施主のこだわりを形にできるように建物の完成までをサポートする「設計事務所」。転職を考えているのなら、各設計事務所の年収についても把握しておきたいですよね。
この記事では、設計事務所の年収ランキングを「700万円以上」「600万円以上」「400万円以上」と3分類にわけて詳しく解説します。ほかにも、設計事務所とは何か、年収の高い設計事務所への転職にエージェント利用がおすすめの理由についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
公開日:2025年5月13日 更新日:2025年5月14日
施主のこだわりを形にできるように建物の完成までをサポートする「設計事務所」。転職を考えているのなら、各設計事務所の年収についても把握しておきたいですよね。
この記事では、設計事務所の年収ランキングを「700万円以上」「600万円以上」「400万円以上」と3分類にわけて詳しく解説します。ほかにも、設計事務所とは何か、年収の高い設計事務所への転職にエージェント利用がおすすめの理由についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
設計事務所とは、建築家がいる事務所のことであり、建物の設計や施工の管理を行っています。建築家1人がメインとなって活動する個人事務所から、複数の建築家を含むスタッフが働いている組織事務所など、規模は様々です。
ものや空間をデザインしていく設計事務所で働くことで、図面やデザインをもとに建物を完成させる達成感や、何年も残り続けるものをつくりあげた誇らしさなど、大きなやりがいを感じることができるでしょう。
設計事務所は、手がける仕事内容に応じて下記3種類にわけることができます。
上記3種類の設計事務所について見ていきましょう。
意匠設計事務所とは、主に建物の外観や内装のデザイン設計を担当する事務所です。
施主の希望を聞いたうえで、使い勝手もふまえながら間取りやデザインを予算内で設計します。意匠設計事務所は、さらに下記3種類にわけることが可能です。
構造設計事務所とは、建築物の安全性を考慮した設計を行う事務所です。
建築物の構造計算や解析、耐震診断や補強設計といった業務を専門に手がけており、地震などにより倒壊しないような設計を担っています。一般住宅の設計を施主から依頼されることは少なく、意匠設計事務所や建設会社、自治体や公共機関から仕事を受けることが多いです。
地震の発生しやすい日本だからこそ、構造設計事務所は必要不可欠な存在といえるでしょう。
設備設計事務所とは、電気設備や衛生設備などインフラの設計を行う事務所です。
建物の設計を実施するうえで、デザインや構造が重視されがちですが、電気やガス、水道などの設備は、人々が快適に過ごすために非常に重要な役割を持っています。室内環境を整え、エネルギー効率を良くするためにも、働きがいを感じられる事務所といえるでしょう。
設備設計事務所が担当する建物は、主に商業施設や公共施設などが挙げられます。
こちらからは、設計事務所の年収を下記3つの分類にわけたランキング形式でご紹介します。
各社の平均年収を確認しながら、設計事務所への転職活動に活かしていきましょう。
平均年収700万円以上の設計事務所ランキングは、以下のとおりです。
順位 | 会社名 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | 日本設計 | 870万円 |
2 | 三菱地所設計 | 866万円 |
3 | 日建設計 | 777万円 |
4 | 梓設計 | 733万円 |
5 | RIA(アール・アイ・エー) | 718万円 |
参照:他社転職サイトの年収データ
設計事務所の中でも高年収な企業に転職するには、ニーズに合わせた専門知識や経験が求められます。実務経験者の方は、過去のプロジェクト経験や成果を具体的に記載し、自分の強みをしっかりとアピールすることが重要です。
また、応募先の企業理念やプロジェクト実績を理解しておくことで、求める人物像であることを効果的に伝えられます。競争率の高いハイクラス企業だからこそ、綿密な準備が必要です。
より高年収を狙いたい方は、「ゼネコンの年収ランキング」も参考にしてみてください。
平均年収600万円以上の設計事務所ランキングは、以下のとおりです。
順位 | 会社名 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | 大建設計 | 686万円 |
2 | JR東日本建築設計 | 675万円 |
3 | 久米設計 | 658万円 |
4 | 山下設計 | 640万円 |
5 | 安井建築設計事務所 | 627万円 |
6 | 石本建築事務所 | 619万円 |
7 | 松田平田設計 | 601万円 |
参照:他社転職サイトの年収データ
平均年収600万円以上の設計事務所へ転職をする際も、実務経験や専門スキルの有無が大きく関わってきます。
今のスキルに自信のない方は、業務に関連する資格を取得しておくこともおすすめです。資格は、専門的な知識と技術を証明するものですし、取得者は大規模なプロジェクトにも参加することができるので数々の会社で歓迎されるでしょう。
平均年収400万円以上の設計事務所ランキングは、以下のとおりです。
順位 | 会社名 | 平均年収 |
---|---|---|
1 | NTTファシリティーズ | 579万円 |
2 | 日企設計 | 533万円 |
3 | 類設計室 | 443万円 |
参照:他社転職サイトの年収データ
設計事務所の中では年収が低いように感じるかもしれませんが、業界未経験の方を歓迎している会社もあり、先輩の指導を受けながら成長を目指せる環境が整っています。
着実なキャリアアップを目指すことができるので、異なる業種で働いている方は検討してみるのも良いかもしれません。
「できれば年収の高い設計事務所に転職したい」と考えている方は、転職エージェントを利用してみましょう。こちらからは、「経験者・資格保持者の場合」「未経験の場合」の2パターンにわけて、転職エージェントをおすすめする理由についてご紹介します。
経験者・資格保持者が転職エージェントを利用すれば、非公開の優良求人を紹介してもらえることがあります。
公開すれば応募が殺到する求人や、企業と強い信頼関係を築いているエージェントだからこそ確保している求人など、1人で探していたら出会えなかった仕事を提案してもらうことが可能です。さらに、給与や入社時期といった条件交渉も、エージェントが間に入ってサポートしてくれます。
現在の強みを最大限に活かしながら、自分の希望にマッチした求人を探したい方は、転職エージェントを利用してみましょう。
業界未経験の方が転職エージェントを活用すれば、プロのサポートによって転職の負担を軽減することができます。
設計事務所の業務に関する経験がない場合、1人ではなかなか希望通りの求人を見つけることは難しいもの。しかし、エージェントに相談することで、あなたの市場価値を活かせる求人を紹介してもらえます。
さらに、プロの視点から職務経歴書や履歴書の添削、実践的な面接のアドバイスを受けることができるため、キャリアチェンジをスムーズに進められるでしょう。
未経験の方は遅くても30代前半までというのが現実ではあるため、転職を考えている方は早めにエージェントに相談してみてください。
この記事では、設計事務所の年収ランキングを「700万円以上」「600万円以上」「400万円以上」と3分類にわけて詳しく解説しました。
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