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【外国語対応】ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講するメリットなどを徹底解説!

公開日:2025年5月13日 更新日:2025年5月13日

【外国語対応】ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講するメリットなどを徹底解説!

ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講するメリットなどを徹底解説!

ダイオキシン類作業従事者特別教育は、ダイオキシン類に関連する作業に従事する方を対象に受講が義務づけられている講習です。日本人・外国人労働者に関係なく受講が義務づけられており、未受講者を作業従事させることで罰則が適用される恐れがあります。

この記事では、ダイオキシン類作業従事者特別教育の概要や外国人労働者に受講してもらう方法について解説します。注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。


CICダイオキシン特別教育

目次

ダイオキシン類作業従事者特別教育とは

ダイオキシン類作業従事者特別教育とは

ダイオキシン類作業従事者特別教育はその名のとおり、ダイオキシン類に関連する作業に従事する方を対象に受講が義務づけられている講習です。

特に、廃棄物を焼却する施設などではダイオキシン類が発生する可能性があるため、作業にあたる方には、ダイオキシン類に関する正確な知識や、ばく露を防止するための適切な対策を学ぶことが求められます。

まずは、特別教育の受講対象者や受講内容についてみていきましょう。

ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講対象者

ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講対象者は、「廃棄物焼却施設における廃棄物焼却炉・集じん機等に関する業務に従事する方」です。該当する業務の例として、以下が挙げられます。

  • ばい塵及び焼却灰その他の燃え殻を取り扱う業務
  • 設備の保守点検等の業務
  • 設備の解体等の業務

日本人・外国人労働者に関係なく、特別教育を受講させずに業務に従事させた場合は、罰則が適用される恐れがあります。また、労働者や周囲の人間の労働災害防止の観点からも非常に危険です。必ず特別教育を修了した労働者だけに作業従事してもらいましょう。

ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講内容

以下の表は、ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講内容をまとめたものです。

受講科目 受講時間
ダイオキシン類の有害性 0.5時間
作業の方法および事故の場合の措置 1.5時間
作業開始時の設備の点検 0.5時間
保護具の使用方法 1.0時間
その他ダイオキシン類のばく露の防止に関し必要な事項 0.5時間
合計 4時間

ダイオキシン類作業従事者特別教育は、学科講習のみの実施です

受講科目は5科目、合計4時間の内容で構成されています。ただし、合計4時間は最低受講時間であり、具体的な受講時間は受講方法によって異なります。

講習機関の公式サイトから受講時間はチェックできるため、受講を考えている機関の情報を確認しておくとよいでしょう。

ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講方法

ダイオキシン類作業従事者特別教育の受講方法

ダイオキシン類作業従事者特別教育の主な受講方法は、以下の3つです。

  • 各講習機関での講習受講
  • 出張講習の依頼
  • Web(オンライン)講座の受講

一般的な受講方法は、各講習機関が開催する講習を直接受講する方法です。

講師を手配する必要がなく手軽な一方で、受講者が現地へ移動する必要があります。特に外国人労働者の場合、公共交通機関の利用に不慣れなこともあって迷ってしまうケースも考えられるでしょう。また、自動車の運転免許を持っていない場合は送迎が必要になるケースも考えられます。

次に出張講習ですが、こちらは講師を自社に招いて講習を行う受講方法です。移動の手間がない分、受講者も安心して参加できますが、講師の交通費や宿泊費が発生する恐れがあります。追加費用が生じる場合、費用面での負担が大きくなるのがデメリットです。さらに、受講人数が少ない場合は対応してもらえない可能性もあります。

そこで、柔軟かつ効率的な受講方法としておすすめなのがWeb講座です。動画形式での学習となるため、受講者は自分のペースで学習を進めることができ、移動の負担や送迎の手配といったデメリットもありません。

さらに、多言語に対応した講座であれば、外国人労働者にとっても受講しやすい環境が整うのもメリットです。

CIC日本建設情報センターでも、英語・ベトナム語・インドネシア語に対応したWeb講座を提供していますので、ぜひご活用をご検討ください。

外国人労働者がダイオキシン類作業従事者特別教育を受講する場合

外国人労働者がダイオキシン類作業従事者特別教育を受講する場合

外国人労働者がダイオキシン類作業従事者特別教育を受講する際、受講の可否は主に、次の2つの基準に基づいて判断されます。

1. 日常生活に必要な日本語の理解力がある ・講習に関する読み書きや会話において、日本人労働者と同程度の日本語力があること
2. 専門的、技術的な事項に関する日本語の理解力も十分ある ・講師の説明のうち、専門用語以外の内容を概ね理解できること
・ひらがなやカタカナを読むことができる程度の日本語力があること

これらの基準を満たしていないと判断された場合、受講中であっても退席を求められたり、修了証が発行されなかったりする可能性があります。

不安がある場合は、Web(オンライン)講座の活用を検討するのも一つの方法です。Web講座であれば、事業者の管理のもとで受講・修了することで修了証の取得が可能です。受講前に外国人労働者の日本語理解度を確認し、適した受講方法を選びましょう。

※多言語対応の講座は、あくまで上記の表①に相当する外国人受講者を対象とした補助的なサービスであり、翻訳精度を約束するものではございません。

日本語が理解できる労働者にはWeb(オンライン)講座がおすすめ

日本語が理解できる労働者にはWeb(オンライン)講座がおすすめ

日本語を理解できる外国人労働者がダイオキシン類作業従事者特別教育を受講する場合、Web(オンライン)講座の利用がおすすめです。Web講座には以下のようなメリットがあります。

  • 時間や場所に縛られずに受講できる
  • 自分のペースで学習を進められる
  • 視聴方法の自由度が高い

たとえば、日本語を理解していても対面講義では話のスピードが速く、内容を十分に理解するのに時間がかかる可能性があります。Web講座であれば、再生を一時停止したり繰り返し視聴したりなど受講者のペースで進められるため、じっくりと理解を深めることが可能です。

また、Web講座は受講のタイミングも自由に選べます。通勤中や休憩時間などの空き時間を有効的に活用して学習可能です。ただし、事業者側が労働時間外での受講を強制することは認められていません。受講を時間外に行う場合、時間外手当を支給するなど、柔軟な対応が求められます。

ダイオキシン類作業従事者特別教育を外国人が受講する際の注意点

ダイオキシン類作業従事者特別教育を外国人が受講する際の注意点

ダイオキシン類作業従事者特別教育を外国人が受講する際、以下の点に注意しましょう。

  • 日本語が理解できない場合は受講できない
  • 通訳できるのは専門用語だけ
  • 対応していない言語もある

受講する外国人労働者だけでなく事業者側も注意点の把握が大切です。それぞれの内容を詳しくみていきましょう。

注意点1. 日本語が理解できない場合は受講できない

日本語で行われるダイオキシン類作業従事者特別教育を受講するには、基本的な日本語の読み書き能力が必要です。

たとえば、日本で在留資格「特定技能」を取得している外国人の場合、日本語能力試験N4レベルの合格が要件となっており、一定の日本語理解力があると認められます。そのため、N4合格者であればダイオキシン類作業従事者特別教育の受講が可能な能力があると判断されやすくなります。

一方で日本語の理解が不十分と判断された場合は、受講を断られる可能性がある点は注意しておきましょう。また、必要な日本語力を持たない方を受講・修了させた場合、事業者側が責任を問われる恐れもあります。

教習所や講習機関の中には、受講前に外国人受講者の日本語力を確認するところもありますので、事前の確認を行っておくと安心です。

注意点2. 通訳できるのは専門用語だけ

日本語で行われる特別教育では、通訳の同席が認められている場合があります。ただし、通訳が可能なのは原則として専門用語に限られており、一般的な説明や補足内容などは通訳できない点に注意が必要です。

また、通訳の付き添いがあっても、必ず受講が認められるとは限りません。講習内容の理解が難しいと判断された場合は、別の受講方法の検討が必要です。

注意点3. 対応していない言語もある

外国人労働者向けの講習を実施している教育機関もありますが、すべての言語に対応しているわけではありません

たとえば、英語に対応している講習機関は比較的多い一方で、フランス語やイタリア語などに対応している教習所や団体は限られています。さらに中国語に関しても、北京語や上海語などの方言があるため、希望する言語に対応していないケースも考えられます。

そのため、講習を受講する前に、対応している言語を確認しておくことが大切です。

外国人労働者がCIC日本建設情報センターの講座を受講する場合

外国人労働者がCIC日本建設情報センターの講座を受講する場合

CIC日本建設情報センターでは、外国人労働者の方でも受講できるダイオキシン類作業従事者特別教育のWeb講座を提供しております。ここからは、CIC日本建設情報センターのWeb講座の特徴を詳しく解説します。

英語・ベトナム語・インドネシア語字幕付きWeb(オンライン)講座を提供

日本で働く外国人労働者の多くは、ベトナムやインドネシア出身の方が占めています。CIC日本建設情報センターが提供するWeb講座では、ベトナム語・インドネシア語に対応している点が大きな特徴です。

また、外国人労働者によってはベトナム語やインドネシア語よりも英語での学習の方が理解しやすい場合もあります。

CIC日本建設情報センターでは、英語の字幕にも対応した講座を提供しており、外国人労働者の方でも安心してダイオキシン類作業従事者特別教育を受講可能です。

受講者の専用アカウントを発行

CIC日本建設情報センターのWeb講座では、受講者ごとに専用アカウントが付与されます。管理画面では、学習の進捗や履歴をいつでも確認できるため、自分の学習ペースを把握しながら、効率的に学習を進めることが可能です。計画的に学びたい方にも適しています。

顔認証システムでの受講確認

CIC日本建設情報センターのWeb講座では、顔認証システムを採用しています。顔認証システムにより、受講者が席を離れている間は学習が進行しません。そのため、修了時には実際に画面の前で受講していたことの証明につながります

「本当に本人が受講しているのか不安…」という事業者の方にとっても、安心できる受講システムです。

修了証の発行形式

ダイオキシン類作業従事者特別教育を修了すると、受講者には修了証が発行されます。

CIC日本建設情報センターのWeb講座では、「PDF版」と「カード版」の2種類から選択可能です。PDF版は講座修了後すぐにダウンロードできるため、スピーディーに確認書類を用意したい方に適しています。一方、カード版は携帯性に優れており、現場で修了証の提示を求められた際にも即座に対応できます。

Web講座のお申し込み時に発行形式を選択できるため、ご自身の利用シーンに適したタイプの修了証を選択してください。

まとめ

まとめ

この記事では、ダイオキシン類作業従事者特別教育を受講する方法について詳しく解説しました。

特別教育の受講方法には、講習会への参加や出張講習の依頼などがあります。しかし、日本語の理解度が足りないと受講できない場合があります。また、交通機関で迷ったり送迎の必要性が出てきたりするリスクや講師の出張費や宿泊費の負担による費用面での問題など、事業者側はどう受講するか考えなければなりません。

これらの問題をクリアできる受講方法として、Web講座がおすすめです。Web講座であれば、日本語が聞き取れなかった箇所や分からない部分を巻き戻しや一時停止するなど、自由な視聴が可能です。受講者のペースでじっくりと理解を深められます。

CIC日本建設情報センターでは、英語・ベトナム語・インドネシア語字幕に対応したダイオキシン類作業従事者特別教育のWeb講座を用意しております。外国人労働者の方でもモチベーションを維持しながら計画的に学習を進められる内容となっておりますので、ぜひ受講をご検討ください。


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