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熱中症予防管理者労働衛生教育とは?法改正と必要性を解説

公開日:2026年4月13日 更新日:2026年4月13日

熱中症予防管理者労働衛生教育とは?法改正と必要性を解説

熱中症予防管理者労働衛生教育とは?法改正と必要性を解説

地球温暖化の影響により、かつての「記録的な猛暑」は、今や常態化しています。耐えがたい暑さは夏にとどまらず、春先や秋口にも熱中症のリスクが広がっています。
そして、近年、職場での死亡・死傷者数が過去最多を更新し続けており、その主な原因が「初期対応の遅れ」にあることが判明したため、熱中症対策が2025年6月から「罰則付きの法的義務」となりました。

令和7年の職場における熱中症の発生状況を見ると、死亡を含む休業4日以上の死亡者数は減少したものの、熱中症予防のための労働衛生教育の実施を確認できなかった事例も見られたた。そのため、すべての職場において、熱中症防止対策をさらに強化するため、令和8年3月に「職場における熱中症防止のためのガイドライン」が定められ、このガイドラインに基づく熱中症防止対策を講ずるよう広く呼びかけられています。


CIC熱中症予防管理者インストラクター養成講座

目次

熱中症とは?

快晴

熱中症は、高温多湿な環境で、体内の水分と塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、循環調節や体温調節など体内の調整機能が破綻するなどにより発症する障害の総称です。
めまい・失神、筋肉痛や筋肉の硬直、大量の発汗、頭痛・手足の運動障害、高体温等のなど、さまざまな症状が現れ、適切な処置を怠り手遅れになると、死に至ることもある大変恐ろしい疾病です
しかし、熱中症は、正しい知識を持ち、適切な予防対策を講じることで、その発症を予防することが十分に期待できます。そのためにも、熱中症について学ぶことが喫緊の課題といえます。

熱中症の症状

熱中症防止

熱中症と思われる症状には次のものがあります。

  • めまい・失神・生あくび
  • 筋肉痛・筋肉の硬直
  • 大量の発汗
  • 頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
  • 集中力・判断力の低下
  • 意識障害・痙攣・手足の運動障害
  • 高体温

他にも普段と違った行動や体調の変化がある場合には、熱中症の可能性がありますので注意が必要です。

熱中症予防管理者とは?

打合せ

近年の暑熱環境は、作業負荷や作業時間の調整を怠ると死亡災害が生じかねません。そこで、現場ごとに、熱中症とその予防についての知識を修得した熱中症予防管理者を選任することが勧奨されています。

熱中症予防管理者の業務

  • 作業に応じて、適用すべきWBGT基準値を決定する。
  • WBGT値の低減対策を検討し、その実施状況を確認する。
  • あらかじめ各作業従事者の暑熱順化の状況を確認する。
  • 作業開始前において作業従事者の体調及び暑熱順化の状況を確認する。
  • 作業場所のWBGT値の把握と結果の評価を行う。
  • 職場巡視を行い、作業従事者の水分及び塩分の摂取状況を確認する。
  • 退勤後に体調が悪化しうることについて注意喚起する。
  • 熱中症に関する労働衛生教育の実施状況を確認する。

熱中症予防管理者の関係法令

受験生

令和6年の職場における熱中症の死亡者数は31名と、3年連続(令和4年~6年)で30名以上になっていました。また、厚生労働省が行った分析によると、死亡災害のほとんどが、「初期症状の放置・対応の遅れ」が原因であることがわかっています。
これらの経緯を踏まえ、職場における熱中症対策について、令和7年6月1日から改正労働安全衛生規則(第612条の2を新設)が施行されました。
この改正により、WBGT値が28度以上又は気温が31度以上の場所において継続して1時間以上又は1日4時間を超えて行われることが見込まれる作業では、早期発見のための報告体制整備、緊急時手順の作成、作業者への周知が義務化されました。(罰則は、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金)
このように、現場において、死亡に至らせない(重篤化させない)ための適切な対策の実施が必要となりました。

熱中症予防管理者労働衛生教育とカリキュラム変更

令和8年3月18日付け基発0318第1号「『職場における熱中症防止対策のためのガイドライン』の策定について」が発出されました。この「職場における熱中症防止のためのガイドライン」では、所要の熱中症に係る労働衛生教育を受講した方を「熱中症予防管理者」として選任し、作業管理等の熱中症予防対策を行わせることが求められています。
また、熱中症予防対策を一層強化するよう求められ、熱中症予防管理者労働衛生教育のカリキュラムも変更されました。
そのため、CIC日本建設情報センターでは、上記カリキュラムに沿った「熱中症予防管理者インストラクター・講師養成講座」を開催しております。

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参考:職場における熱中症防止のためのガイドライン


CIC熱中症予防管理者インストラクター養成講座

熱中症予防管理者インストラクター養成講座

構図

熱中症予防管理者インストラクター・講師養成講座」は、令和8年3月に公表された「職場における熱中症防止のためのガイドライン」に対応した内容となっており、自社内ならびに協力会社の方に対し、熱中症予防の教育を行うインストラクターを養成し、労働災害の撲滅を目的としています。

こんな方にオススメ

  • 社内で熱中症予防管理者の修了者を増やしたい方
  • 各現場に熱中症予防管理者教育修了者を置いて熱中症対策を充実させたい方
  • 社内教育を行うための講義資料を揃えたい方
  • 令和8年3月に発表された新カリキュラムで社内教育を行いたい方

受講料は40,000円(税込44,000円)です。

  • 東京会場2026年4月27日(月) 10:00~16:30
  • 大阪会場2026年5月11日(月) 10:00~16:30

通学講座は講習会参加日当日に配布、通信講座ですとカード型の修了証を後日郵送します。


CIC熱中症予防管理者インストラクター養成講座

まとめ

熱中症予防_水を飲む

猛暑や蒸し暑い室内での作業は、作業負荷や作業時間の調整を怠ると死亡災害が生じかねません。そのため、現場には熱中症とその予防についての知識を修得した熱中症予防管理者を選任することが推奨されています。
CIC日本建設情報センターでは、社内で熱中症予防管理者の修了者を増やしたい方、並びに各現場に熱中症予防管理者教育修了者を置いて熱中症対策を充実させたい方に向けて、令和8年度も「熱中症予防管理者インストラクター・講師養成講座」を実施します。

熱中症予防管理者インストラクター・講師養成講座」は、通年ではなく期間限定の講座となり、2025年(令和7年)開催時は全会場満席となり、大変ご高評をいただきました。今年2026年(令和8年)の開催につきましても、早期満席が予想されます。お早目にお申し込みいただきますようお願いいたします。


CIC熱中症予防管理者インストラクター養成講座

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