「初任時の安全衛生推進者能力向上教育は、Web講座でも受けられるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
初任時の安全衛生推進者能力向上教育はオンライン形式でも受講可能です。自分のペースで学習を進められるため、効率的に知識を習得・更新できる点が魅力といえます。
この記事では、初任時の安全衛生推進者能力向上教育をWeb講座で受講する方法や、オンライン受講のメリット・デメリット、講座の具体的な内容について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
公開日:2025年4月21日 更新日:2025年4月21日
「初任時の安全衛生推進者能力向上教育は、Web講座でも受けられるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
初任時の安全衛生推進者能力向上教育はオンライン形式でも受講可能です。自分のペースで学習を進められるため、効率的に知識を習得・更新できる点が魅力といえます。
この記事では、初任時の安全衛生推進者能力向上教育をWeb講座で受講する方法や、オンライン受講のメリット・デメリット、講座の具体的な内容について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
安全衛生推進者は、一定の業種・事業場規模において労働災害の防止や職場の安全・衛生管理を推進するために設置が義務付けられている仕事です。以下の条件・業種に該当する場合に設置が必要となります。
設置条件 | 従業員が常時10~49人の事業場 |
---|---|
該当業種の例 | 林業、鉱業、建設業、運送業、清掃業、製造業(物の加工業を含む)、電気業、ガス業、熱供給業、水道業、通信業、卸売業(家具・建具などを含む)、小売業(家具・燃料などを含む)、旅館業、ゴルフ場業、自動車整備業、機械修理業 など |
また、類似した職業に衛生推進者がありますが、安全衛生者との違いは業種による区分のみです。職務内容に関しては安全面・衛生面をよくするという点が共通しています。
こちらの記事では、安全衛生推進者について詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
続いて、初任時の安全衛生推進者能力向上教育のWeb講座の概要について詳しく解説します。講座の詳細やWeb講座を受講する流れとあわせてご確認ください。
安全衛生推進者能力向上教育は、安全衛生推進者に選任された方を対象に、受講が推奨されている講習です。
特に選任された初期のタイミングでは受講が必要とされており、その後も必要に応じて継続的な受講が望ましいとされています。
この講習は、都道府県労働局に登録された外部機関のみが実施できるものであり、基本的には自社内で開催できません。ただし、Web講座の提供機関が都道府県労働局に登録されている場合は自社スペースでも問題なく受講できます。
必ず、労働局に登録された認定機関による講習を受講しましょう。
初任時に受講する安全衛生推進者能力向上教育をWeb(オンライン)講座で受講する場合、登録や初期設定の手順は、以下の通りです。
Web講座は、パソコンやスマートフォン、タブレットの端末を用いて学習します。そのため、初回ログイン時にはユーザー名やパスワードなどの設定が必要です。
ここからは、初任時に受講する安全衛生推進者能力向上教育がどのような内容で実施されるのか解説します。受講内容や受講対象者についてみていきましょう。
以下の表は、初任時の安全衛生推進者能力能力向上教育の受講内容をまとめたものです。
講習科目 | 講習の内容 | 実施時間 |
---|---|---|
安全衛生管理の進め方 | ・安全衛生推進者の役割と職務
・労働衛生管理 |
3時間 |
危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置等 | 危険性又は有害性等の調査及びその結果に基づき講ずる措置等 | 2時間 |
安全衛生教育 | ・安全衛生教育の方法
・作業標準の作成と周知 |
1時間 |
関係法令 | 労働安全衛生法令 | 1時間 |
合計 | 7時間 |
初任時の安全衛生推進者能力向上教育に関しては学科7時間の内容で実施されます。実技に関しては実施されません。学科をとおして、実践的な内容も学ぶため、集中して講習に取り組みましょう。
初任時の安全衛生推進者能力向上教育の受講対象者は「安全衛生推進者に選任されている方または選任を予定している方」です。
また、安全衛生推進者の選任には、以下のような学歴や職歴が求められます。
初任時の安全衛生推進者能力向上教育のWeb講座は、会場まで足を運ばず自分のタイミングで受講したい方に活用が適しています。ここでは、Web講座のメリットやデメリットについてご紹介しますので、活用が自分に適しているのかも含めて確認してみてください。
Web(オンライン)講座のメリットは、主に以下のとおりです。
Web講座は、インターネット環境があれば学習できる柔軟な受講方法です。受講者のライフスタイルや勤務状況に応じて、自分のペースで学習できます。
たとえば、通勤時間や休憩時間などのすきま時間を活用しやすいため、忙しい社会人にも適しているでしょう。ただし、事業者が労働時間外に受講を強制できません。受講者との相談のうえ、時間外手当の支給など柔軟な対応が必要です。
とはいえ、学習における自由度の高さは、Web講座の大きなメリットといえるでしょう。
Web講座は、自分のペースで学習を進められるのも大きなメリットです。受講者の理解度やスケジュールに合わせて、自由に調整できます。
対面の講習では、解説を聞き逃してもすぐに質問できないことがあります。一方、Web講座なら動画を一時停止・巻き戻しして繰り返し学習できるため、理解を深めやすいのが特徴です。
自分のペースでじっくり学びたい方には、Web講座がぴったりです。
Web講座は、専門講師の動画講義を受講するので自社で講師の用意が必要ありません。自分たちで講師を用意しない受講方法を選択したい場合にも適しているでしょう。
Web講座は、受講者だけでなく事業者側にもメリットがあります。講師の手配が不要で効率的に実施できるうえ、顔認証システムを導入している講習機関ならより安心できるためです。
顔認証システムは、ログイン時や視聴中に本人が席にいるかをチェックし、離席すると講義が進まなくなります。つまり、修了時には本人が実際に学習したことの証明にもなるわけです。
「Web講座は本人が席に座って学習しているか確認できないから不安…」と感じる事業者も、安心して受講を任せられるシステムといえるでしょう。
一方、Web(オンライン)講座には以下のようなデメリットもあります。
Web講座は自分のペースで学べる一方で、安定したインターネット環境が必要です。動画はデータ容量が大きいため、モバイル通信では速度制限にかからないかも注意しましょう。
Wi-Fi環境が整っている方は問題なく受講できます。一時的にWi-Fiの環境を整えたいという場合は、モバイルWi-Fiのレンタルなども1つの方法ですので検討してみてください。
受講前に、インターネット環境が整っているか確認しておきましょう。
Web講座は自分のペースで進められる反面、モチベーションの維持も大切です。計画を立てずに進めると、モチベーションが低下して学習を後回し、修了まで時間がかかる可能性があります。
そのため、講習機関の公式サイトから講義時間を事前に確認し、無理のないスケジュールを立てることがポイントです。自分の生活リズムに合わせて計画的に進めれば、集中して学習を続けやすくなるでしょう。
CIC日本建設情報センターでも、初任時の安全衛生推進者能力向上教育のWeb講座を用意しております。受講までの手順は、以下のとおりです。
CIC日本建設情報センターでは、修了証の発行形式として「PDF版」と「カード版」の2種類を用意しています。
PDF版は、Web講座を修了した直後にすぐダウンロードできる点がメリットです。一方でカード版は、コンパクトで持ち運びやすく、現場などにおいてその場で提示しやすいというメリットがあります。
どちらにもメリットがあるため、自分に合った形式を選ぶと良いでしょう。
この記事では、初任時の安全衛生推進者能力向上教育のWeb講座について解説しました。
初任時の衛生管理者能力向上教育講習は、学科講習のみで合計7時間の内容となります。4つの講習科目から構成されています。受講方法は複数ありますが、Web講座でも問題なく学習できるため、お悩みの方はオンラインでの受講がおすすめです。
CIC日本建設情報センターでは、初任時の安全衛生推進者能力向上教育のWeb講座を用意しております。モチベーションを維持しながら効率的に学習を進められる内容ですので、ぜひ受講をご検討ください。