第二種電気工事士の技能試験はどんな問題が出る?試験に必要な工具についても詳しく解説!

第二種電気工事士の技能試験はどんな問題が出る?
試験に必要な工具についても詳しく解説!

第二種電気工事士コラム17

「第二種電気工事士の技能試験ってどんな問題?」
「第二種電気工事士の技能試験に必要な工具について知りたい」

とお考えではありませんか?

第二種電気工事士の技能試験は、筆記試験に合格した方が受験できる試験です。

候補問題全13問のうち1問が出題され、欠陥なく施工を完了できると合格できます。

本記事では、第二種電気工事士の技能試験における概要と勉強方法、必要な工具と選び方について解説します。

最終更新日:

第二種電気工事士の実技試験とは?

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第二種電気工事士の実技(技能)試験は、候補問題から出題される配線図を欠陥なく施工することで合格可能な試験です。

筆記試験の合格者のみ受験できるのが特徴で、筆記試験と技能試験の両方に合格すると第二種電気工事士の免状を取得できます。

第二種電気工事士の試験概要や試験内容について詳しくみていきましょう。

試験概要・日程

第二種電気工事士試験は上期と下期の年2回実施されます。

技能試験における例年のスケジュールは、以下の通りです。

横にスワイプで左右にスライドできます。

項目上期試験下期試験
申込受付期間3月中旬~4月上旬8月下旬~9月上旬
筆記試験日5月下旬10月下旬
合格発表日(筆記)7月上旬11月下旬
技能試験日7月下旬12月下旬
合格発表日(技能)8月下旬翌年1月中旬

参照:電気技術者試験センター

技能試験の合否をわけるポイントの1つが「技能試験対策を始めるタイミング」です。

表を見ると、筆記試験合格発表後から1ヶ月弱の期間で技能試験が行われます。

そのため、十分に対策できない可能性があります。

十分な対策期間を取るため、筆記試験実施後の自己採点などで合格の手ごたえを感じたら技能試験の対策を始めましょう。

出題内容

第二種電気工事士の実技(技能)試験は、以下の内容で出題されます。

項目内容
試験概要配線図を時間内に施工する試験
問題内容事前に公表される候補問題全13問のうち1問の配線図が出題
試験時間40分
合否の判定
  • 結線の正誤
  • 欠陥の有無

実技(技能)試験の難しいポイントの1つが「試験時間が40分」である点です。

比較的短いため、1つのミスで焦りが生じたり結線が間に合わなかったりして不合格となる可能性があります。

難易度・合格率

第二種電気工事士実技(技能)試験の難易度はどのくらいなのでしょうか?

過去5年間の合格率から難易度を確認しましょう。

横にスワイプで左右にスライドできます。

実施年度上期試験下期試験
令和3年度74.2%71.1%
令和2年度67.9%72.9%
令和元年度67.4%62.2%
平成30年度69.3%64.8%
平成29年度71.3%63.4%

参照:電気技術者試験センター

技能試験の合格率は、60%前半〜70%前半を推移していることが分かります。

そのため試験日までに対策を計画的に取ることで十分に合格を狙うことが可能です。

実技試験対策に必要な勉強方法は?

第二種電気工事士の実技(技能)試験に必要な対策のポイントは、主に以下の3つです。

  • 候補問題の複線図を覚える
  • 候補問題を2~3周施工する
  • 実技試験の欠陥内容を把握する

このほか、実技試験では受験者が工具を揃える必要があるため自分に適した工具を素早く準備することも大切です。

実技試験で必要な工具や選び方については後述しますので、ここでは上記3つのポイントについて詳しくみていきましょう。

ポイント①候補問題の複線図を覚える

実技(技能)試験で出題される配線図は「単線図」と呼ばれる状態です。

これを施工するためには「複線図」と呼ばれる状態に書き直す必要があります。

複線図は、電線の本数や器具に接続する電線の色など単線図よりも細かい状態を記載して、より正確に施工するための配線図です。

まずは候補問題の複線図を一通り書いて書き方を覚えましょう。

その後、何周か繰り返して数分で正確に記載できるようにしてください。

目標は試験開始3分程度で複線図の記入を完了させることです。

複線図を記載するのが遅い場合、施工時間が短くなるので素早く正確に書けることを目指して繰り返しましょう。

ポイント②候補問題を2~3周施工する

実技(技能)試験で出題される配線図は、候補問題全13問の中から1問が出題されます。

そのため合格するためには、候補問題を繰り返し施工して対策することが大切です。

目安は、候補問題を2~3周施工しましょう。

最初の1周で基本的な施工や完成までの流れを確認し、2・3周目で試験時間内に施工を終わらせることを意識するのが効率的です。

ただし本番を意識した問題で施工するには、テキストや通信講座の受講が必須となります。

公式サイトの情報は候補問題の配線図しか公表されないため、具体的な施工条件などを意識して勉強したい方は、テキストや通信講座などを利用して施工しましょう。

ポイント③実技試験の欠陥内容を把握する

実技(技能)試験に合格するために重要なのは、正確な結線と欠陥の無い施工です。正確な結線は、複線図のマスターや施工を繰り返すことで身につきます。

一方で欠陥は、施工を通しながら実際に経験したり知識として調べたりして身につけなければいけません。

例えば欠陥の例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 電線と器具の接続時、電線の黒線と白線を逆に接続している
  • ケーブルの外装が損傷している
  • リングスリーブの圧着刻印を間違えている

など

また欠陥の例について電気技術者試験センターでも詳しく公表されています。

候補問題の施工を繰り返しながら欠陥についても調べて知識をつけておくことが大切です。

どんな工具が必要か?

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第二種電気工事士の実技(技能)試験では、以下の工具が指定工具とされています。

  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • ペンチ
  • 電工ナイフ
  • 圧着工具
  • ウォーターポンププライヤー
  • スケール

このほか、あると便利な工具としてVVFストリッパーなども挙げられます。

それぞれの工具について概要を詳しく解説します。

プラスドライバー

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プラスドライバーは、主にねじを締めて固定することを目的として使用する工具です。

端子台やアウトレットボックス、接続用のコネクタなどにねじが使用されています。

またドライバーには電工用のドライバーがあるのも特徴です。

電工用のドライバーは持ち手が丸く作られており、通常のドライバーと比べて絶縁の性能に優れています。

ただし、実技試験においてはプラスドライバーであれば指定できるため、自分に適したものを用意して使用しましょう。

マイナスドライバー

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マイナスドライバーは、先ほど解説したプラスドライバーのマイナス版です。

ねじの固定以外にも配線器具の引き抜きや器具の取付け・取外しにも用います。

またプラスドライバーと同様、マイナスドライバーにも電工用のものがあります。

自分に合ったものを使って施工しましょう。

ペンチ

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ペンチは、電線の加工や切断、器具の固定などを目的として使用します。

中央部分で切断、先端部分で挟んで加工できるのが特徴の工具です。

またペンチを選ぶ際は、自分が持ちやすいものを選びましょう。

握りやすく切れやすいものを選んでストレスなく配線図を施工することが大切です。

圧着工具

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圧着工具は、電線を接続するために用いる「リングスリーブ」を圧着するための工具です。

リングスリーブは圧着する際、電線の本数や太さによって刻印が決められています。

そのため圧着工具を使用する際は、特小・小・中・大の4種類の中から適したものを選択して圧着することが大切です。

また、圧着工具を購入する際は圧着端子用のものを購入しないようご注意ください。

柄が黄色のものがリングスリーブ用なので間違わずに購入しましょう。

電工ナイフ

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電工ナイフは、電気工事用に使用する専用のナイフです。

器具と電線を接続するためには電線の被覆を剥くことが必要ですが、電工ナイフはその被覆剥きに役立ちます。

ただし電工ナイフは切れ味が鋭いため、心線を傷つけたり自身が怪我をしたりしないよう取扱いにはご注意ください。

購入する際は、折りたたんで使用できるものを選ぶと怪我のリスクを減らせるのでおすすめです。

ウォーターポンププライヤー

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ウォーターポンププライヤーは、アウトレットボックスに接続する金属管にあるロックナットの締め付けを目的に実技(技能)試験で使用されます。

扱い方としてはペンチと類似しており、開閉範囲を調整して固定したい部品を挟んだ後、廻して固定するのが一般的です。

ウォーターポンププライヤーは全長の長さが違うものが販売されているため、自身の手の大きさや使いやすさにあわせて選択しましょう。

布尺(スケール)

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布尺(スケール)は、長さや幅を測定することを目的に使用します。

測定を目的に決められているので、スケール自体の種類は問われません。

定規やスケール(メジャー)、布尺の中から自分が好きなものを選んで使いましょう。

ただし実技(技能)試験は、試験会場で使用するテーブルによって作業スペースが異なります。

そのため、練習を通して扱いやすいと感じたものを使用することが大切です。

VVFストリッパー

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VVFストリッパーは指定工具ではありませんが、作業時間の短縮が図れる非常に便利な工具です。

電線の被覆剥がしや切断、心線の曲げ加工など幅広く使えます。

工具に電線を通し、ストリッパーを閉じて引き抜くだけで簡単に被覆が剥がせます。
芯線やケーブルの長さを測るためのスケールや、3芯同時にストリップできる製品もあります。

実際、多くの受験者が実技(技能)試験で使用しています。

また心線を傷つけるリスクが低いのもメリットです。

本番などは緊張などから力が入りすぎる可能性もあるため、不安要素を減らすのは非常に良いと言えるでしょう。

工具の選び方

工具を選ぶ際、以下の3つのポイントを踏まえて購入しましょう。

  • 初めての方は安さで選ばない
  • 中古品を購入しない
  • 既存の工具が古びている場合は買い替える

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

選び方①初めての方は安さで選ばない

第二種電気工事士の実技(技能)試験を初めて受験する方でこれから工具を揃える場合、安さで選ばないようにご注意ください。

安いのが悪いというわけではありませんが、使用感や機能性を確かめた上で購入することが大切です。

安さを重要視しすぎるあまり、使用感が悪くて買い直ししてしまっては結局高く出費してしまいます。

そのため価格に対して機能性が見合っているか、実際に使用して特に問題なく施工できるかといったポイントを踏まえた上で工具を選びましょう。

選び方②中古品を購入しない

工具を準備する際、中古品を購入するのは避けましょう。

中古品の場合、以下のようなデメリットがあります。

  • 工具の開閉が堅い
  • 機能性が劣化している
  • 新品のものより使いにくい

新品又は新品に限りなく近い状態の工具以外は信じない方がよいでしょう。

不合格のリスクはできる限り低くしたいので、工具は新品のものを揃えてください。

選び方③既存の工具が古びている場合は買い替える

既存の工具の使用をお考えの方で工具が古びている場合は買い替えをご検討ください。

新品に近い状態なら問題ありませんが、年数がかなり経っている場合機能性が劣化している可能性があります。

もし本番の試験で工具が破損した場合、代わりの工具は支給されないため不合格です。

練習した時間が無駄になってしまうため、工具はなるべく新しい状態にしておきましょう。

まとめ

本記事では、第二種電気工事士の技能試験における概要と勉強方法、必要な工具と選び方について解説しました。

技能試験に合格すると第二種電気工事士の免状を取得できます。

合格率も低いわけではないので一発で合格したいところです。

試験に合格するためには複線図をマスターして候補問題を施工し、欠陥について知識をつけておくことが大切です。

繰り返し施工する中で、徐々に合格に必要な力を身に付けていきましょう。

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