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【外国語対応】刈払機安全衛生教育の受講するメリットなどを徹底解説!

公開日:2025年7月2日 更新日:2025年7月2日

【外国語対応】刈払機安全衛生教育の受講するメリットなどを徹底解説!

【外国語対応】刈払機安全衛生教育の受講するメリットなどを徹底解説!

刈払機安全衛生教育は、刈払機を取り扱う作業者が必要な知識・技術力を身につけるための講習です。国籍や雇用形態に関係なく、刈払機の業務に従事する作業者に対して安全衛生教育の受講が義務づけられています。

この記事では、刈払機安全衛生教育の概要や外国人労働者に受講してもらう方法を解説します。注意点などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


CIC刈払機取扱作業者安全衛生教育

目次

刈払機安全衛生教育とは

刈払機安全衛生教育とは

刈払機安全衛生教育は、刈払機を取り扱う作業者に対して受講が義務づけられている講習です。この安全衛生教育は、刈払機に関する正しい知識と操作技術を習得し、安全な作業を徹底することで労働災害を未然に防ぐことが目的となります。

また、消費者庁で注意喚起されている刈払機の危険性は以下のとおりです。

  • ヘルメット、保護メガネや防振手袋など、保護具を必ず装着する
  • 作業前に機器の点検を行う
  • 異物を除去して半径16m以内に人がいないことを確認する
  • 周囲の障害物などにぶつかって刈刃が跳ねるので注意する
  • 刈刃に詰まった異物の除去は機器を止めてから行う
  • 周囲の人は作業者の状況を確認する

未受講者が作業に従事するのは非常に危険なだけでなく、周囲の人間の労働災害にもつながる恐れがあります。そのため、国籍や雇用形態に関係なく安全衛生教育の修了者だけが作業に従事しましょう。

刈払機安全衛生教育の受講対象者

刈払機安全衛生教育には、特に受講資格は設けられていません。刈払機を取り扱う作業者が安全衛生教育の受講対象となります。

安全衛生教育の内容に関しては後述しますので、ぜひ参考にしてみてください。

刈払機安全衛生教育の講習内容

以下の表は、刈払機安全衛生教育の講習内容をまとめたものです。

▼学科講習

講習科目 受講時間
刈払機の知識 1時間
刈払機の作業知識 1時間
刈払機の点検・整備の知識 0.5時間
振動障害やその予防のための知識 2時間
関係法令等 0.5時間
合計 5時間

▼実技講習

講習科目 受講時間
刈払機の作業等 1時間

刈払機安全衛生教育は、学科5時間・実技1時間の内容で実施されます。学科講習で刈払機安全衛生教育を正しく取り扱うための知識、実技講習で技術力を身につけます

また、受講時間は最低受講時間です。実際の受講時間は機関によって異なるため、事前に機関などの公式サイトで確認しておくとよいでしょう。

刈払機安全衛生教育の受講方法

刈払機安全衛生教育の受講方法

刈払機安全衛生教育の受講方法は、主に次の3つです。

  • 講習機関で実施される集合講習
  • 講師を招いて行う出張講習
  • Web(オンライン)による講座受講

一般的なのは、各講習機関が実施している講習の受講です。講師の手配などが不要なため、スムーズに受講できるのがメリットです。ただし、会場まで足を運ぶ必要があるため、交通手段に不慣れな外国人労働者の場合は移動が難しくなる可能性があります。場合によっては、企業側で送迎の対応が求められることもあるでしょう。

次に、講師を事業所へ招いて実施する出張講習も受講方法の1つです。受講者は移動せずに受講できるため、落ち着いて講習に集中できるというメリットがあります。一方で、講師の交通費や宿泊費が発生する可能性があるほか、受講人数が少ない場合には対応してもらえないこともあります。

こうした中で、受講者・事業者の両方に負担が少ない受講方法がWeb講座です。Web形式であれば、受講者は自分のスケジュールに合わせて学習を進められます。また、会場への移動や送迎の手配、出張費用の負担も発生しません。効率的かつ経済面の不安も解消して受講できるのが大きなメリットです。

Web講座の中には多言語対応に対応した字幕付きのものもあり、外国人労働者にとっても安心して受講できる環境が整っています。CIC日本建設情報センターでは、英語・ベトナム語・インドネシア語字幕に対応した講座をご用意しておりますので、ぜひご活用ください。

外国人労働者が刈払機安全衛生教育を受講する場合

外国人労働者が刈払機安全衛生教育を受講する場合

外国人労働者が刈払機安全衛生教育を受講する際、受講できるかどうかは、主に以下2つの基準に基づいて判断されます。

1. 日常生活に必要な日本語の理解力がある ・講習に関する読み書きや会話において、日本人労働者と同程度の日本語力があること
2. 専門的、技術的な事項に関する日本語の理解力も十分ある ・講師の説明のうち、専門用語以外の内容を概ね理解できること
・ひらがなやカタカナを読むことができる程度の日本語力があること

これらの基準を満たしていないと判断された場合、受講の途中であっても退席を求められたり、修了証が発行されなかったりする場合があります。

そのため、日本語力に不安がある場合は、Web(オンライン)講座の利用を検討するのも1つの方法です。Web講座であれば、事業者の管理のもとで受講・修了することができ、受講を終えたら修了証を取得できます。

受講前に一度、外国人労働者の日本語理解度をしっかりと確認し、それぞれに適した受講方法を選ぶことが大切です。

なお、多言語字幕対応のWeb講座は、あくまで一定程度の日本語能力を持つ受講者(上記表①に該当)を対象としたサポートであり、翻訳内容の完全な正確性を保証するものではありません。

日本語が理解できる労働者にはWeb(オンライン)講座がおすすめ

日本語が理解できる労働者にはWeb(オンライン)講座がおすすめ

日本語を理解できる外国人労働者が刈払機安全衛生教育を受講する場合、Web(オンライン)講座の活用がおすすめです。Web講座には、次のようなメリットがあります。

  • 時間や場所を選ばず受講できる
  • 自分のペースで学習を進められる
  • 柔軟に視聴できる

各講習機関の講習を受講する場合、たとえ日本語をある程度理解できる受講者であっても、講師の話すスピードが速いために内容の理解・把握に時間がかかったり、聞き逃してしまったりする可能性があります。

その点、Web講座であれば、一時停止や繰り返しの視聴が可能なため、受講者の理解度に合わせて学習を進められます。受講者が自分のペースで学べるのは、大きなメリットといえるでしょう。

また、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を活用して受講できる点も、Web講座ならではのメリットです。ただし、労働時間外に受講を行う場合、事業者が一方的に受講を義務づけられません。時間外での受講をしてもらう場合には、時間外手当の支給など、適切な対応が求められます。

刈払機安全衛生教育を外国人が受講する際の注意点

刈払機安全衛生教育を外国人が受講する際の注意点

刈払機安全衛生教育を外国人が受講する際の注意点は、主に以下のとおりです。

  • 日本語が理解できない場合は受講できない
  • 通訳できるのは専門用語だけ
  • 対応していない言語もある

それぞれの内容について詳しく解説します。

注意点1. 日本語が理解できない場合は受講できない

刈払機安全衛生教育は日本語で実施されるため、受講者には一定水準の日本語の読解力や記述力が求められます

たとえば、「特定技能」の在留資格を持つ外国人労働者の場合、日本語能力試験(JLPT)N4以上の合格が取得条件となっているため、基礎的な日本語力があると見なされやすく、特別教育の受講要件を概ね満たしていると判断される可能性が高いです。

一方で、日本語の理解が不十分と判断された場合は、受講が認められない可能性もあるため注意が必要です。さらに、必要な日本語力を備えていない受講者を修了させた場合、事業者側が責任を問われるリスクも生じます。

そのため、受講前に日本語力の確認を行っている講習機関に相談するなど、状況に応じて柔軟に対応することが大切です。

注意点2. 通訳できるのは専門用語だけ

日本語で行われる安全衛生教育では、通訳の同席が認められる場合もあります。ただし、通訳が対応できる範囲には限りがあり、すべての講義内容を翻訳できるわけではありません

一般的に通訳が認められているのは、専門用語などの技術的な部分のみです。補足説明や全体の解説などは対象外となることが多くなっています。

また、通訳がついていたとしても、受講者の理解度によっては受講そのものが認められないこともあります。このような点を踏まえ、多言語対応のWeb講座などで受講してもらうなど別の受講方法も検討してみてください。

注意点3. 対応していない言語もある

外国人労働者向けの講習を実施している講習機関もありますが、すべての言語に対応しているわけではありません

英語に対応している機関は比較的多いものの、フランス語やイタリア語、中国語の方言(北京語・上海語など)にまで対応しているケースは限られています。希望する言語で受講できない可能性がある点は注意しておきましょう。

そのため、講習の申し込みを行う前に、受講者が理解できる言語に対応しているかどうかを確認しておくことが大切です。

外国人労働者がCIC日本建設情報センターの講座を受講する場合

外国人労働者がCIC日本建設情報センターの講座を受講する場合

CIC日本建設情報センターでは、外国人労働者の方でも受講できる刈払機安全衛生教育のWeb講座を提供しております。ここからは、CIC日本建設情報センターのWeb講座の特徴を詳しく解説します。

英語・ベトナム語・インドネシア語字幕付きWeb(オンライン)講座を提供

日本で働く外国人労働者の多くは、ベトナムやインドネシア出身の方が占めています。CIC日本建設情報センターが提供するWeb講座では、こうした背景に配慮し、それぞれの母国語に対応した講座を提供しています。これにより、受講者は慣れ親しんだ言語で、安心した学習が可能です。

また、受講者の中には、母国語よりも英語の方が理解しやすいという方もいます。そのようなニーズにも対応できるよう英語字幕にも対応しており、多様な言語ニーズに応える柔軟なサポート体制が整っています。

受講者の専用アカウントを発行

CIC日本建設情報センターのWeb講座では、受講者一人ひとりに専用のアカウントが発行されます。学習の進捗状況やこれまでの受講履歴は、管理画面でいつでも確認できるため、学習の計画や振り返りに役立つでしょう。

自分のペースで着実に学びたい方にとっても、使いやすく継続しやすい学習環境が整うのが特徴です。

顔認証システムでの受講確認

CIC日本建設情報センターのWeb講座では、受講者がきちんと画面の前で受講しているか不安に感じる事業者の方にも安心してご利用いただけるよう、顔認証システムを導入しています。

顔認証システムによって、受講者が画面の前にいない場合は講座が進行しない仕組みです。修了時には確実に本人が受講していたことを証明できます。

修了証の発行形式

CIC日本建設情報センターのWeb講座を修了すると、修了証が発行されます。修了証の形式は、PDF版とカード版の2種類から選ぶことが可能です。

PDF版は講座修了後すぐにダウンロード可能で便利です。一方、カード版は携帯しやすく、現場で提示を求められる場面でもスムーズに対応できます。現場で働くことも考えると、持ち運びしやすいカード版での発行をおすすめします。

申し込みの際に希望する形式を選択できますので、自分に適した修了証を選んでみてください。

まとめ

まとめ

この記事では、外国人労働者が刈払機安全衛生教育を受講する方法や注意点について解説しました。

安全衛生教育の受講方法には、各講習機関の講習会への参加や出張講習の依頼などがあります。ただし、日本語の理解度が足りないと受講できないだけでなく、必要に応じて送迎の必要性が出てきたり交通機関で迷ったりするリスクが生じます。受講方法にお悩みの場合は、事業者と受講者の両方にメリットのあるWeb(オンライン)講座での受講がおすすめです。

Web講座は、日本語が聞き取れなかった箇所や分からない部分を巻き戻しや一時停止するなど、自由に視聴できます。多言語字幕に対応した講座であれば、外国人労働者の慣れ親しんだ言語でじっくりと理解を深められます。

CIC日本建設情報センターでは、英語・ベトナム語・インドネシア語字幕に対応した刈払機安全衛生教育のWeb講座を用意しております。外国人労働者の方でもモチベーションを維持しながら計画的に学習を進められる内容となっておりますので、ぜひ受講をご検討ください。


CIC刈払機取扱作業者安全衛生教育

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