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プラントエンジニアとは?種類や市場価値を解説 – 建設キャリア転職 –

公開日:2025年6月9日 更新日:2025年6月9日

プラントエンジニアとは?種類や市場価値を解説 – 建設キャリア転職 –

プラントエンジニアとは?種類や市場価値を解説

現在転職を考えている中で、「プラントエンジニア」という職業が気になっていませんか。プラントのプロジェクトマネジメントを行うプラントエンジニアは、大きなやりがいを感じながら高年収も目指せる仕事です。

この記事では、プラントエンジニアの概要やプラントの種類、プラントエンジニアの転職に有利な資格について詳しく解説します。さらに、プラントエンジニアの市場価値は高いことや平均年収もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。


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目次

プラントエンジニアとは

プラントエンジニアとは

プラントエンジニアとは、「プラント」と呼ばれる工場や施設の設計・建設・運用・保守などを行う仕事です。各工程に専門のエンジニアが存在し、該当のプラントが最も効率的に目的を果たすための設計や建築・施工管理、完成後のメンテナンスなどを実施します。

プラントの種類は、エネルギーや産業など様々であり、人々の生活には欠かせない施設だからこそ将来性の高い仕事といえます。また、携わった仕事が目に見える形で存在し、社会貢献にもつながるからこそ、大きな達成感を感じられるでしょう。

プラントの種類

プラントの種類

プラントエンジニアが手掛けるプラントは、下記4種類にわけることができます。

  • エネルギープラント
  • 化学プラント
  • 環境プラント
  • 産業プラント

上記4種類のプラントについて見ていきましょう。

エネルギープラント

エネルギープラントとは、火力や原子力などを利用してエネルギーを生産するプラントです。該当のプラントとしては、発電所や、産業設備の廃熱を利用したボイラープラントなどが挙げられるでしょう。

エネルギープラントは、現代社会のエネルギー供給を担当しており、私達の生活を支えています。最近では、太陽光や風力といった再生可能エネルギーの活用が進んでおり、エネルギープラントの多様性が増加しているのです。

化学プラント

化学プラントとは、石油や天然ガスなどから化学製品を製造するプラントです。具体的には、化学工場やガス精製工場などが当てはまります。

また、化学プラントは扱う原料に応じてさらに分類することができ、原油や石炭などを原料とする「有機化学プラント」と、アンモニアや硫酸などを原料とする「有機化学プラント」の2種類にわけられます。どちらのプラントであっても、危険な製品を多く扱っているため、担当するプラントエンジニアには高い専門知識やスキルが求められるでしょう。

環境プラント

環境プラントとは、廃棄物を処理して再利用できる資源に加工したり、焼却熱のエネルギーを再利用して発電したりするプラントです。代表例としては、浄水場や下水処理場などが挙げられるでしょう。

資源の再利用が目的のプラントだからこそ、地球環境への配慮が高まっている現代において需要の増加が見込まれます。これから先、私達人類が快適に生活をしていくためにも、重要視されているプラントでしょう。

産業プラント

産業プラントとは、食品や医薬品、化学製品など私達の生活に必要な生産物をつくっているプラントです。エネルギープラントや化学プラントを含む場合もあり、社会の基盤を支える重要な役割を担っています。

生きていくために欠かせないものをつくり出す産業プラントに携わることで、社会貢献度の高さにより大きな達成感を感じられます。新興国をメインに手掛ける傾向にあるので、海外進出に興味がある方にもおすすめです。

プラントエンジニアの転職に有利な資格

プラントエンジニアの転職に有利な資格

こちらからは、プラントエンジニアの転職に有利な4つの資格をご紹介します。

  • 技術士
  • 各種施工管理技士
  • 電気工事士
  • ボイラー技士

好条件で転職を成功させたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

技術士

技術士とは、科学技術に関する高い専門知識やスキルを持っていることを証明する資格です。建設部門や上下水道部門など、専門性に応じて21の部門にわかれているため、転職先で活躍できるような部門を選ぶことが大切でしょう。

技術士は、該当技術に関する計画・研究・設計・分析・試験・評価と、それらを指導できることを国に認められているので、資格を取得することで転職に大いに役立ちます。

各種施工管理技士

施工管理技士とは、計画通りに工事を完成させるため、工事全体を管理することができる資格です。プラントエンジニアの業務の1つに施工管理が挙げられるので、取得していると企業から重宝されます。

施工管理技士は、担当する分野に応じて以下7種類に分類されます。

また、施工管理技士の資格を取得していれば、現場によって配置が義務化されている「監理技術者」や「主任技術者」として業務に携われるため、好条件で転職が叶えられるでしょう。

電気工事士

電気工事士とは、電気工事に従事できる資格です。電気工事は、電気工事士がいなければ行えないため、有資格者は幅広いプラントで高い需要が期待できます。

電気がある限り電気工事士の価値は揺るがないことから、抜群の将来性も見込まれるでしょう。工事できる範囲によって、第一種電気工事士・第二種電気工事士に分類されており、第二種電気工事士であれば実務経験がなくても受験することができます。

ボイラー技士

ボイラー技士とは、ボイラーの運転・管理・点検・修繕などを行うことができる資格です。ボイラーを取り扱う、または設置している事業所によっては、ボイラー技士の設置が義務付けられているため、プラントエンジニアへ転職するときにも有利になるでしょう。

実務経験のない方は、誰でも受験することができる「二級ボイラー技士」の取得を目指すことがおすすめです。ボイラーに関する知識を取得していると証明できるため、転職時に効果的なアピールをすることができます。

プラントエンジニアの市場価値は高い

プラントエンジニアの市場価値は高い

プラントエンジニアの市場価値が高いことは、下記の理由によるものです。

  • 再生可能エネルギーを使ったプラントの新設需要がある
  • 更新需要がある
  • 海外需要がある
  • プラントエンジニア自体が不足している

現在は、環境保護に向けて新エネルギーに目を向けられているため、プラントの新設需要がありますし、プラントの老朽化によって更新需要も見込めます。また、発展途上国といった海外からの需要が多いことも理由の1つです。

さらに、プラントエンジニアの定年退職が進んでおり人材が不足していることから、市場価値は高まっているといえます。

プラントエンジニアの平均年収

プラントエンジニアの平均年収

厚生労働省の職業情報提供サイト「jop tag」では、プラントエンジニアの中でも主にプラントの設計に関わるプラント設計技術者の全国平均年収は612.4万円とされています。令和5年分民間給与実態統計調査(国税庁)によると日本の平均年収は460万円なので、プラントエンジニアは仕事のやりがいと高年収を目指したい方におすすめです。

「プラントエンジニアの平均年収を業種別に紹介 – 建設キャリア転職 – | CIC日本建設情報センター」では、プラントエンジニアの年代別平均年収もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

まとめ

この記事では、プラントエンジニアの概要やプラントの種類、プラントエンジニアの転職に有利な資格などについて詳しく解説しました。

プラントエンジニアへの転職を考えている方は、建設業に特化した転職支援サービス「建設キャリア転職(運営会社:CIC日本建設情報センター)」のご利用がおすすめです。長年にわたり築いた企業様との強固な関係からご希望に合った求人をご紹介させていただくので、「自分で探しても良い求人が見つけられない」「業界未経験で不安」という方もお気軽にご相談ください。


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