管工事施工管理技士を取得することで、資格手当をもらえる可能性があることをご存じでしょうか。取り組める業務の幅が広がるため、昇進や昇給、さらに転職においても有利になることができます。
この記事では、管工事施工管理技士の概要、平均年収や資格手当の相場、年収を上げるポイントについて詳しく解説します。さらに、管工事施工管理技士試験の受験資格もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
公開日:2025年6月16日 更新日:2025年6月16日
管工事施工管理技士を取得することで、資格手当をもらえる可能性があることをご存じでしょうか。取り組める業務の幅が広がるため、昇進や昇給、さらに転職においても有利になることができます。
この記事では、管工事施工管理技士の概要、平均年収や資格手当の相場、年収を上げるポイントについて詳しく解説します。さらに、管工事施工管理技士試験の受験資格もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、管工事施工管理技士とはどんな資格なのか、「1級」と「2級」では何が違うのかについて解説します。
管工事施工管理技士とは、管工事における施工計画の作成・工程・安全・品質の管理などを行うことができる資格です。冷暖房設備や空調設備、ガス管配管設備工事など、幅広いシーンで活躍が見込まれる資格であり、管工事のエキスパートとして建設現場に不可欠な存在といえます。
住宅やオフィスビル、ショッピングモールといったように、様々な建物にとって重要な配管に携わることで、人々の暮らしを支えているやりがいを実感できるでしょう。
管工事施工管理技士は1級と2級に分類されており、両者の違いは以下のとおりです。
1級と2級は、下記のように取り扱える業務範囲が異なります。
資格名 | 業務領域 |
---|---|
1級管工事施工管理技士 | 大規模な建設工事とされる特定建設業や、それ以外の一般建設業において、「専任技術者」「主任技術者」「監理技術者」を務められる |
2級管工事施工管理技士 | 一般建設業において、「専任技術者」「主任技術者」を務められる |
1級は全ての役割を務められるため、2級と比べると好待遇になることが多いです。また、管工事施工管理技士の1級と2級における受験資格は、年齢や実務経験がそれぞれ異なります。
こちらからは、管工事施工管理技士の平均年収を1級と2級にわけてご紹介します。
積水工業株式会社によると、1級管工事施工管理技士の平均年収は500万円〜700万円程とされています。令和5年分民間給与実態統計調査(国税庁)では日本の平均年収は460万円と公表されているため、1級の取得により平均よりも高年収を狙えるでしょう。
1級管工事施工管理技士は、元請の特定建設業者が総額5,000万円以上(建築一式 の場合8,000万円以上)の下請契約を行った場合、法的に設置する必要があるので、企業からも重宝されることが多いです。
積水工業株式会社によると、2級管工事施工管理技士の平均年収は400万円〜500万円程とされています。
1級よりも年収が低いように感じますが、資格を取得することで業務の幅が広がるうえ、経験やスキルを証明できるので、キャリアアップにつなげることが可能です。2級を取得することで1級合格までスムーズに進められるため、ぜひ検討してみましょう。
管工事施工管理技士を取得していると、企業によっては継続的に「資格手当」と呼ばれる資格手当を支給する場合があります。資格手当は基本給に上乗せされるので、年収アップを目指したい方におすすめです。
管工事施工管理技士の資格手当は企業によって異なるため、こちらからは例として3つの会社の資格手当をご紹介します。
1級管工事施工管理技士における資格手当の金額は、以下のとおり様々です。
会社名 | 資格手当の金額 |
---|---|
三宅建設株式会社 | 6,000円 |
株式会社北興建設 | 15,000円 |
ファーストウッド株式会社 | 【資格手当】
【取得時祝い金】
|
1級管工事施工管理技士における資格手当の金額は、以下のとおりです。
会社名 | 資格手当の金額 |
---|---|
三宅建設株式会社 | 3,000円 |
株式会社北興建設 | 7,000円 |
ファーストウッド株式会社 | 【資格手当】
7,000円 【取得時祝い金】 10,000円 |
管工事施工管理技士の年収を上げるには、以下3つのポイントを押さえておきましょう。
上記3つのポイントについて解説します。
管工事施工管理技士として年収を上げるには、1級の取得が効果的です。
今回の記事でもご紹介したように、1級の平均年収は2級取得時と比べて最大300万円程変わります。また、資格手当も1級の方が多く支給されるため、受験資格で提示されている実務経験をクリアされている方はぜひ目指してみましょう。
2級と比べてより専門的な知識を問われる1級に合格するには、効率的な勉強が大切です。働きながら取得を目指すからこそ、重点的な学習ポイントを伝授してくれるWeb講座を検討してみてください。
管工事施工管理技士の他、現在の仕事、あるいは転職先に関連する資格を取得することも一押しです。
複数の資格を保有していれば、従事できる業務の幅も広がるので、昇進や昇給が期待できます。また、企業によっては資格手当も期待できるので、すぐにでも年収を上げることが可能でしょう。
転職を考えている方は、複数の資格を持っていることで深い専門知識の証明につながるため、好待遇で迎えられる可能性があります。
年収を上げるポイントとして、大手企業に転職する方法も挙げられます。
大手企業は売上規模が大きい傾向にあるため、人件費を増やす経営的余裕が生まれています。このため、転職をするだけで現在よりも高年収になることは決してめずらしくありません。
ただ、大手企業への転職は競争率が高いため、希望通りの転職をしたい方は転職エージェントを利用することもおすすめです。転職エージェントは、あなたにマッチする求人を紹介してくれるうえ、人事担当者の注目点や過去の合格者の傾向をふまえたうえで、転職に向けてサポートしてくれます。
管工事施工管理技士試験の受験資格は令和6年に改定が行われ、以下の通りに定められました。
※なお、令和10年度までの間は、制度改正前の受検資格要件による第二次検定受検が可能
管工事施工管理技士試験における受験資格の詳細は、「施工管理技術検定の受検資格の改正について【令和6年4月1日〜】」をご確認ください。
この記事では、管工事施工管理技士の概要、平均年収や資格手当の相場、年収を上げるポイントについて詳しく解説しました。
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