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【外国語対応】粉じん作業従事者特別教育の受講するメリットなどを徹底解説!

公開日:2025年5月19日 更新日:2025年5月19日

【外国語対応】粉じん作業従事者特別教育の受講するメリットなどを徹底解説!

ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講するメリットなどを徹底解説!

粉じん作業従事者特別教育は、粉じんを発生させる作業に従事する労働者に対して、粉じんによる健康障害を防止するための知識と技術を身につけてもらうための講習です。

日本人・外国人労働者に関係なく受講が義務づけられており、未受講者が作業に着手すると罰金が適用される恐れがあります。

この記事では、玉掛け業務従事者安全衛生教育の概要や外国人労働者に受講してもらう方法について解説します。注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


CIC粉じん作業従事者特別教育

目次

粉じん作業従事者特別教育とは

粉じん作業従事者特別教育とは

粉じん作業特別教育は、粉じんを発生させる作業に従事する労働者に対して、粉じんによる健康障害を防止するための知識と技術を身につけてもらうための講習です。日本人・外国人の労働者に関係なく、特別教育の受講は義務づけられています。

粉じん作業は、多くの産業で発生しており、労働者の健康にさまざまな影響を及ぼすケースがあります。労働者の健康に及ぼす主な影響としては、以下の3つです。

  • 呼吸器系への影響
  • 皮膚と目への影響
  • 長期的な健康問題

粉じん作業特別教育は、労働者が粉じんの潜在的な危険を深く認識し、その影響を理解するための講習となります。

粉じん作業従事者特別教育の受講対象者

粉じん作業特別教育の受講資格は、粉じんを扱う作業に従事している労働者や、これから従事する予定のある労働者が受講の対象です。特別教育は受講が義務づけられているため、未受講者の方は作業に従事できません。

もし、未受講者を作業に従事させた場合は罰金が適用される可能性があるだけでなく、労働災害の観点からも非常に危険なので必ず受講してもらいましょう。

玉掛け業務従事者安全衛生教育の受講内容

以下の表は、粉じん作業特別教育の受講内容をまとめたものです。

講習科目 実施時間
粉じんの発散防止及び作業場の換気の方法 1時間
作業場の管理 1時間
呼吸用保護具の使用の方法 0.5時間
粉じんに係る疾病及び健康管理 1時間
関係法令 1時間
合計 4.5時間

学科合計4.5時間のカリキュラムで実施されます。

実技に関しては実施されないため、学科を通して必要な知識を学びます。そのため、外国人労働者の方がきちんと理解できる受講方法を選んで学習することが大切です。

粉じん作業従事者特別教育の受講方法

粉じん作業従事者特別教育の受講方法

粉じん作業従事者特別教育の受講方法は、主に以下の3つです。

  • 講習機関での集合講習
  • 講師を招いて実施する出張講習
  • Web(オンライン)による講座受講

受講方法として一般的なのは。各講習機関で実施されている講習の受講です。講師の手配が不要でスムーズに受講できる一方で、会場まで足を運ぶ必要があります。受講する外国人労働者が交通機関の利用に不慣れな場合、道に迷うことも考えられるでしょう。必要に応じて送迎の手配を検討することが大切です。

次に、講師を職場などに招いて実施する出張講習があります。出張講習は会場まで足を運ぶ必要がなく、落ち着いて講習に集中できるのがメリットです。ただし、講師の交通費や宿泊費が発生する可能性があるため、コストが高くなる可能性があります。さらに、受講人数が少ない場合には対応してもらえないこともあります。

受講者と企業の両方にとっておすすめの受講方法は、Web(オンライン)講座です。インターネット環境があれば場所や時間を問わず受講可能で、受講者のペースで学習を進められます。移動や送迎の負担がなく、出張費などのコストも不要です。

また、多言語対応の講座であれば外国人労働者にとっても安心です。CIC日本建設情報センターでは、英語・ベトナム語・インドネシア語に対応したWeb講座を提供していますので、ぜひご活用をご検討ください。

外国人労働者が粉じん作業従事者特別教育を受講する場合

外国人労働者が粉じん作業従事者特別教育を受講する場合

外国人労働者が粉じん作業従事者特別教育を受講する際、主に次の2つの基準に基づいて、受講の可否が判断されます。

1. 日常生活に必要な日本語の理解力がある ・講習に関する読み書きや会話において、日本人労働者と同等の日本語力があること
2. 専門的、技術的な事項に関する日本語の理解力も十分ある ・講師の説明内容のうち、専門用語以外はおおむね理解できること

・ひらがなやカタカナが読める程度の日本語スキルを持っていること

これらの条件を満たしていないと判断された場合には、受講の途中であっても退席を求められたり、修了証が発行されなかったりする可能性もあります。

そのため、日本語力に不安がある外国人労働者には、Web(オンライン)講座の利用をおすすめします。Web講座であれば事業者の管理のもとで受講・修了できるのに加え、修了証の取得も可能です。

受講を開始する前に、外国人労働者の日本語理解度を確認し、適切な受講形式を選びましょう。

※なお、多言語対応のWeb講座は、あくまで上記の①に該当するような日本語能力を備えた方を対象とした補助的なサービスです。翻訳内容の正確さを保証するものではありませんので、ご注意ください。

日本語が理解できる労働者にはWeb(オンライン)講座がおすすめ

日本語が理解できる労働者にはWeb(オンライン)講座がおすすめ

日本語を理解できる外国人労働者には、先にご紹介した受講方法の中でもWeb(オンライン)講座の利用がおすすめです。Web講座には、以下のようなメリットがあります。

  • 場所や時間にとらわれずに受講できる
  • 自分のペースで学習を進められる
  • 視聴スタイルが自由で柔軟

Web講座の大きな特徴は、学習のペースを受講者がコントロールできる点です。たとえば、忙しい日は短時間の視聴にとどめて余裕のある日にまとめて視聴するなど、柔軟にスケジュールを調整できます。

また、Web講座はインターネット環境があれば場所を問わず受講可能です。日常の中のちょっとした時間を活用して学習を進められます。ただし、事業者側は受講者に労働時間外の受講を強制できません。受講してもらう場合は、時間外手当を支給するなど柔軟な対応が求められます。

Web講座は動画形式のため、重要な箇所で一時停止したり聞き逃した部分を巻き戻したり、視聴方法も自由です。自分の理解度に合わせて繰り返し確認できるため、効率よく知識を身につけたい方に適しているといえるでしょう。


CIC粉じん作業従事者特別教育

粉じん作業従事者特別教育を外国人が受講する際の注意点

粉じん作業従事者特別教育を外国人が受講する際の注意点

粉じん作業従事者特別教育を外国人が受講する際の注意点は、主に以下のとおりです。

  • 日本語が理解できない場合は受講できない
  • 通訳できるのは専門用語だけ
  • 対応していない言語もある

それぞれの内容について詳しく解説します。

注意点1. 日本語が理解できない場合は受講できない

日本語で行われる粉じん作業従事者特別教育を受講するには、基本的な日本語の読み書きが求められます。

日本語の理解が不十分と判断された場合、受講を断られる可能性があります。また、受講・修了させた場合、事業者側の責任が問われることもあるため注意が必要です。

日本語が理解できていると判断される例として、「特定技能」の在留資格があります。在留資格を持つ外国人は、日本語能力試験(JLPT)のN4レベル合格が要件となっており、一定の日本語理解力があるとみなされます。そのため、N4合格者であれば特別教育を受講できる可能性が高いといえるでしょう。

中には、受講前に日本語力の確認を行う講習機関もあるので、事前に確認しておくと安心です。

注意点2. 通訳できるのは専門用語だけ

特別教育が日本語で行われる場合、一部のケースでは通訳の同席が認められることがあります。ただし、通訳の対象は原則として専門用語に限定されており、一般的な説明や補足事項まで翻訳することは認められていない点にご注意ください。

また、通訳者がいても受講が保証されるわけではありません。受講者の理解度によっては、別の手段での受講を検討する必要があります。

注意点3. 対応していない言語もある

外国人労働者を対象とした講習を提供する教育機関は増えていますが、対応可能な言語には限りがあります

たとえば、英語対応の講習機関は多く見られる一方で、フランス語やイタリア語などに対応している機関は限られています。また、中国語についても、北京語や上海語などの全てに対応しているとは限りません。

こうした事情から、受講前には受講者が希望する言語に対応しているかどうかを確認することが大切です。

外国人労働者がCIC日本建設情報センターの講座を受講する場合

外国人労働者がCIC日本建設情報センターの講座を受講する場合

CIC日本建設情報センターでは、外国人労働者の方でも受講できる粉じん作業従事者特別教育のWeb講座を提供しております。ここからは、CIC日本建設情報センターのWeb講座の特徴を詳しく解説します。

英語・ベトナム語・インドネシア語字幕付きWeb(オンライン)講座を提供

日本における外国人労働者の多くを占めているのがベトナムやインドネシアを出身とする方々です。CIC日本建設情報センターのWeb講座では、こうした背景を踏まえ、ベトナム語およびインドネシア語での学習に対応しています

さらに、受講者の中には英語の方が理解しやすいという方もいるため、英語字幕を用意した講座も提供しています。これにより、言語問題を解消して粉じん作業従事者特別教育を受けることが可能です。

受講者の専用アカウントを発行

CIC日本建設情報センターのWeb講座では、各受講者に対して専用アカウントが発行されます。受講者は管理画面を通じて学習状況や履歴を随時確認できるため、進捗を把握しながら計画的に学習を進めることが可能です。自主的に学びたい方に適したシステムといえます。

顔認証システムでの受講確認

CIC日本建設情報センターのWeb講座では、本人確認を目的とした顔認証システムを採用しています。顔認証システムによって受講者が画面前にいない場合は講座が進行しないため、修了時には受講の正当性を証明可能です。

「確実に本人が受講しているか心配」という企業担当者にも安心いただける仕組みといえるでしょう。

修了証の発行形式

CIC日本建設情報センターのWeb講座では、粉じん作業従事者特別教育の修了時に「PDF版」または「カード版」の修了証を発行しています。

PDF版は講座終了後すぐにダウンロード可能で、迅速に提出書類を整えたい場合におすすめです。カード版は携帯性に優れており、現場での提示が必要な場面でも対応しやすいのがメリットです。現場で働く方であれば、携帯・提示のしやすさの観点からカード版の方が適しているでしょう。

お申し込み時に発行形式を選択できるため、用途や現場の状況に応じたタイプをお選びください。

まとめ

まとめ

この記事では、外国人労働者が粉じん作業従事者特別教育を受講する方法について解説しました。

粉じん作業従事者特別教育は、粉じんを発生させる作業に従事する労働者に対して、粉じんによる健康障害を防止するための知識と技術を身につけてもらうための講習です。受講が義務づけられており、未受講者が作業に従事すると罰金が適用される恐れがあります。

受講方法として、各講習機関の講習の受講・出張講習の依頼・Web講座の受講があります。中でも、多言語に対応したWeb講座であれば、じっくりと理解を深められるためおすすめです。

CIC日本建設情報センターでは、英語・ベトナム語・インドネシア語字幕に対応した粉じん作業従事者特別教育のWeb講座を用意しております。外国人労働者の方でもモチベーションを維持しながら計画的に学習を進められる内容となっておりますので、ぜひ受講をご検討ください。


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