「最終学歴が高卒だけどゼネコンに転職できるかな」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。転職にあたって学歴が重視される傾向はあるものの、ゼネコンに関しては高卒で採用されるケースは少なくありません。
この記事では、最終学歴が高卒でもゼネコンに転職はできるかどうか、採用しているゼネコンの事例、一般的なキャリアパスなどについて詳しく解説します。
公開日:2025年7月24日 更新日:2025年7月24日
「最終学歴が高卒だけどゼネコンに転職できるかな」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。転職にあたって学歴が重視される傾向はあるものの、ゼネコンに関しては高卒で採用されるケースは少なくありません。
この記事では、最終学歴が高卒でもゼネコンに転職はできるかどうか、採用しているゼネコンの事例、一般的なキャリアパスなどについて詳しく解説します。
最終学歴が高卒であっても、ゼネコンに転職することは可能です。新卒と比べると求人内容や求人数は異なりますが、大手企業も高卒を採用している事例はあるので、ぜひ検討してみましょう。
高卒でゼネコンに転職することが可能な理由としては、以下2つが挙げられます。
上記2つの理由について詳しく解説していきましょう。
ゼネコンは、案件をこなすために必要な人員数が多いため、高卒であっても転職することは可能です。特に、大きなプロジェクトに関わる企業の場合は、人が少なければ施工の品質も低下してしまうので、積極的に学歴不問で採用を強化している場合もあります。
また、建設業界は今まで現役として働いてきた労働者が高齢となっていることから、人材不足を感じているゼネコンも多いです。このため、高卒の方を貴重な人材として歓迎するゼネコンも一定数存在します。
もし、工業高校で専門スキルを習得していたり、業務に関する資格を取得していたりする場合は、学歴に関係なく転職で有利になるでしょう。ゼネコンをはじめとする建設業界は専門スキルをもとに仕事を進めていくため、有資格者などは入社しやすい傾向があります。
現在、最終学歴が高卒でゼネコンへの転職を有利に進めたいのであれば、関連する資格を取得することもおすすめです。ゼネコンで好評価をもらえる資格の中には、実務経験がなくても取得できるものが多いので、ぜひ検討してみてください。
こちらからは、高卒の採用をしているゼネコン3社をご紹介します。
募集職種や採用給、諸手当などを解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
大林組とは、東京スカイツリー®など、存在感のある建造物をつくりあげてきたゼネコンです。国内建設をメインに、海外建設や開発、グリーンエネルギー関連など、幅広い分野に取り組んでいます。
大林組では、2025年6月時点で経験者採用として下記の求人情報を掲載しています。
応募資格 |
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募集職種 | 建築職 |
採用給 | 年収690万円~1,300万円
(経験や年齢によって異なる) |
諸手当 |
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賞与 | 年2回 |
勤務時間 | 8:30〜17:15
(部門により時間が異なる) |
福利厚生 |
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清水建設とは、モード学園コクーンタワーや大阪市中央公会堂など、社会の基盤となる数多くの建築物を手掛けてきたゼネコンです。「子どもたちに誇れるしごとを。」という想いのもと、建造物に関わる全てのプロセスで価値を追求し続けています。
清水建設では、2025年6月時点でキャリア採用として下記の求人情報を掲載しています。
応募資格 | 高卒以上で建築施工管理の経験を3年程度以上有する方 |
---|---|
募集職種 | 建築施工管理 |
採用給 | 年収570万円 〜 870万円 |
諸手当 |
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賞与 | 年2回 |
勤務時間 | 8:30~17:10 |
福利厚生 |
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前田建設工業とは、高瀬川発電所や上越線新清水トンネルなど、インフラ事業の整備に深く関わってきたゼネコンです。「山岳土木の前田」で知られており、現在は国内屈指の高さを誇るマンションを手掛けるなど、幅広い実績を残しています。
前田建設工業では、2025年6月時点でキャリア採用として下記の求人情報を掲載しています。
応募資格 | 【土木・機電技術者】
高卒以上、建設会社で実務経験のある方で、以下いずれかの有資格者
【建築・設備技術者】 高卒以上、建設会社で実務経験のある方で、以下いずれかの有資格者
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募集職種 |
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採用給 | 経験・能力等を考慮し当社規程により決定 |
諸手当 |
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賞与 | 年2回(7月、12月) |
勤務時間 |
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福利厚生 |
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高卒の方がゼネコンに入社した場合、現場仕事に携わった後、建設工事の現場技術者を指揮監督する「施工管理」を任されることが多いです。
実務経験を積み、施工管理で重宝される国家資格「施工管理技士」を取得することで、高収入も期待できるでしょう。
ゼネコンに入社した際、高卒と大卒では下記の違いが挙げられます。
上記3つの違いについて見ていきましょう。
ゼネコンをはじめとする求人は、大卒を対象にしているものが多いため、選べる仕事内容は少なくなりがちです。また、総合職は大卒以上の学歴が求められることが多いでしょう。
ただ、先ほどご紹介したように大手ゼネコンでも高卒を対象に募集していることもあるので、やりがいのある仕事を目指している方はぜひ挑戦してみてください。
採用給のみで比較すると、高卒は大卒よりも給与が低いことが多いです。
一方で、ゼネコンをはじめとする建設業界はスキルが身につくことで、年収も上がる傾向にあるので、高卒であっても高年収を十分狙えるでしょう。
キャリアパスや昇進スピードは企業によっても異なりますが、高卒の方が大卒の方よりもスムーズに昇進することも少なくありません。
ゼネコンはスキル保有者を積極的に歓迎する傾向にあるので、例えば現場で経験を積んだ後に大手ゼネコンへの転職を検討すれば、より効率的に昇進が見込めるでしょう。
他の業界と比べて、建設業界は実力や資格取得による逆転がしやすいです。このため、高卒であるかどうかよりも、実際のスキルに応じて転職や昇進が有利に進められるかが決まります。
高卒でゼネコンへの転職を検討している方は、実務経験や国家資格「施工管理技士」をはじめとした資格の取得を検討することで、大卒よりも高年収を目指せる可能性が十分あります。
この記事では、最終学歴が高卒でもゼネコンに転職はできるかどうか、採用しているゼネコンの事例、一般的なキャリアパスなどについて詳しく解説しました。
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