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ビルメンを定年後のセカンドキャリアにおすすめする理由を徹底解説 – 建設キャリア転職 –

公開日:2025年5月29日 更新日:2025年5月29日

ビルメンを定年後のセカンドキャリアにおすすめする理由を徹底解説 – 建設キャリア転職 –

ビルメンを定年後のセカンドキャリアにおすすめする理由を徹底解説

「ビルメン(大規模建設物の設備管理)」は、定年後のセカンドキャリアとしておすすめということをご存じでしょうか。シニア歓迎の求人が多く、体力的な負担が少ない職種のため、定年後に自分らしく働きたい方に最適です。
この記事では、ビルメンを定年後のセカンドキャリアにおすすめする理由、ビルメンの資格試験の合格率、ビルメンを目指す人が持っていると有利な資格について詳しく解説します。


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目次

ビルメンとは

ビルメンとは

ビルメンとは、オフィスビルや商業施設などの建物に関する維持管理を担う人や業務のことであり、正式名称は「大規模建設物の設備管理(ビルメンテナンス)」です。

仕事内容としては、建物内の衛生や設備管理、警備・防災業務などを行い、ビルに訪れるお客様が快適に過ごせるような環境の提供や、不動産としての資産価値を保全などが挙げられます。未経験者でも転職は可能ですが、ビル管理士(ビル管)などの資格を持っていると有利になるでしょう。

ビルメンを定年後のセカンドキャリアにおすすめする理由

ビルメンを定年後のセカンドキャリアにおすすめする理由

ビルメンを定年後のセカンドキャリアにおすすめする理由は、以下のとおりです。

  • シニア歓迎の求人が多い
  • 体力的な負担が少ない仕事が多い
  • 再就職に適した働き方ができる案件が多い
  • 現役時代の経験や資格を活かすことができる
  • 就業者の平均年齢が高い

上記5つの理由について詳しく解説します。

シニア歓迎の求人が多い

ビルメンにはシニア歓迎の求人が多く、定年後の最就職につなげやすいメリットがあります。

通常、応募できる年齢が制限される求人もあるため、再就職の際に一苦労することは珍しくありません。しかし、ビルメンであれば未経験からでもシニアを歓迎する求人が多く存在するので、スムーズに再就職を叶えられるでしょう。

体力的な負担が少ない仕事が多い

ビルメンは、体力的な負担の少ない仕事が多いという特徴もあります。施設に設置されている点検業務やメンテナンス、書類作業などがメインとなるため、重い荷物を運ぶなどの力仕事は少ないです。

「重労働は避けたい」「業務量や納期に追われるのは嫌」と考えている方は、定年後のセカンドキャリアとしてビルメンが適しています。

再就職に適した働き方ができる案件が多い

ビルメンを選ぶことで、仕事と生活のバランスをとりやすくなり、再就職に適した働き方をすることが可能です。拘束時間が短かったり業務範囲が限定的だったりする求人が多いため、正社員時代のように朝から晩まで拘束されることなく自分の時間も大切にできます。

「何年も仕事に打ち込んできたから、定年後は自分らしい生活をしたい」という思いがある方にも、ビルメンはぴったりでしょう。

現役時代の経験や資格を活かすことができる

ビルメンへ再就職をする際、現役時代の経験や資格を活かすことができます

もちろん、電気機器の点検業務などビルメンに関する仕事に従事していた方は、再就職でも有利になりますが、未経験の方であっても定年まで働き培ってきたスキルが評価されることも。よりスムーズに再就職を進めたい方は、「ビル管理士」などの資格を取得することがおすすめです。

就業者の平均年齢が高い

ビルメンは、就業者の平均年齢が高いという特徴も挙げられます。ビルメンテナンス情報年鑑2023の調査では、ビルメンに関する常勤従業員の年齢比率は下記のとおりでした。

  • 40歳未満:21.5%
  • 40~59歳:41.3%
  • 60歳以上:37.2%

実際に定年後に活躍している方が多いことも、ビルメンをセカンドキャリアにおすすめする理由といえます。

ビルメンの資格試験の合格率

ビルメンの資格試験の合格率

ビルメンは、特定の資格を取得していなくても就業することは可能ですが、「スムーズに再就職したい」「良い条件で働きたい」と考えている場合は資格取得がおすすめです。

特に、建築物の維持・衛生管理の監督が行える資格「ビル管理士」を取得していれば、多くの企業から歓迎されるでしょう。ビル管理士の合格率は、以下のとおりです。

試験実施年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度 令和6年度
受験者数 10,146人 9,924人 9,651人 9,413人 8,232人 7,593人
合格者数 1,245人 1,933人 1,707人 1,681人 1,819人 1,759人
合格率 12.3% 19.5% 17.7% 17.9% 22.1% 23.2%

ビル管理士の資格を取得するには、受験資格を満たしている必要があるので、資格の概要を確認しておきましょう。


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ビルメンを目指す人が持っていると有利な資格

ビルメンを目指す人が持っていると有利な資格

ビルメンで定年後のセカンドキャリアを充実させるためには、「ビルメン4点セット」「ビルメン三種の神器」の取得を検討してみましょう。これらの資格を取得していると、再就職がしやすくなるうえ報酬アップにもつながりやすいため、転職で有利となります。

「ビルメン4点セット」や、「ビルメン三種の神器」に該当する一部の資格は、受験資格が設けられていないので未経験の方でも取得することが可能です。こちらからは、「ビルメン4点セット」「ビルメン三種の神器」に該当する資格についてご紹介します。

ビルメン4点セット

「ビルメン4点セット」とは、以下4つの資格のことです。

資格の種類 概要
第二種電気工事士 600V以下で受電する一般用電気工作物の電気工事ができる資格
第三種冷凍機械責任者 1日の冷凍能力が100t未満の製造施設の管理ができる資格
二級ボイラー技士 一般に設置されている製造設備・暖冷房・給湯用のエネルギー源としてのボイラーを取り扱える資格
危険物取扱者乙種4類 引火性液体(ガソリンなど)を取り扱える資格

上記の中でも「第二種電気工事士」は、どの建物でも実施する可能性がある電気工事に関連する資格なので、優先的に取得することがおすすめです。

ビルメン三種の神器

「ビルメン三種の神器」とは、以下3つの資格を指します。

資格の種類 概要
建築物環境衛生管理主任技術者(ビル管理士) 建築物の維持管理・衛生管理を監督することができる資格
第三種電気主任技術者 電圧が5万ボルト未満の事業用電気工作物の保安・監督ができる資格
エネルギー管理士 エネルギー使用方法の改善や管理ができる資格

ビルメン三種の神器は、ビルメン4点セットよりも取得難易度が高いといわれています。未経験の方は、まずビルメン4点セットからチャレンジしてみましょう。

定年後も働く理由

定年後も働く理由

「定年後も働いていたい」と考えるシニアが多い理由としては、以下3つが考えられます。

  • 金銭的な安定や余裕
  • やりがい
  • 社会とのつながり

上記3つの理由について見ていきましょう。

金銭的な安定や余裕

定年後も働く選択をすることで、金銭的な安定や余裕につながります。現在の日本では通常65歳になれば年金をもらえますが、物価高の社会では心もとないと感じることもあるでしょう。

趣味を充実させるなどの快適な生活を送るためにも、定年後に仕事に取り組むシニアは増えています。

やりがい

定年後も働くメリットとして、やりがいを感じられることも挙げられます。新しい知識や技術を習得することは自己成長につながりますし、自分の仕事が認められれば「頑張ってよかった」と感じられるでしょう。

仕事のやりがいによって充実した生活を送れるため、人生を豊かにすることができます。

社会とのつながり

社会とのつながりを得られることも、定年後に働く理由でしょう。仕事をしないことで社会との接点がなくなってしまい、心に空白ができたり孤立感を感じたりすることは珍しくありません。

職場という居場所を持つことで、生き生きとした過ごし方を叶えられるのです。

まとめ

まとめ

この記事では、ビルメンを定年後のセカンドキャリアにおすすめする理由、ビルメンの資格試験の合格率、ビルメンを目指す人が持っていると有利な資格などについて詳しく解説しました。

「定年後はビルメンの仕事をしようかな」と考えている方は、建設業に特化した転職支援サービス「建設キャリア転職(運営会社:CIC日本建設情報センター)」を利用してみましょう。建設業界歴26年の実績から、他にはない独自の求人情報もふまえてあなたの希望に合った優良求人をご紹介します。


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