問題が公開されましたので、以下、試験実施団体のサイトへのリンクからご確認下さい。
出題数は昨年度と同様でしたが、各問題の出題テーマに変更が見られました。
必須問題1について、工事概要の記述は従来通りでしたが、昨年度から変更となった設問1と設問2のうち、設問2で与えられた記述のテーマは「環境保全」でした。施工経験記述では過去に出題のなかったテーマではありましたが、問題用紙に環境対策の例も記載されており、しっかりと対策された方であれば、慌てずに対応できたと思われます。
必須問題2は施工計画からの出題で、これまで二次試験で出題されなかった、届出に関する出題でした。必須問題3は、過去に穴埋め問題として類似の出題があったため、過去問題に取り組み、一次検定で学んだ知識を応用できれば解答できたと思われます。
選択問題は、選択問題(1)〔問題4~問題7〕および選択問題(2)〔問題8~問題11〕の各選択問題4問から2問ずつ選択し、計4問を解答する、これまでと同様の出題形式でした。
問題9の情報化施工に関しては、これまでも出題がありましたが、施工における実施事項を問われる形式でした。問題11では、プレキャストL型擁壁に関する出題が近年なかったため、戸惑った方も多かったと思われます。
その他の選択問題については、過去に出題されたものや類似問題が多かったため、比較的解きやすかったと思われます。
全体としてみると、出題レベルに関しては例年通りの難易度で、例年に比べ施工計画に関する出題が多くなりましたが、過去問題を中心に受験対策を続けてきた受講生であれば、確実に得点を狙える問題も多くありました。珍しいテーマの出題に戸惑うことなく、解答可能な問題を素早く取捨選択し解答できたかが、合否を分けるポイントだったといえます。
出題区分 | 出題数 | 必要解答数 | ||
---|---|---|---|---|
必須問題 | 問題1 | 施工経験記述(品質管理・環境保全) | 1問 | 1問 |
必須問題 | 問題2 | 施工計画(建設物・機械等の設置届) | 1問 | 1問 |
必須問題 | 問題3 | 安全管理(墜落等の危険の防止) | 1問 | 1問 |
選択問題(1) | 問題4 | 土工(軟弱地盤における盛土施工の留意点) | 4問 | 2問 |
問題5 | 品質管理(鉄筋の加工・組立) | |||
問題6 | 安全管理(地下埋設物に近接した箇所での対策) | |||
問題7 | 施工計画(施工計画作成時の留意事項) | |||
選択問題(2) | 問題8 | コンクリート工(コンクリートの打継目に関する留意点) | 4問 | 2問 |
問題9 | 土工(TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理) | |||
問題10 | 安全管理(車両系機械による作業中の労働災害防止対策) | |||
問題11 | 施工計画(プレキャストL型擁壁の施工手順) |
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