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保護具着用管理責任者講習で安全管理のプロを目指す!

公開日:2024年4月24日 更新日:2024年4月24日

保護具着用管理責任者講習で安全管理のプロを目指す!

化学物質を取り扱う事業場では、労働者の安全と健康を守るために保護具の適切な管理が不可欠です。保護具着用管理責任者講習は、保護具の選択、使用、保守・管理に関する専門知識と実践的な技能を習得するための重要な講習です。本記事では、講習の目的やカリキュラム、受講方法などについて詳しく解説いたしますので、参考にしてみてください。


CIC保護具着用管理責任者講習講座




目次

保護具着用管理責任者講習の目的

保護具着用管理責任者講習は、化学物質のリスクアセスメントを行い、その結果に基づく措置として労働者に保護具を使用させる際に、適切な管理を行うための専門的な知識と技能を習得することを目的としています。また、この講習を通じて、労働者の安全と健康を守るための重要な役割を担う人材を育成することが目的です。

講習の目的は、以下の2点に集約されます。
1. 自社で使用する化学物質及び業務内容に適した保護具の選択ができる
2. 保護具の使用状況を管理し、適切な使用、保守点検ができる

保護具に関する知識の習得

講習では、保護具の種類や特性、適切な選択方法、使用方法、保守管理方法などについて体系的に学びます。これにより、作業現場で使用する保護具を適切に管理し、労働者の安全を確保するための知識を身につけることができます。保護具に関する最新の情報や技術動向についても学ぶ機会です。

実践的な技能の習得

知識だけでなく、保護具の着用方法や点検方法など、実践的な技能も習得します。実際に保護具を使用しながら、正しい着用方法や適切な保守管理方法を体験的に学ぶことで、現場ですぐに活用できる実践力を身につけることができるのです。講習では、実際の作業を想定したシミュレーション訓練なども行われます。

保護具着用管理責任者講習のカリキュラム

保護具着用管理責任者講習のカリキュラム

保護具着用管理責任者講習のカリキュラムは、学科講習と実技講習で構成されています。学科講習は5時間以上、実技講習は1時間以上の講習が義務付けられており、これらを通じて必要な知識と技能を習得します。以下、それぞれの講習内容について詳しく見ていきましょう。

学科講習(5時間)

学科講習では、以下の内容について学びます。

・保護具着用管理(0.5時間)
・保護具に関する知識(3時間)
・労働災害の防止に関する知識(1時間)
・関係法令(0.5時間)

保護具の種類や特性、適切な選択方法、使用方法、保守管理方法などについて体系的に学ぶとともに、労働災害防止のための知識や関連する法令についても学習します。講義だけでなく、グループディスカッションやケーススタディなども取り入れながら、理解を深めるのです。

実技講習(1時間)

実技講習は、保護具の使用方法などについて、実践的な技能を習得するためのものです。実際に保護具を使用しながら、正しい着用方法や適切な保守管理方法を体験的に学びます。これにより、現場ですぐに活用できる実践的な能力を身につけることができるのです。実技講習では、呼吸用保護具や皮膚・眼の保護具など、様々な種類の保護具を実際に使用しながら、その特性や使用上の注意点について学びます。また、保護具の点検方法や保管方法についても実践的に学べる機会となっています。

保護具着用管理責任者講習の受講方法

受講方法

保護具着用管理責任者講習を受講するためには、一定の資格要件を満たすことが必要です。また、講習は指定された講習機関で実施されます。以下、受講資格や講習機関、受講手続きについて詳しく見ていきましょう。

受講資格

保護具着用管理責任者講習の受講に際して、特に資格要件は設けられていません。ただし、保護具着用管理責任者への選任が見込まれる方が主な対象となります。また、第一種衛生管理者免許や衛生工学衛生管理者免許を持つ方、有機溶剤作業主任者技能講習などを修了した方は、優先的に受講することが推奨されています。

化学物質を取り扱う事業場で働く方や、安全衛生管理に携わる方などが、主な受講対象者です。事業者は、保護具着用管理責任者の選任が必要な場合、適切な人材を講習に派遣することが求められます。

講習機関

保護具着用管理責任者講習は、厚生労働省が定める教育実施要領に基づいて、全国の労働基準協会や中央労働災害防止協会などの指定された講習機関で実施されます。各講習機関のウェブサイトなどで、講習の日程や会場、受講料などの詳細を確認できるので参考にしてみてください。

講習機関によっては、出張講習やオンライン講習なども実施されている場合があります。事業場のニーズに合わせて、適切な講習機関や受講方法を選択することが大切です。講習機関の選択に際しては、講師の質や教材の内容なども確認しておくとよいでしょう。

株式会社日本建設情報センター(CIC)では、保護具着用管理責任者教育の講習会を全国で開催しています。この講習会は、2024年4月1日から義務化された「保護具着用管理責任者」の選任に向けて、厚生労働省の通達に基づくカリキュラムで構成されています。講習は1日6時間で学科から実技まで完結し、修了証も発行されます。建設業をはじめ、製造業など全ての業種の方が受講できる講座です。

化学物質を取り扱う作業現場で保護具の適切な選択と管理を行う上で、この講習の受講は必須となります。開催地は東京、大阪、名古屋などの主要都市を中心に、全国で多数の会場を用意しています。企業や事業場のニーズに合わせて、最寄りの会場を選んでいただけます。保護具の適正な使用は労働災害防止に欠かせません。ぜひCICの保護具着用管理責任者教育講習会を活用し、安全な作業環境づくりにお役立てください。

受講手続き

保護具着用管理責任者講習を受講するためには、所定の申込書に必要事項を記入し、講習機関に提出する必要があります。多くの講習機関では、ウェブサイト上で申込みを受け付けています。受講料の支払い方法は、講習機関によって異なりますが、銀行振込やクレジットカード決済などが一般的です。

申込みの際は、受講者の氏名や連絡先、事業場名などの情報を正確に記入することが重要です。また、講習の日程や会場、受講料などについても確認しておきましょう。申込み後は、講習機関から受講票などが送付されるので、内容を確認の上、講習当日に持参します。


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保護具着用管理責任者講習の修了証

保護具着用管理責任者講習の修了証

保護具着用管理責任者講習を修了した方には、修了証が交付されます。この修了証は、保護具着用管理責任者としての資格を証明するものですので、大切に保管してください。以下、修了証の交付や再交付について詳しく見ていきましょう。

修了証の交付

講習を修了した方には、講習機関から修了証が交付されます。修了証には、講習機関名、修了者の氏名、修了年月日などが記載されます。修了証は、保護具着用管理責任者としての資格を証明する重要な書類なので覚えておきましょう。
修了証の交付は、講習終了後に行われます。講習機関によっては、後日郵送される場合もあります。修了証を受け取ったら、内容を確認し、大切に保管しておきましょう。修了証は、労働基準監督署などからの求めに応じて提示する必要があります。

一部の講習機関では、修了証に代えてデジタル修了証を発行している場合もあります。デジタル修了証は、スマートフォンアプリなどで管理でき、紛失の心配がありません。

修了証の再交付

修了証を紛失したり、破損したりした場合は、講習機関に再交付を申請することが可能です。再交付の手続きは講習機関によって異なりますが、一般的には所定の申請書に必要事項を記入し、手数料を支払う必要があります。

再交付申請の際は、修了証の交付を受けた講習機関に連絡を取ることが大切です。講習機関によっては、一定期間経過後の再交付に応じていない場合もあるので要注意です。修了証は大切に保管し、紛失や破損のないよう気をつけましょう。

まとめ

腕を組む男性

保護具着用管理責任者講習は、化学物質を取り扱う事業場において、保護具の適切な管理を行うために必要な知識と技能を習得するための重要な講習です。学科講習と実技講習を通じて、保護具に関する専門的な知識と実践的な技能を身につけることができます。

保護具着用管理責任者講習は、労働者の安全と健康を確保するための重要な取り組みです。保護具着用管理責任者の育成と活躍が、化学物質を取り扱う事業場の安全衛生水準の向上につながることが期待されることが今回の記事でご理解いただけたのではないでしょうか。本記事が保護具着用管理者講習の理解と受講の一助となれば幸いです。


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