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二級ボイラー技士の実技講習とは?受講のタイミングやどこで受けられるのか、資格習得までの流れも解説

公開日:2022年9月7日 更新日:2023年3月29日

二級ボイラー技士の実技講習とは?受講のタイミングやどこで受けられるのか、資格習得までの流れも解説


二級ボイラー技士の実技講習とは?
受講のタイミングやどこで受けられるのか、資格習得までの流れも解説

二級ボイラー技士コラム07

二級ボイラー技士の実技講習は各地にある日本ボイラ協会の支部等で受講できますが、人数が限られています。

このため、早めの申込みがおすすめです。

修了証は3日間しっかり受講しないと受け取れないため、遅刻や早退などがないよう注意しましょう。

ボイラー実技講習は、二級ボイラー技士を目指す多くの方が受講する講習です。

免許の取得要件となっているため、一度の申込みで確実に終えたいもの。

一方で新型コロナウイルスの蔓延後は定員が絞られているなどの理由により、以前よりも受講しにくくなっていることに注意が必要です。

この記事ではボイラー実技講習を受講したい方に向けて、受講のタイミングや申込先、受講内容や講習の実施場所を解説します。

あわせて二級ボイラー技士の資格を取得するまでの流れも確認していきましょう。


最終更新日:

二級ボイラー技士の資格を取得する条件は?

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二級ボイラー技士の資格を取得する方法は、大きく3つに分かれます。

それぞれの条件はなにか、順に確認していきましょう。

その1:実務経験無しで取得する

二級ボイラー技士は試験に合格すれば、ボイラーの仕事に就かなくても取得できます。

未経験から就職を目指す場合でも、スキルのアピールに使うことが可能です。

この方法で資格を取得する場合は、ボイラー実技講習を受講し修了証を受け取らなければなりません。

ボイラーに関する講習には次に説明する「ボイラー取扱技能講習」など、類似した名称のものがあります。

「ボイラー実技講習」以外の講習では、実務経験無しで資格を得られないことに注意が必要です。

その2:ボイラー取扱技能講習を修了し実務経験を積む

すでに「ボイラー取扱技能講習」を修了した方は、小規模ボイラーを取り扱った経験が4カ月以上あれば実務経験の要件を満たします。

この方法で資格を得る場合は、以下に挙げる3つの書類が必要です。

  • 免許試験合格通知書
  • 実務経験従事証明書
  • ボイラー取扱技能講習修了証の写し

実務経験従事証明書は、厚生労働省のWebサイトからダウンロードできます。

会社の証明を受ける必要があるため、免許を申請する際には早めの準備がおすすめです。

その3:ボイラーの現場で扱い方を学ぶ

実務経験の要件を満たす方法には勤め先の企業で、ボイラーの取り扱い方法を働きながら現場で学ぶ方法もあります。

この方法により、「実地修習」の要件を満たすことが可能です。

東京労働局では実地修習を、以下のように説明しています。

実地修習とは、当該労働者が所定労働日において、所定労働時間をボイラー技士の指導監督のもとにボイラーの取扱いの方法を実地に習得することをいうものです。

引用:厚生労働省 東京労働局「労働安全衛生法に基づく免許の交付要件」

これを一言でまとめると、「ボイラーの仕事をしながら、ボイラーの使い方を学ぶ」方法です。

実地修習に求められる期間は、履修した科目により以下の違いがあります。

要件 実地修習に必要な期間
大学、高専、高校で、蒸気ボイラーまたは蒸気原動機の科目を2単位以上修得した方 3カ月以上
上記以外の方 6カ月以上

ボイラー技士の実技講習を徹底解説

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二級ボイラー技士を目指す方の多くが受講する、ボイラー実技講習。

どのような講習なのか、詳しくみていきましょう。

実務経験の無い方が二級ボイラー技士を取得できる貴重な手段

さきに解説したとおり、ボイラー実技講習は実務経験の無い方が二級ボイラー技士の資格を得られる貴重な手段です。

多くの方にとって、ボイラー実技講習は二級ボイラー技士になるうえで必ず通る道といえるでしょう。

講習の内容

ボイラー実技講習は、3日間にわたって実施されます。内訳は以下のとおりです。

  • 学科:2日間
  • 実習:1日間

それぞれの内容を、詳しく確認していきましょう。

学科

学科では2日間かけて、ボイラーに関するさまざまな項目を学びます。

一例として日本ボイラ協会大阪支部では、以下のスケジュールとなっています。

区分 科目
1日目午前 ボイラーの基礎知識、ボイラーの概要、附属品及び附属装置
1日目午後 燃料及び燃焼方式、ボイラーの自動制御、点火、燃焼の調整
2日目午前 附属品及び附属装置の取扱い、ボイラーの水管理
2日目午後 点検及び異常時の処置

引用:日本ボイラ協会大阪支部「ボイラー実技講習ご案内 令和4年4月・5月分」

学科はボイラーを扱ううえで必要な知識を、幅広く学べることが特徴です。

実習

実習は、大きく2つに分かれます。

時間の関係上、以下に挙げたすべてのテーマは実施されません。

どのテーマを学べるかは、都道府県により異なります。

実習項目 実習で取り扱われるテーマの例
パソコンを使ったシミュレーション
  • ボイラーの点火操作を行う
  • 水面測定装置の機能試験
  • 間欠吹出し装置の操作
ボイラーや附属品の実物を操作する
  • ボイラーの運転・停止
  • コックの開閉
  • 部品の解説。どのように動くかも確認する

シミュレーション、実物の操作とも、1人ずつ行います。

シミュレーションでは操作を間違えると、ボイラーが爆発する映像が表示されてしまうことに注意しましょう。

実物の操作は実際にボイラーを感覚で学べる、貴重な機会です。

実習は、動きやすい服装で向かいましょう。

スーツや革靴は不適切です。

作業服や安全靴は不要である場合が多いですが、心配な方は事前に確認しておくとよいでしょう。

講習の実施箇所やスケジュール

講習を受ける際、どこでいつ受けられるかという点は気になるポイントです。

それぞれについて、順に確認していきましょう。

講習は日本ボイラ協会支部が実施

ボイラー実技講習は、以下の団体により実施されています。

  • 日本ボイラ協会の各支部
  • 各県の労働基準協会

但し講習は、他の施設やボイラーを持つ企業で行う場合も少なくありません。

特に実習の日は工場へ出向いて受講する場合も多く、隣接する都道府県で実習を行う場合もあります。

またお住まいの県によっては、近隣の都道府県支部で受講する場合もあります。

その際は会場が自宅から遠くなる可能性もあるため、申込む前に詳細を必ず確認しておきましょう。

講習の開催頻度は高くない

ボイラー実技講習は、大都市では頻繁に開催されています。

たとえば東京都の場合、2022年度は25回分の開催予定があります。

年月 講習開始日
2022年4月 5日、25日
2022年5月 9日、30日
2022年6月 7日、21日
2022年7月 5日、26日
2022年8月 8日、15日、22日
2022年9月 6日、27日
2022年10月 11日、25日
2022年11月 7日、21日
2022年12月 6日、20日
2023年1月 10日、24日
2023年2月 7日、20日
2023年3月 7日、22日

参考:日本ボイラ協会東京支部「令和4年度 東京支部各種講習会一覧表」

一方で多くの道府県では年数回程度の開催であり、受講機会が限られることに注意が必要です。

申込み受付時期や締め切りは、都道府県により異なることに注意してください。

東京都の場合は、3カ月前から受付しています。

また大阪府では講習会ごとに受付開始日を設定し、講習開始の1週間前を締切としています。

スムーズに申込むためにも、早めに確認しておくとよいでしょう。

申込み方法

講習の申込み方法は、都道府県により異なります。代表的な例を、以下に挙げました。

ボイラ協会支部 申込み方法
東京

以下のどちらかの方法で申込む

  • 現金書留で申込む
  • 受講料を支払った後、FAXで申込む
大阪、埼玉 電話で予約後、支部窓口で申込む。銀行振込で受講料を支払い、申込書等を郵送またはFAXする方法も可能(大阪支部は現金書留も可)
京滋(京都・滋賀)、福岡(佐賀・長崎も含む) 講習会申し込みフォームに記入し送信。「受講可」のメールや確認メールを受け取ったら、銀行振込で入金する(京滋支部は現金書留も可)

なお新型コロナへの対応により、窓口や電話での申込みを制限する場合があります。

東京支部では、窓口での申込みが休止されていることにご注意ください。

講習受講の注意点

ボイラー実技講習は、時間厳守です。

講習開始時刻までに余裕をもって到着し、指定された講習時間中はしっかり受講しなければなりません。

居眠りは厳禁です。

もし1日でも以下のいずれかに該当した場合は、修了証を受け取れません。

  • 欠席
  • 遅刻
  • 早退
  • 中抜け

たとえば公共交通機関が遅れたために遅刻した場合でも、受講が許可されないおそれがあります。

受講できた場合でも、昼休みの補講が必要な場合も。

講習当日は早起きし、できるだけ早めに会場へ向かいましょう。

また昼休みの時間は限られています。

可能であれば昼食を用意して受講すると安心です。

キャンセルしたい場合の手続き方法と注意点

申込み後、都合が悪くなる方もいるでしょう。

しかし多くの道府県では、都合が悪くなっても返金を受けられないことに注意が必要です。

一方で東京支部では、以下の条件でキャンセルが可能です。

キャンセルした日 キャンセル条件
講習開始日の6営業日前まで 振込手数料(165円)のみでキャンセル可能
講習開始日の5営業日前~1営業日前15時まで キャンセル可能。但し振込手数料と取消・変更手数料(5,000円以内)が必要

都合が悪くなった場合は、まずキャンセル可能かどうか確認しましょう。

もしキャンセルできる場合は、受講できないとわかった時点で早めに手続きすることをおすすめします。

講習を受けるタイミングは?

ボイラー実技講習は、二級ボイラー技士試験の前でも後でも受講できます。

いつ受講すべきか、お悩みの方もいるのではないでしょうか。

ここからは受講するタイミングについて、詳しく解説していきます。

試験前・試験後どちらもメリットあり。開催スケジュールに合わせよう

ボイラー実技講習は、試験前・試験後のどちらで受講してもメリットがあります。

実際には以下に挙げる事情により、選ぶ余裕がないケースも多。いです。

  • そもそも開催回数が少ない
  • 定員が少ないため、すぐに満員となる
  • 新型コロナウイルスの感染者が増加すると、講習が中止となるリスクがある

このため、都合の良いタイミングを選んで受講することはなかなか難しいことが現実です。

早めに開催スケジュールを確認し、空きがあれば早めに申込みましょう。

試験前に受講するメリット

ボイラー実技講習は、直接二級ボイラー技士試験の対策につながるわけではありません。

しかし実務経験のない方にとって、ボイラーの実物を間近に見て操作できることは貴重な体験です。

一度ボイラーを見ておけば、その後の学習においてボイラーのイメージがわくことは大きなメリット。

試験当日にも役立ちます。

試験前に受講するもう1つのメリットは、早い時期に「ボイラー実技講習の修了」という、二級ボイラー技士の免許条件を満たせる点です。

もし講習が中止になった場合でも、試験の合格発表日までに実技講習を終えられれば免許申請への影響を与えずにすみます。

「実技講習を修了したらすぐに免許を申請しよう」という方の場合は、このようなわけにはいきません。

講習が中止になった場合は改めて別日程の実技講習を申込まなければならず、免許の取得が遅れてしまいます。

試験後に受講するメリット

試験後に受講するメリットは、プレッシャーを感じず気楽に受講できるという点です。

試験勉強で学んだポイントを、実物で確認できることもメリットの1つに挙げられます。

受講すれば修了証を受け取れるため、仕事をしている方はリフレッシュできる時間になるかもしれません。

また就職を目前に控えている方は、ボイラー実技講習の記憶が鮮明なまま仕事を始められる点もメリットといえるでしょう。

実技講習を受けた後は?

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ボイラー実技講習を受けた後に注意すべきポイントは、2つあります。

確実に免許を取得するためにも、しっかり押さえておきましょう。

修了証は免許申請まで大切に保管する

ボイラー実技講習修了証の有効期限はないため、試験に合格すればいつでも免許を申請できる状態です。

このため、大切に保管しておきましょう。

修了証を受け取った後、試験の合格まで期間が空いた方のなかには、修了証の保管場所を忘れてしまい見つからない方もいるかもしれません。

しばらく免許を申請しない方は重要書類の保管場所にしまうなど、すぐに取り出せる工夫をしておきましょう。

実技講習後に試験を受ける方は試験勉強に注力する

実技講習を先に修了した方は、二級ボイラー技士試験に合格する必要があります。

受験日を決めたら試験勉強に力を注ぎ、早期の資格取得に努めましょう。

主な勉強方法には参考書を使った独学や、通信講座の活用が挙げられます。

勉強に使える時間や費用を考慮したうえで、あなたに合った勉強方法を選びましょう。

特に現場の第一線で活躍する方は、限られた時間で学ぶ必要があります。

通信講座は試験に出るポイントを効率よく学べるためおすすめです。

日本建設情報センターでは「二級ボイラー技士受験対策講座」を開講していますので、この機会に活用をご検討ください。

資格取得をして自分のスキルアップにつなげよう

ボイラー技士など設備管理に携わる仕事では法令による規制があるため、資格の有無が重視されます。

とりわけ二級ボイラー技士は「ビルメン4点セット」に含まれる、設備管理技術者にとって基本的な資格。

市場価値を高めるうえでも、ぜひ持っておきたい資格に挙げられます。

設備管理は、不況にも強い職種です。

それは企業の業績が悪い場合でも、建物の管理は欠かせないためです。

しかし不況になると、キャリアチェンジを狙う方が他の業種や職種から流入し、好況時よりも選考は厳しくなります。

その場合でも、資格を持っていれば他の応募者よりも有利に選考。を進められることは大きなメリットです。

二級ボイラー技士の資格を持つことで待遇の良い会社に採用されやすくなり、給与アップも期待できます。

資格を取り、ご自身のスキルアップにつなげましょう。


まとめ

ボイラー実技講習は、申込方法や受講方法が厳密に定められています。

遅刻するなどルールに従わないと受講の権利を失い、再度申込みからやり直さなければなりません。

事前に申込方法や受講のルールを確認し、確実に修了証を受け取りましょう。

また新型コロナウイルス蔓延後は、受付開始後早期に締め切られる講習日も多くなっています。

3日間空けるのは大変ですが、早めにスケジュール調整を行い申込むことがおすすめです。


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