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建設用リフトの運転の業務に係る特別教育のオンライン受講とは?受講内容やメリットを解説

公開日:2025年11月6日 更新日:2025年11月6日

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育のオンライン受講とは?受講内容やメリットを解説

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育のオンライン受講とは?受講内容やメリットを解説

「建設用リフトの運転の業務に係る特別教育」は、建設用リフトを運転する作業者は、必ず受講しなければならない講習です。講習を通して、建設用リフトの業務に必要な知識や法令を学びます。

学科と実技の内容になっており、学科の講習はWeb(オンライン)で受講することができます。

この記事では、「建設用リフトの運転の業務に係る特別教育」のWeb(オンライン)講座について、メリット・デメリットを含めて詳しく解説します。受講を検討している方はぜひ最後までご覧ください。


CIC建設用リフトの運転の業務に係る特別教育

目次

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育のWeb(オンライン)講座の概要

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育のWeb(オンライン)講座の概要

まずは、「建設用リフトの運転の業務に係る特別教育」のWeb(オンライン)講座の概要について詳しく解説します。Web講座を受講する流れとあわせてご確認ください。

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育とは

「建設用リフトの運転の業務に係る特別教育(以下:建設用リフト特別教育)」は、積載荷重が0.25トン以上・ガイドレールの高さが110m以上の建設用リフトを扱う際に必ず受講しなければならない講習です。

そもそも建設用リフトとは、高低差のある建設現場において、資材や荷物を上下に運搬するための「荷物専用のエレベーター」のような機械です。

ビルの建設工事などの地上はもちろん、地下や海中の工事でも活躍しています。

クレーンを使うまでもない軽量の資材の運搬に便利な機械ですが、操作方法を誤ると重大な事故につながる恐れがあります。「建設用リフト特別教育」は、安全な作業方法や法令を学習することを目的として、労働安全衛生規則にも定められている講習です。

参考:労働安全衛生規則 第36条(特別教育を必要とする業務)
参考:労働安全衛生法 第59条(安全衛生教育)

Web講座の受講登録と初期設定の手順

建設用リフト特別教育のWeb(オンライン)講座を受講する場合、以下の手順で登録や初期設定を進められます。

  1. 利用端末(パソコン・スマートフォン・タブレット)などから申し込む
  2. 支払い方法(クレジットカード・銀行振込など)を設定して支払いする
  3. 必要な資料または情報が届くのを待つ
  4. 受講登録と初期設定を行って受講を開始する

Web講座は、パソコンやスマートフォン、タブレットなどの端末を用いて学習します。そのため、初めてログインする際は、ユーザー名やパスワードの設定が必要です。

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育のWeb(オンライン)講座の内容紹介

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育のWeb(オンライン)講座の内容紹介

続いて、建設用リフト特別教育がどのような内容で実施されるのか解説します。受講対象者や受講内容についてご確認ください。

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育の受講対象者

「建設用リフト特別教育」の受講対象者は、主に以下の通りです。

  • 建設用リフト(積載荷重0.25トン以上)を運転または補助操作する労働者
  • 満18歳以上であること

上記に当てはまる場合は、必ず「建設用リフト特別教育」を受講しなければいけません。もし受講せずに建設用リフトの運転業務に携わった場合は、事業者に罰金等の罰則が課される恐れもあります。

満18歳以上であれば、国籍や学歴に関係なく誰でも受講できますので、業務に携わる方は必ず受講しましょう。

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育の受講内容

以下の表は、建設用リフト特別教育の講習内容をまとめたものです。

区分 講習科目 時間
学科 建設用リフトに関する知識 2時間
建設用リフトの運転のために必要な電気に関する知識 2時間
法令関係 1時間
実技 実技教育(各事業所にて) 4時間
合計 9時間

約5時間分の学科についてはCICのWeb(オンライン)で受講することができます。

参考:クレーン取扱い業務等特別教育規程 第4条(建設用リフトの運転の業務に係る特別の教育)

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育のWeb(オンライン)講座のメリットと特徴

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育のWeb(オンライン)講座のメリットと特徴

「建設用リフト特別教育」のWeb講座を受講するメリットは、主に以下の通りです。

  • 場所や時間に制限されず学習できる
  • 何度も動画を見直して学習できる
  • 顔認証システムが導入されていれば安心できる

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

メリット1. 場所や時間に制限されず学習できる

「建設用リフト特別教育」のWeb講座は、時間や場所に縛られずに学習を進められる点が大きなメリットです。受講したいタイミングで学べるので、スケジュールに合わせて計画的に学習を進められます。

特に、働きながら資格取得を目指す社会人の方や、集合型研修が近隣で開催されない地方の方は、日程の調整や時間の確保が難しいこともあるでしょう。受講料の他に交通費や宿泊費がかかるので、経済的にも心配です。

Web講座なら、仕事のスキマ時間を有効活用でき、無理なく学習を進めることが可能です。

ただし、受講が就業時間外となる場合、事業者は労働者に受講を強制できません。時間外での受講を求める場合には、手当の支給などの適切な対応が求められます。事前に十分な計画を立てて、双方が納得する形で進めていきましょう。

メリット2. 何度も動画を見直して学習できる

Web講座は動画を視聴するタイプの受講で、受講者の理解度に合わせて、一時停止・巻き戻しなどの操作が可能です。繰り返し視聴することもできるため、理解の浅い部分は何度でも復習ができます。

集合型研修の場合、聞き逃してしまったり、十分理解しないまま先に進んでしまうこともあります。結果として、受講内容が身につかない可能性もあります。

その点Web講座であれば、疑問点を何度でも見返せるため、自分の理解度に合わせた柔軟な学習が可能です。

メリット3. 顔認証システムが導入されていれば安心できる

Web講座は便利ですが、労働者に受講させる事業者の立場から見ると、「Web講座は受講者が本当に画面の前で学んでいるのかが確認しづらい」と心配になるかもしれません。そうした不安を解消するためには、顔認証システムを導入している講習機関で受講すると良いでしょう。

顔認証システムとは、ログイン時や講義中などに受講者本人が画面の前にいることを自動で確認するシステムです。受講者が席を離れると学習が中断されるため、学習状況を正確に把握できます。修了すれば、受講者が最後まで画面の前で受講したことの証明にもつながり、事業者も安心です。

CIC日本建設情報センターでは、この顔認証システムを採用したWeb講座を提供しており、信頼性の高い学習環境を整えています。ぜひご検討ください。

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育のWeb(オンライン)講座のデメリット

建設用リフトの運転の業務に係る特別教育のWeb(オンライン)講座のデメリット

「建設用リフト特別教育」のWeb(オンライン)講座にはメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

  • インターネット環境がなければ受講できない
  • モチベーションの維持が大切

メリットだけではなく、デメリットまで理解した上で受講を判断しましょう。ここからは、それぞれのデメリットの内容について解説します。

デメリット1. インターネット環境がなければ受講できない

Web講座を受講する際は、安定したインターネット環境が欠かせません。通信が不安定だと、動画が途中で止まったり、読み込みに時間がかかったりして、学習がスムーズに進められなくなる恐れがあります。

特に動画形式の講義は、通信量が多いため、モバイル回線で受講する場合はデータ通信量の上限に注意が必要です。

快適に受講を進めるためにも、自宅や職場などの受講予定の場所で安定したインターネット環境が整っているかを事前に確認しておきましょう。

デメリット2. モチベーションの維持が大切

Web講座は受講者のペースで学習を進められるメリットがある反面、学習を続けるためのモチベーションの維持が大切です。学習に対する気持ちが下がってしまうと、つい受講を後回しにしたり、理解が浅いまま修了したりする可能性があります。

学習に対するモチベーションを維持するためには、事前に無理のない学習スケジュールを立てておくと効果的です。「1日にどれくらい取り組むか」「いつまでに修了を目指すか」といった具体的な目標を設定しておくと、学習への意欲を保ちやすくなります。

CIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座

CIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座

CIC日本建設情報センターでも「建設用リフト特別教育」のWeb講座を用意しております。CIC日本建設情報センターは、建築系資格試験対策と特別教育・安全衛生教育など、建設業向けの教育を長年実施してきました。

ここでは、CIC日本建設情報センターが提供するWeb講座の特徴をご紹介します。

1. 専用アカウントの発行

CIC日本建設情報センターでは、受講者ごとに専用アカウントを発行しています。アカウントごとに学習状況や受講履歴をいつでも確認できるので、これからの受講計画の策定にも役立つでしょう。

セキュリティ面にも十分配慮されており、個人情報や学習データは適切に保護されていますので、安心して学習に取り組んでいただけます。

2. 顔認証システムでの受講確認

CIC日本建設情報センターのWeb講座は、顔認証システムを導入しています。受講者が画面の前にいないと講義が進まないため、本人が画面の前で受講していることを証明できます。

さらに、受講中にも一定の間隔で顔認証が実施されますので、修了の信頼性がより高まります。事業者も安心して受講を任せられる環境が整っているのも大きな特徴です。

3. 修了証の多様な発行形式

CIC日本建設情報センターのWeb講座を修了すると、受講者には修了証が交付されます。修了証の形式は「PDF版」と「カード版」の2種類の用意がございます。

PDF版は、修了後すぐにダウンロードが可能で、書類の提出など迅速に対応したい場面で便利です。

カード版の修了証はコンパクトで携帯しやすく、現場で掲示を求められた場合にもスムーズに対応できます。

まとめ

まとめ

この記事では「建設用リフトの運転の業務に係る特別教育」のWeb(オンライン)講座について詳しく解説しました。

建設用リフトは、地上・地下・海中など、高低差のある建設現場には必要不可欠な機械です。特別教育を通して、安全に操作するための知識や法令、技術を学びます。

Web講座は、時間や場所を選ばずに受講できるので、集合型研修への参加が難しい地方在住の方や、働きながら資格取得を目指す社会人の方にもおすすめです。

交通費がかからない分、受講料のみの支払いで済むので、経済的に受講できます。

CIC日本建設情報センターでも、「建設用リフトの運転の業務に係る特別教育」のWeb講座をご用意しております。モチベーションを維持しながら効率的に学習を進められる内容ですので、ぜひ受講をご検討ください。


CIC建設用リフトの運転の業務に係る特別教育

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