く入手するとともに、必要な書類を前もって準備しておくとよいでしょう。
余裕をもって早めに準備することがおすすめです。
不明な点はよく確認してから出願書類に記入する
申込書類には、さまざまな情報を記入する必要があります。
不明な点が出てきた方も、多いのではないでしょうか。
あやふやな箇所が出てきた場合、憶測で書くことは厳禁です。
正しい情報を確認してから記入しましょう。
もし誤った情報を記入した場合は虚偽の申請とみなされ、試験が受けられない、資格が認められないといった不利益をこうむるおそれがあります。
面倒でもしっかり確認する姿勢は、あなたのキャリアを守ります。
実務経験年数の計算方法には要注意
皆さまのなかには1つの現場で電気工事と電気通信工事など、複数の種類の施工管理に携わった方もいるのではないでしょうか。
しかし施工管理技士の試験に出願する場合、1つの期間は1つの検定種目にしか割り当てできません。
例えば2022年は年間にわたり電気工事と電気通信工事の施工管理に携わったからといって、両方とも1年ずつ割り当てることはできません。
また2022年分として電気工事と電気通信工事を半年ずつ割り当てることは可能ですが、期間は重複しないように記入する必要があります。
過去の受検票や不合格通知書を紛失した方は、300円分の切手が必要
皆さまのなかには、過去の受検票や不合格通知書が見当たらない、あるいは処分してしまったという方もいるのではないでしょうか。
このような場合でも、改めて「実務経験証明書」を提出する必要はありません。
「受検証明書の発行を希望します」欄を○印で囲み、300円分の切手をクリップで止めれば受験できます。
もっとも過去の受検票や不合格通知書があれば、わざわざ郵便局等で300円を支払い切手を購入する必要はないわけです。
試験が終わった後も、受験票や不合格通知書はしっかり管理しておくことをおすすめします。
なおインターネット申込みの場合は、受検票や不合格通知書がなくても切手を用意する必要はありません。
締め切り時刻に間に合うように申込む
書面申込の方は受検手数料の払込みや出願書類の発送で、郵便局を使うことになるでしょう。
これらの窓口には、営業時間があります。
当日消印有効でも24時までに差し出せばよいわけではないことに注意が必要です。
窓口等 | 多くの窓口等の営業時間 | 最長の営業時間 |
---|---|---|
郵便局の貯金窓口 ゆうちょ銀行の窓口 |
平日のみ、9時~16時 | 一部の郵便局は平日17時まで営業 |
ゆうちょ銀行のATM | 平日:9時~17時30分 土曜日:9時~12時30分または9時~17時 日祝日:休み(一部のATMは稼動) |
平日・土曜:7時~23時 日祝日:7時~21時 |
郵便局の郵便窓口 | 平日のみ、9時~17時 (一部の郵便局は土休日も営業) |
平日:7時~21時 土休日:7時~18時 |
締切日に差し出す場合は、東京都心でも21時までに発送を終えなければなりません。
また早朝や深夜は、発送も払込もできません。
締め切り時刻に間に合うよう、余裕をもって申し込み手続きを済ませましょう。
スケジュールを正しく把握し、確実に申込みを済ませよう
1級電気工事施工管理技術検定は試験日よりもかなり前に申込みが締め切られること、出願する際に必要な書類の多さが特徴です。
また受検手数料の支払いや申込書類の発送には、時間制限があります。
スケジュールを正しく把握し、確実に申込みを済ませましょう。
卒業証明書など発行に日数がかかる書類は、願書発売開始前に発行を依頼しておくこともよい方法の一つです。
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