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酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育とは?資格概要や主任者技能講習との違いも解説!

公開日:2024年4月25日 更新日:2024年5月8日

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育とは?資格概要や主任者技能講習との違いも解説!

マンホール内や坑道内などは、酸素欠乏症の危険性がある危険な作業現場です。こうした作業現場で働くためには、どのような資格が必要なのでしょうか。

このような現場で必要とされる資格は「酸素欠乏危険作業者」です。この資格を取得するためには、「酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育」を受講する必要があります。

では、実際に資格を取得するためには、どのような講習を受けるのか、どのような方が資格を取得すべきか。そして、取得の方法にはどのような方法があるのかなど、酸素欠乏危険作業者資格とその取得方法について詳しく解説していきます。


CIC酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育講座

 

目次

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育とは?


酸欠や硫化水素中毒の危険性がある作業現場は少なくありません。こうした現場で働くには資格の取得が必須となっています。それが「酸素欠乏危険作業者」という資格です。この資格取得のために必要なのが「酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育(以下:酸欠特別教育)」です。

では、この特別教育に関して簡単に解説していきましょう。

酸欠や硫化水素の危険がある現場で作業する方全員が受講すべき教育

酸欠特別教育は、酸素欠乏症や硫化水素中毒が発生する可能性がある現場で作業する方すべてに対し、受講が義務化されている講習です。酸欠特別教育を受講していない方は作業現場に入れないため、事業者は多くの従業員に受講してもらわなけれななりません。

1種と2種がある

酸欠特別教育には1種と2種があります。1種は酸素欠乏症について学び、2種は酸素欠乏症と硫化水素中毒について学びます。2種の受講内容には1種の受講内容のすべてが含まれますので、2種を受講するのがよいでしょう。

特別教育を受講することで資格が取得できる

酸欠特別教育を受講し修了すると、「酸素欠乏危険作業者」という資格が手に入り、危険な作業現場での業務に従事できるようになります。

資格というと、受験のための要件を満たし、資格試験に合格しないと取得できないイメージがあるかもしれません。しかし、酸素欠乏危険作業者は、酸欠特別教育を修了した方すべてが取得できる資格となっています。

酸素欠乏・硫化水素危険作業特別教育を受講する条件

受講条件

酸欠特別教育の受講資格は、18歳以上であるという年齢の条件のみです。学歴や職歴はもちろん、国籍なども問わない講習ですので、多くの方が受講可能です。就職してすぐの新入社員でも受講可能ですので、事業者の方は、現場に入る可能性がある方すべてに、できるだけ早いタイミングで受講してもらうのが基本となります。

特別教育と主任者技能講習の違い

主任者技能講習との違い

酸欠特別教育と似た名称の講習に「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習」があります。特別教育と主任者技能講習の違いや、受講すべき方の違いなどを紹介していきましょう。

主任者技能講習は管理監督者のための講習

主任者技能講習は、酸欠や硫化水素中毒の可能性がある作業現場において、現場監督や作業主任者に選任される方が修了すべき講習です。特別教育と同様に1種と2種があり、1種は酸欠のみ、2種は硫化水素中毒も含めた講義内容となります。

特別教育は現場作業員全員が受講すべき教育

上記の通り、特別教育は酸欠や硫化水素中毒の危険性がある現場で作業するすべての方が受講すべき講習です。講習の内容は、学科科目5科目を5時間30分以上受講するもので、受講したことで修了となります。

受講が学科科目のみのため、講習を開講している外部団体や企業の講習を受講することもできますし、オンライン講習でも受講は可能です。

外部団体や企業の講習は、毎日開催されているわけでもありませんし、事業所の近隣に必ず会場があるというわけでもありません。事業者としては準備する必要がなく手間のかからない受講方法ではありますが、業務上の効率面を考えるとあまり効率的な受講方法とは言えません。

多くの従業員に効率よく受講してもらうのであれば、オンライン講習がおすすめとなります。

主任者技能講習受講者は特別教育は免除される

主任者技能講習は、学科科目に加え実技科目があり、また、受講後には修了検定もあります。この検定に合格して初めて修了となり、「酸素欠乏危険作業主任者」が取得できるのです。

主任者技能講習を修了した方は、酸欠特別教育の受講が免除され、作業現場に入ることが可能となります。ただし、主任者技能講習にも1種と2種があり、1種主任者技能講習を修了した方が免除されるのは、1種酸欠特別教育のみです。2種酸欠特別教育を修了していないと、入れない現場には入れません。

主任者技能講習においても、2種の取得が推奨されています。

酸素欠乏危険作業者資格が活躍する現場や業界

酸素欠乏危険作業者資格が活躍する現場

酸素欠乏危険作業者の資格が活躍する業界は、非常に幅広いのが特徴です。酸欠の可能性がある作業現場は、マンホール内や坑道、タンク内など密閉された空間が中心となります。こういった現場で作業する業種としては、電気・水道工事、建設業、清掃業などが考えられます。

硫化水素が発生する作業現場は、汚泥やし尿などが多い現場です。汚泥などが混ざりあうことで化学反応が起き、硫化水素が発生するケースが考えられます。マンホールや井戸、暗渠などがその代表でしょう。こちらの場合も業種も幅広く、電気・水道工事、土木建設業、清掃業など多くの方が取得すべき資格であると言えます。

また、こうした現場での作業を行う事業者は、多くの従業員に資格取得をしてもらう必要があります。資格がなければ作業ができませんので当然です。

多くの従業員に資格取得をしてもらうためには、取得効率が重要です。業務に支障が出ないように調整しながら資格取得を促すのであれば、ネット環境があれがいつでもどこでも酸欠特別教育を受講できるオンライン受講がおすすめです。

まとめ

酸欠特別教育のまとめ

酸欠特別教育を受講すると、酸素欠乏危険作業者の資格が取得でき、酸欠等の危険性がある現場での作業が可能となります。この資格は酸欠等の危険性がある現場で働くすべての作業員が取得すべき資格です。

より多くの従業員に、より効率的に資格取得をしてもらうためには、オンライン講習の受講がおすすめです。いつでもどこでも受講できるオンライン講習であれば、業務に支障をきたさない範囲で、効率よく資格取得が目指せます。

CIC日本建設情報センターでは、酸欠特別教育のオンライン講習を提供しています。日本建設情報センターの特徴は、受講しやすく、理解しやすく、管理しやすいという点です。

CIC日本建設情報センターのオンライン講習に申し込んでいただくと、受講者全員に個別アカウントが付与されます。そのため、受講者の方は自分のタイミングでどこでも受講が可能です。

また、受講しているかどうかは、顔認証システムでしっかり管理しています。受講者の進捗状況が一目でわかりますので、管理する手間も省けるでしょう。

受講内容は、基礎知識がない方でも理解できるような丁寧な解説となっています。対面式の授業では、後に質問を受け付けることが可能なため、どうしても講師がマイペースで授業を進めがちですが、オンラインの場合はそうはいきません。

初心者の方が初めて受講しても理解できるよう、丁寧な講義になっているのが最大の特徴です。

酸欠特別教育のオンライン受講を考えている事業者の方は、是非一度ご相談ください。

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