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第三種冷凍機械責任者の合格発表はいつ頃?合格から免状交付までの流れをやさしく解説!

公開日:2022年9月7日 更新日:2025年5月26日

第三種冷凍機械責任者の合格発表はいつ頃?合格から免状交付までの流れをやさしく解説!


第三種冷凍機械責任者の合格発表はいつ頃?
合格から免状交付までの流れをやさしく解説

第三種冷凍機械責任者コラム04

第三種冷凍機械責任者を目指すうえで、合格がわかる時期は気になるもの。

この資格は、免状の申請が必要という点も留意しておきたいポイントです。

合格発表が行われる時期は、毎年決まっています。

この記事では試験の合格だけでなく、免状の申請方法についても詳しく解説します。

それぞれのポイントを把握し、早期の資格取得につなげてください。

第三種冷凍機械責任者とは?

挿絵

第三種冷凍機械責任者は、冷凍機や空調機の管理に役立つ資格です。

冷凍機は食品工場などを中心に、空調機は幅広い建物で広く使われています。

日々の暮らしを支える、重要な資格といえるでしょう。

ビル管理の技術者に必要な「ビルメン4点セット」にも含まれている資格です。

第三種冷凍機械責任者は試験に合格した後、免状の申請が必要です。

免状を受け取ってはじめて、資格として認められることに注意してください。

第三種冷凍機械責任者試験の流れ

第三種冷凍機械責任者をめざす方法は、大きく2つに分かれます。

それぞれどのような流れになるか、詳しく確認していきましょう。

国家試験のみ受験する場合

国家試験のみ受験する場合は年1回の試験日にあわせて、以下の2科目を受験してください。

試験会場は、47都道府県すべてに1箇所以上設けられます。

横にスワイプで左右にスライドできます。

試験科目 試験時間 出題数 出題形式 合格ライン
法令 60分 20問 択一式 60%以上
保安管理技術 90分 15問 択一式 60%以上

の試験日は、(日)です。


から始まり、に終了します。

試験当日だけ都合をつければ良い点は、メリットといえるでしょう。

出願時期は早いことに注意が必要です。

は、(月)から(水)が受付期間となります。

2022年の試験の概要は、高圧ガス保安協会のWebサイトで公表されています。

受験予定の皆さんはチェックし、締め切りに遅れないよう出願しましょう。

受験手数料は9,800円です。

高圧ガス保安協会の講習を利用する場合

合格を目指すには、高圧ガス保安協会の講習を利用する方法もあります。

講習会の最後に行われる「保安管理技術」の検定試験に合格し、国家試験では法令のみ受験する方法です。

講習の活用には、以下のメリットがあります。

  • 年2回のチャンスがある
  • 合格後、余裕をもって法令の科目に集中できる

この方法を使う場合は先に講習会を受講し、検定試験に合格しなければなりません。


年上期は、以下のスケジュールで行われます。

横にスワイプで左右にスライドできます。

項目 期間 備考
申込受付期間 申込はインターネットに限る
受講に必要な情報の通知 メールで通知
講習の受講 合計21時間以上の視聴が必要
検定試験日 保安管理技術のみ。で実施
合格発表日 合否通知が発送される。また高圧ガス保安協会のWebサイトで、合格者番号が発表される
受講料 19,500円(税込) 申し込み後、指定された口座に振り込む

から講習会はオンラインでの受講に変更となり、検定試験のみ会場で実施する方法に変わりました。

検定試験に合格した後は国家試験に出願しましょう。

法令のみ受験し合格すれば、免状交付の資格を得られます。

第三種冷凍機械責任者の合格率

第三種冷凍機械責任者の合格率は、全科目受験者と法令のみ受験者で異なります。

過去3年間の合格率は、以下のとおりです。

年度 全科目受験者 法令のみ受験
32.4% 78.0%
18.3% 79.9%
40.5% 86.2%

「法令のみ受験」の合格率はかなり高くなっていますが、それでも5人から7人に1人は落ちる試験ですから油断はできません。

一方で全科目受験者の合格率は法令のみの方よりもかなり低いですが、それでも平均して3割程度。

しっかり準備すれば、合格も十分に可能です。

忙しい中で合格するためには?

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日々忙しい業務のなか、試験に合格するためには押さえておきたいポイントがあります。

どの方法を取れば合格へ近づけるか、確認していきましょう。

計画を立てて学習する

合格には、計画的な学習が欠かせません。

試験日までの日数を計算したうえで、1週間単位でやるべきことをリストアップし、時間を確保して学ぶことがおすすめです。

テキストを一読して終了するのではなく、過去問など問題集も解き、弱点を補強する時間も用意しておきましょう。

学習を進めていくと、当初の計画よりも進む場合もあれば、遅れる場合もあります。

定期的に学習スケジュールを見直すことも、合格には欠かせないポイントです。

計画を立てる際には、受験申込のスケジュールも組み込んでおきましょう。

うっかり出願を忘れた場合は、1年待たなければなりません。

受付開始日と締切日の把握により、確実な受験が可能です。

通信講座の活用をおすすめ

第三種冷凍機械責任者を受験するなら、通信講座の活用がおすすめです。

専門家が監修した教材や問題集を活用することで、合格へ近づけます。

近年では動画教材を使った講座も多数開催されているため、より理解が深まるようになりました。


日本建設情報センターでも、2種類の「第三種冷凍機械責任者」対策講座を用意しています。

  • スマートフォンでも講義を視聴できる「Webコース」
  • インターネット回線が不安定な場所でも学べる「DVDコース」

動画は合計で17時間。

高圧ガス保安協会の講習では視聴できる時期が限られますが、「第三種冷凍機械責任者」対策講座では試験日当日までいつでも視聴できることが強みです。

教材には動画に加えて、テキスト、問題集、法令対策編講義資料などが含まれます。

第三種冷凍機械責任者に必携の「初級 冷凍受験テキスト」もセットされていますので、別途購入する必要はありません。

受講料は23,500円~24,500円。教材の充実度を考えると、高圧ガス保安協会の講習よりもお得です。


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合格後の免状交付に必要なものと申請手順

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第三種冷凍機械責任者の試験に合格しただけでは、資格を得たとはいえません。

免状の交付を受けて、初めて資格の欄に書けます。

ここからは、合格後に免状を申請するうえで必要なものと申請手順を確認していきましょう。

試験結果の確認方法

試験結果は、欠席者を除く受験者全員に通知されます。

1月上旬に合否通知書が発送されるため、書面での確認が可能です。

また合格発表日の午後3時に、高圧ガス保安協会公式サイトで合格者番号が発表されます。

合否通知書の到着を待たず、合格者番号を確認して必要書類を準備することも良い方法です。

免状の申請手順

免状を申請する方法は、受験した都道府県により2つに分かれます。

それぞれの方法を、順に確認していきましょう。

申請する際は郵便局に持ち込み、簡易書留で発送してください。

東京都、新潟県、山梨県、兵庫県、長崎県の場合

第三種冷凍機械責任者の試験を以下の都県で受験し合格した方は、受験した都県が定める方法で申請します。

  • 東京都
  • 新潟県
  • 山梨県
  • 兵庫県
  • 長崎県

各都県が定める免状交付申請書に記入し、必要な書類や手数料を添えて申請してください。

申請方法は郵送・窓口を選べますが、東京都は郵送のみとなっています。

なお県によっては、事前の電話連絡を求めている場合があります。

申請する県の申込ページを参照してください。

上記以外の42道府県の場合

この場合は、高圧ガス保安協会が窓口となります。

合否通知書と免状交付申請書が届きますので、必要な書類を添えて高圧ガス保安協会に返送してください。

その後、免状が届きます。

免状申請に必要な書類

ここからは、免状申請に必要な書類はなにか確認していきましょう。

準備する際に注意しておきたいポイントも含めて、解説します。

免状交付申請書

免状交付申請書の書き方は、都県に申請する場合と高圧ガス保安協会に申請する場合で異なります。

東京、新潟、山梨、兵庫、長崎の5都県は、各都県が指定するフォーマットを使って申請してください。

申請する都県のWebサイトから申請書をダウンロードして、必要事項を記入しましょう。

申請先が高圧ガス保安協会の場合は、あらかじめ交付申請書に印字されている項目があります。

内容を確認のうえ、申請書に必要事項を記入しましょう。

免状交付申請書をなくした場合は高圧ガス保安協会のWebサイトからダウンロードできます。

この場合はA4サイズで印刷し、必要事項を漏れなく記入しなければなりません。

合否通知書

合否通知書は、高圧ガス保安協会から送付されたものを使います。

高圧ガス保安協会に申請する42道府県では免状交付申請書と一体ですから、切り離さないように注意してください。

手数料

免状の発行手数料は、3,400円です。

納付方法は「申請先道府県の収入証紙」が基本ですが、以下の都府県では異なります。

都道府県 手数料を納付する方法
福岡県 福岡県領収証紙を用意する
東京都 専用納付書で支払い、領収証書(副)を用意する
納付書がない場合は現金書留で送付する
大阪府 金融機関やコンビニで支払い、手数料納付済証を用意する
鳥取県 金融機関やコンビニで支払い、納税証明書<納付済証>を用意する
広島県 金融機関で支払い、払込証明書を用意する

写真2枚

冷凍機械責任者の免状申請には、縦横2.5cmの写真が2枚必要です。

そのままのサイズはないため、縦3cm×横2.5cmの写真を用意しカットするとよいでしょう。

写真は撮影日から6カ月以内であることが必要です。

裏面に撮影年月日、氏名、年齢(東京都は免状の種類も)を記入してください。

新潟県、山梨県、兵庫県、長崎県に申請する場合、写真は申請書に貼らず同封します。

それ以外の都道府県に申請する場合は、用意した写真を免状交付申請書に1枚ずつ貼り付けます。

その際、以下の点に注意してください。

  • 写真は裏返しにする
  • 写真の上部をテープで軽く仮止めする

他の試験や免許申請では「のりを使ってはがれないようにしっかり貼り付ける」ことが求められがちですが、冷凍機械責任者の免状申請ではこのようなことをしてはいけません。

免状返送用封筒

都県に直接申請する場合は免状返送用封筒を用意し、郵便番号、住所、氏名を記入してください。

切手の貼付はいりません。

封筒は、定型サイズの封筒(縦14~23.5cm、横9~12cm)であることが必要です。

一例として兵庫県は「23.5cm×12cm程度のもの」と示しています。

一方で高圧ガス保安協会に申請する42道府県では、免状返送用封筒を用意する必要はありません。

できあがった免状は、簡易書留郵便で届きます。

免状交付までの期間

免状の交付までには、通常2週間程度です。

1月から3月までの期間は試験合格者が出る時期ということもあり、4週間程度かかると公表されています。

また東京都では月2回の公布日を設けているため、申請したタイミングによっては到着まで1カ月以上を要する場合もあります。

合格通知を受け取った後すぐに資格を活用する予定がなければ、4月以降に免状交付の申請を行うことも1つの方法です。

免状申請を忘れたら

読者のなかには、「部屋の中を整理していたら、合格通知書と免状交付申請書が出てきた」という方もいるのではないでしょうか。

このような場合でも、申請し免状を受け取ることは可能です。

免状申請は合格後いつでも行えますが、申請をしないといつまでも有資格者になれません。

合否通知書など申請に必要な書類を紛失するリスクも上がるため、気がついたら速やかに申請するとよいでしょう。

まとめ

試験の受験と合格発表の時期までは全国共通ですが、免状申請方法は都道府県で異なります。

第三種冷凍機械責任者の資格は免状が届いて初めて得られるものですから、合格後も申請方法をしっかりチェックし、抜けや漏れなく申請することが重要です。

また免状の交付までには、1カ月程度の日数をみておきましょう。

新社会人や4月からの転職で活用したい場合は、あまり余裕がありません。

合格したらすぐ免状の申請ができるよう、早めに準備することをおすすめします。


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