問題と総評が公開されましたのでご案内いたします。
2級電気工事施工管理(後期) 検定問題及び正答肢につきましては、下記試験実施団体のサイトへのリンクからご確認ください。第二次検定の記述形式の正当は公表されません。
後期の試験も出題数、必要解答数等は前期と変わらず、全62問中40問解答する形式でした。
全体的に、過去に出題された問題の繰り返しが多かったものの、初出題の問題や長い間出題されていなかった過去問題が散見され、戸惑われた受検生も多かったと思います。
その中で、選択問題で確実に得点できる問題を選択できたかが、合格のカギとなったと考えます。
| 分野 | 出題数 | 必要解答数 | 難易度 |
|---|---|---|---|
| 電気理論 | 4問 | 4問 | 標準 |
| 電気工学 | 6問 | 4問 | やや易しい |
| 電気設備 | 19問 | 10問 | やや難しい |
| 関連分野 | 6問 | 3問 | やや易しい |
| 関連分野(契約・設計) | 1問 | 1問 | 難しい |
| 施工管理法(能力問題) | 4問 | 4問 | 標準 |
| 施工管理法 | 10問 | 6問 | 標準 |
| 法規 | 12問 | 8問 | 標準 |
| 計 | 62問 | 40問 | 標準 |
昨年度に引き続き、経験記述に係る問題は、与条件が設定された電気工事について記述する問題でした。その他の問題に関しては例年通りであり、試験全体の難易度としても標準的だった印象です。
昨年度に変更された出題形式と同様に、設定された条件に対して自身の電気工事の経験を踏まえ、電気工事の現場において、安全管理上、留意すべき事項とその理由を記述する問題でした。
問Aの「施設等が運用中で大勢の来客がある現場の電気工事」、問Bの「関連工事と輻輳する現場における電気工事」についての記述が求められましたが、これは令和6年度の1級電気工事施工管理技士 第二次検定で問題1、工程管理、問題2の品質管理として問われた内容と類似していました。
以降の問題2から問題5では、繰り返し出題されている問題が多く、やはりこの問題1が合否のカギを握っていると考えられます。一方、設定される与条件は、試験が開始しなければわからないので、テキストを確認しながら何度も記述の練習をし、文章をまとめる力を身に着けることがポイントとなったことでしょう。
2-1では、例年、安全管理と電気工事の用語の問題が隔年で出題されていますが、今年は、電気工事の出題であり、電気工事に関する語句の中から2つ選び、施工管理上留意すべき内容についてそれぞれ2つ記述する問題でした。2-2では、単線結線図に示された機器の名称又は略称を解答し、その機能を記述する問題でした。
電気工事に関する語句および単線結線図の問題はすべて、過去から繰り返し出題されているものであり、CICのテキスト&過去問題集でしっかり学習していれば、高得点が可能な内容だったと思います。
電気工事に関する用語の中から3つ選び、技術的な内容をそれぞれ2つ記述する問題でした。問題2と同様、過去に出題されたことのある用語で多くが構成されており、CICのテキスト&過去問題集で用語の技術的な内容をしっかり記憶して得点源にしてもらいたい問題でした。
計算問題については、「ブリッジ回路における抵抗の値を求める問題」と「変圧器の効率を求める問題」が四肢択一式で出題されました。どちらの問題も二次検定では初出題でしたが、第一次検定で出題実績があり、計算の難易度事態は難しくないものの、第一次検定受検から期間が空いていた受講生はやや難しい内容だったのではないでしょうか。
法規の問題については、内容は例年通り「建設業法」、「労働安全衛生法」、「電気工事士法」からの出題でした。問題の内容についても、過去から繰り返し問われている条文からの出題であり、しっかりと正解していただきたい内容でした。
| 問題番号 | 出題区分 | 備考 | |
|---|---|---|---|
| 問題1 | 施工経験記述 | 工程管理 | 記述問題 |
| 問題2 | 施工管理法 | 語句の内容、機器の名称・機能 | |
| 問題3 | 電気設備全般 | 用語の説明 | |
| 問題4 | 計算問題 | 電気設備に関する計算問題 | 四肢択一式 |
| 問題5 | 法規 | 建設業法・労働安全衛生法、電気工事士法 | |
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