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危険物取扱者の年収や手当の平均は?仕事内容や年収アップの方法も紹介

公開日:2022年8月23日 更新日:2023年3月29日

危険物取扱者の年収や手当の平均は?仕事内容や年収アップの方法も紹介


危険物取扱者の年収や手当の平均は?
仕事内容や年収アップの方法も紹介

危険物コラム06

危険物取扱者に関する仕事を目指す際、収入はやはり気になるもの。

資格があると、どのくらいの年収を得られるのでしょうか。

また資格手当はどのくらいもらえるかという点も、気になるポイントです。

この記事では危険物取扱者の年収や手当について、詳しく解説します。

また仕事内容や資格を得るメリットを解説し、収入を上げる方法を紹介します。

今よりも高い年収を得たい方は、ぜひお読みください。


最終更新日:

危険物取扱者の年収

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危険物取扱者の年収は、資格により多少の違いがあります。

この記事では有資格者の多い乙種4類と甲種や丙種を取り上げ、年収額を確認していきましょう。

また危険物取扱者には、手当が支給されるケースも少なくありません。

手当をどれだけもらえるかも、本記事で示します。

乙4(乙種4類)の年収

求人ボックスによると、危険物取扱者乙種4類(乙4)の平均月給は24万4,000円。

ボーナスが月給の3カ月分(夏・冬ともに1.5カ月分ずつ)支給されると仮定した場合の年収は、366万円となります。

月給のグラフを見ると、20万円から30万円の層が高くなっています。

乙4の取得により、ある程度の収入は得ることが可能。

一方で乙4の資格だけで年収500万円を超えるような仕事には、なかなか出会えません。

甲種の年収

危険物取扱者甲種の年収は、求人ボックスにより424万円と公表されています。

乙4よりも15%ほど高いことが特徴です。

乙4より上位の資格であることを、反映しているといえるでしょう。

年収のグラフを見ると、突出して高い年収額がありません。

このことは企業によって、年収が大きく異なることを示しています。

丙種の年収

丙種は乙4よりも下位の資格です。このため年収も、乙4より低くなります。

求人ボックスが公表している危険物取扱者丙種の平均月給は、21万3,000円。

ボーナスが月給の3カ月分(夏・冬ともに1.5カ月分ずつ)支給されると仮定した場合の年収は、319万5,000円となります。

月給のグラフを見ると、ほとんどの求人が月給25万円以下の層に納まっています。

丙種の資格だけで400万円以上の年収は、なかなか達成しにくいことがわかるでしょう。

資格手当について

危険物取扱者の資格手当は、会社により大きな違いがあります。

おおまかに見た傾向は、以下の通りです。

資格 資格手当の月額
乙種 500円~1,000円程度が多い。なかには月々2,000円支給する会社もある
甲種 乙種の1.5~2倍程度が目安。月々3,000円支給する会社もある
丙種 支給されない場合が多い

決して多額ではありませんが、年間を通してみると1万円~4万円の増収となるケースも少なくありません。

なお資格手当は、どの会社でももらえるわけではありません。支給しない会社も多いため、事前に確認しておきましょう。


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危険物取扱者の年収は高い?

危険物取扱者の年収は高いのでしょうか。

まずは危険物取扱者と直接関係する職業と比較してみました。

資格や職種 平均年収 備考
危険物取扱者(乙4) 366万円 ボーナスを3カ月分と仮定
危険物取扱者(甲種) 424万円
ガソリンスタンド 342万円
ビルメンテナンス 360万円
設備保全 423万円

乙4保有者の年収は、ガソリンスタンド勤務者の平均年収より高くなっています。

ガソリンスタンドに勤めるなら乙4を持っていると優遇されるということは、この点でも示されています。

またビルメンテナンスの年収は乙4と、設備保全の年収は甲種とほぼ同じということも特徴です。

他の資格と比較した場合は、以下の通りとなります。

資格や職種 平均年収 備考
危険物取扱者(乙4) 366万円 ボーナスを3カ月分と仮定
危険物取扱者(甲種) 424万円
ボイラー技士 369万円 特級・一級・二級の合計
電気工事士 417万円 第一種・第二種の合計

乙4はボイラー技士と、甲種は電気工事士とほぼ同じ金額の年収です。

総じて見ると、危険物の資格を持っているだけで高い給与は期待しにくいことが特徴。

年収アップのためには、他の資格や実力により評価を上げることが求められます。

危険物取扱者の仕事内容やできること

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危険物取扱者にはどのような仕事があり、何ができるのでしょうか。

ここからは仕事内容やできることを3つ取り上げ、解説します。

危険物の取り扱い

危険物の取り扱いとは以下のとおり、幅広い内容を指します。

  • 使用
  • 運搬
  • 給油や注油、詰め替え
  • 貯蔵

資格のない方は、実務で危険物を扱えないケースも少なくありません。

扱える場合でも、条件や上限の数量は限定されます。

危険物取扱者の資格を取ることで、さまざまな職場で危険物を扱うことが可能です。

扱える危険物の範囲は、合格した種類により異なります。

横にスワイプで左右にスライドできます。

資格の種類 扱える危険物の範囲
甲種 すべての危険物を扱える
乙種 合格した類に係わる危険物を扱える(乙4なら丙種で扱える危険物に加え、エタノールや酢酸なども可能)
丙種
    ガソリン
    灯油
    軽油
    第三石油類(重油、潤滑油及び引火点130℃以上のものに限る)
    第四石油類
    動植物油類

上記のとおり丙種よりも乙種のほうが、また乙種よりも甲種のほうがより多くの種類の危険物を扱えます。

無資格者の監督

職場によっては、危険物の有資格者と無資格者がいる場合も少なくありません。

無資格者を監督し適正な業務を行わせることも、危険物取扱者の仕事に含まれます。

またセルフのガソリンスタンドなどでは、来店客の操作を監視・監督する業務もあります。

この業務も、危険物取扱者の資格があれば遂行可能です。

これらの監督業務は、甲種の資格を持っていれば無条件で行えます。

一方で、丙種の資格では行えません。

また乙種の場合は、合格した類に係わる危険物に限られます。

たとえば乙4の場合はアルコールやガソリンを扱う監督業務は行えますが、赤リンやニトログリセリンなどを扱う監督業務はできません。

定期点検

危険物を扱う施設は1年に1回以上定期点検を実施し、その記録を3年間保管しなければなりません。

危険物取扱者は、定期点検に関する業務も行えます。

施設を安全に活用するうえでも、重要な役割を担います。

対象となる危険物は、「危険物の取り扱い」の場合と同様です。

無資格者を監督する場合と異なり、丙種でも定期点検は可能です。

危険物取扱者の資格を取得するメリット

危険物取扱者の資格を取るメリットは、4つあります。

それぞれのメリットを理解し、仕事に役立てましょう。

企業の選択肢が増え、転職しやすくなる

危険物を扱う仕事は、以下のとおり多数にのぼります。

  • ガソリンスタンド
  • 化学工場
  • タンクローリー
  • ビル管理
  • 石油貯蔵タンクを持つ企業

上記のなかには、危険物取扱者を求める企業も少なくありません。

応募資格に「危険物取扱者」がある、「危険物取扱者の資格を持つ方優遇」といった場合は、他の方よりも採用されやすくなります。

企業の選択肢が増え転職しやすくなることは、大きなメリットといえるでしょう。

特に乙4は以下の製品を扱える資格ですから、ニーズの高さが特徴です。

  • 工業や農業、船舶で使われる重油
  • 自動車産業と関連の深いガソリンや軽油
  • 家庭の暖房でよく使われる灯油

「就職に役立てたいが、どの類を選べばよいかわからない」という方は、乙4の受験をおすすめします。

資格を持つ方も多いですが、さまざまな職場で資格を活かせることが理由です。

6カ月以上の実務経験で危険物保安監督者になれる

6カ月以上の実務経験を有する危険物取扱者は、危険物保安監督者になることが可能です。

実際に誰を選任するかは、事業所が決定します。

危険物保安監督者になれる条件は、資格の種類により異なります。

資格の種類 危険物保安監督者になれる条件
甲種 危険物の種類を問わず選任可能
乙種 合格した類に係わる危険物に限る
(たとえば乙4なら、軽油やガソリン、重油など)
丙種 危険物保安監督者にはなれない

危険物保安監督者は、危険物を扱う多くの施設や企業で選ばなければなりません。

資格を取り危険物保安監督者に選任されれば、より一層重要な役割を担えます。

職場に欠かせない人と言われるメリットも見逃せません。

高齢になっても資格を生かせる

危険物取扱者の資格が役立つ仕事は、法令による規制が多いことも特徴。

ガソリンスタンドなど危険物取扱者を置かなければならない職場は、資格を持つ方の有無が重要です。

人手不足の時代、年齢を気にしていては職場が成り立ちません。

加えて危険物取扱者の資格を求める職場には、以下の特徴を持つ場合も多いです。

  • 高齢者の活躍が多い職場(ビルメンテナンスなど)
  • 重労働ではない職場(セルフのガソリンスタンドなど)

危険物取扱者の資格を求める職場は多数ありますから、高齢になっても資格を活かして働けます。

資格手当や一時金により収入が増える可能性がある

危険物取扱者の資格を取ると、収入が増える場合があります。

資格手当がつく会社に入れば、毎月の収入がアップ。

増加額は500円~1,000円程度と多くはないものの、より多くお金を受け取れることはうれしいものです。

企業によっては資格手当に代えて、合格時に一時金を支給する場合もあります。

お金をもらえるタイミングは1回だけとなりますが、収入が増えることには変わりありません。

危険物取扱者の将来性

危険物取扱者の資格は、将来性があるといえるでしょう。主な理由は、以下の3つにまとめられます。

  • さまざまな業種の企業が有資格者を求めている
  • 法令により、有資格者の配置が求められるケースが多い
  • ITに代替されにくい分野である

ガソリンスタンドや化学工場をはじめ、多種多様な業種によるニーズがある資格ですから、景気の変動による影響も受けにくいことが特徴。

仕事がなくなるというリスクが少ないため、将来にも活かせる資格です。

危険物取扱者で収入をアップさせる3つの方法

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せっかく危険物取扱者の資格を活かして働くなら、より高い収入を狙いたいもの。

その方法は、大きく3つに分かれます。収入を上げるコツを確認していきましょう。

高い給料が出る職場を選ぶ

同じ資格を求める仕事でも企業や業種によって、給与や手当、ボーナスの額は異なります。

幅広い企業や業種をチェックし、できるだけ高い給料が出る職場を選んで応募するとよいでしょう。

たとえば乙4の資格を活かせる職場として、ガソリンスタンドは有名です。

同じガソリンスタンドでも、運営会社によって待遇の違いはあります。

加えて乙4の有資格者は、ガソリンスタンド以外でも活躍可能。

1つの業種だけに執着せず、幅広い職場や業種から選ぶことが高い給与を得るコツです。

他の資格も取る

他の資格を取ることも、収入を上げる有効な方法です。

主な方法は、以下の3つに分かれます。

  • 上位の資格を取る
  • 他の類に合格する
  • 関連する資格を取る

どのように進めれば効果的か、詳しく確認していきましょう。

上位の資格を取る

「危険物取扱者の年収」で示したとおり、危険物取扱者は上位の資格を取ることで年収のアップが期待できます。

丙種の方は乙種4類、乙種の方は甲種が上位となる資格。

今の資格に満足せず上を目指すことも、年収を上げる方法のひとつです。

他の類に合格する

乙種の資格をお持ちの方は、他の類に合格することも有効となる場合があります。

この場合は、企業が求める類を選ぶことが重要。

以下の基準を参考にして、受験する類を決めましょう。

  • 実務と関連する類
  • 希望する業種や職種と関連する類

仕事に直結する類に合格することで、年収のアップが期待できます。

関連する資格を取る

関連する資格を取ることも、収入を上げる方法に挙げられます。

以下のなかから、仕事に直結する資格を取ると良いでしょう。

  • 消防設備士
  • 防火管理者
  • ボイラー技士
  • 電気工事士

良い仕事をして職場で評価される

職場で高い評価を得ることは地味な方法ですが、収入を上げる基本的な方法です。

良い仕事をして実績を上げれば評価も上がり、給与アップで報いられるケースも多いでしょう。

なにより職場でかけがえのない存在となることは、あなたの誇りとなります。

企業はあなたの仕事ぶりに対して給与を支払います。

資格で収入のアップを狙うことも良い方法ですが、仕事をおろそかにしないことも重要。

本業で収入を上げられることも、よく認識しておくとよいでしょう。

まとめ

危険物取扱者の資格だけで、700万円~800万円といった高めの年収は得にくいことが実情です。

しかし生活に必要な収入を得ることは可能。

上位の資格を取ることにより、年収のアップも期待できます。

危険物取扱者はITに代替されにくく、高齢になっても活かせる資格。

仕事の選択肢が広いことも特徴に挙げられます。

他の資格も組み合わせ、より高い年収を得るよう努めましょう。



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