工事現場などで使用される重機・建機(建設機械)。掘削や整地、つり上げや積み込みなど、幅広いシーンで活躍する機械を運転できるようになれば、活躍の場をより広げられます。
この記事では、重機・建機の概要、無免許無資格での運転による罰則、重機・建機の免許資格一覧について詳しく解説します。さらに、重機・建機の免許取得費用と期間、あわせて持っていると有利な資格、代表的な教習所についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
公開日:2025年8月19日 更新日:2025年8月19日
フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に係る特別教育クレーン安全教育ショベルローダー特別教育ゴンドラ取扱い業務特別教育巻上げ機の運転の業務に係る特別教育移動式クレーンの運転特別教育移動式クレーン運転士安全衛生教育フォークリフト玉掛け特別教育玉掛け安全教育高所作業車クレーンローラー特別教育小型車両特別教育
工事現場などで使用される重機・建機(建設機械)。掘削や整地、つり上げや積み込みなど、幅広いシーンで活躍する機械を運転できるようになれば、活躍の場をより広げられます。
この記事では、重機・建機の概要、無免許無資格での運転による罰則、重機・建機の免許資格一覧について詳しく解説します。さらに、重機・建機の免許取得費用と期間、あわせて持っていると有利な資格、代表的な教習所についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「重機」や「建機(建設機械)」とは、建設現場や土木工事などで使用される大型機械の総称です。
重機と建機は異なる言葉ですが、両者は同じ意味で使われることが多いです。明確にわける場合、下記のような違いのもと使われることもあります。
ただ、一般的にはどちらも同じ定義で使用して問題ないでしょう。
こちらからは、重機や建機を無免許無資格で運転した際の罰則について見ていきましょう。
重機・建機を無免許無資格で対象の業務を行った場合、労働安全衛生法違反として事業者には「6か月以下の懲役または50万円以下の罰金」、労働者には「50万円以下の罰金」が科される可能性があります。
このような罰則があることはもちろん、無免許無資格の運転によって自分や周りの人を危険にさらすことも十分あり得るのです。事故を防ぐためにも、必ず重機・建機の免許を取得してから運転しましょう。
重機や建機を運転するにあたって、従事してから一定の期間が経った場合や、機械設備などに大幅な変更があった場合は、安全衛生教育等の教育を受けなければいけません。
安全衛生教育とは、労働者が安全で健康に働くために必要な知識や技能を習得するための教育です。
安全衛生教育を受講するタイミングや実施される内容は、重機・建機の免許や資格にもよります。通常、事業者から告知されるものなので、伝えられた後は必ず受講しましょう。
重機・建機の免許や資格を取得する前に、技能講習と特別教育の概要について見ていきましょう。
技能講習とは、該当の講習を受講することで特定の業務に就くことができるようになる講習を指します。特に知識が求められたり危険性の高かったりする業務に関して、必要な場合が多いです。
技能講習は、「作業現場で作業主任者に選任されるためのもの」と「業務の制限の上限が上がるもの」と主に2種類にわけることができるので、受講前に確認しておくと良いでしょう。
特別教育とは、特定の危険性を伴う業務を行う場合に必要となる専門的な教育を指します。技能講習と比べると、業務に関する基本的な知識と技術の習得を目的としているため、取得のしやすいものが多いです。
技能講習のように作業主任者にはなることはできませんが、受講することで業務の幅が広がったり転職に有利に働いたりするので、ぜひチェックしてみましょう。
重機・建機の免許資格は多岐にわたりますが、代表的なものは下記のとおりです。
免許資格の種類 | 運転可能な重機 |
---|---|
フォークリフト運転者 | フォークリフト |
ショベルローダー等運転者 |
|
車両系建設機械運転者 |
|
不整地運搬車運転者 |
|
高所作業車運転者 |
|
移動式クレーン運転士 |
|
クレーン・デリック運転士 |
|
玉掛作業者 |
|
揚貨装置運転士 | 船舶に設置されたデリックやクレーン設備など |
締固め用機械運転者 |
|
巻上げ機運転者 | 動力により駆動させる巻上げ機 |
ボーリングマシン運転者 |
|
非自走式基礎工事用建設機械運転者 | 非自走式基礎工事用建設機械 |
ゴンドラ操作者 | ゴンドラ |
建設用リフト運転士 | 建設用リフト |
ジャッキ式つり上げ機械運転者 | ジャッキ式つり上げ機械 |
軌道装置動力車運転者 | 軌道装置の動力車 |
各免許資格の概要は「重機・建設機械の資格一覧!免許の種類や費用、期間を解説」記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
重機・建機の免許や資格の取得費用と期間は、「どのような種類を目指すか」「どの教習所で取得するか」「免除資格はあるか」などによって異なります。
先ほどご紹介した「重機・建設機械の資格一覧!免許の種類や費用、期間を解説」記事では、取得費用や期間の一例を解説しているので、目安として確認してみてください。
重機・建機の免許以外に、下記のような資格を持っていると業務の幅が広がったり転職に有利になったりなどが期待できます。
資格の種類 | 概要 |
---|---|
ゴンドラ取扱い業務特別教育 | ゴンドラを取扱うために必要な資格 |
アーク溶接等の業務に係る特別教育 | アーク溶接機を用いて金属の溶接や溶断などの業務を行うために必要な資格 |
ロープ高所作業者特別教育 | 高さ2メートル以上の場所で、ロープで体を保持しながらの業務に従事する際、必要な資格 |
ガス溶接技能講習 | 可燃性ガスと酸素を使用して、金属を溶接・溶断・加熱する業務を行う際に必要な資格 |
はい作業主任者技能講習 | 高さ2メートル以上の荷物を積み上げたり崩したりする業務の際、作業を指揮・監督する「はい作業主任者」を選任するために必要な資格 |
建設機械整備技能士 | 建設機械の整備に関する知識や技能を認定する資格 |
建設機械レンタル管理士 | 建設機械レンタル業務にわたる知識や管理能力などを認定する資格 |
重機免許や資格を取得できる教習所は様々ですが、建設系資格試験対策に特化したCICでは業界で活躍するための技能講習や特別教育を受講することができます。
特別教育は、いつでもどこでも手軽にPCやスマホから受講することができる「Web講座」をお選びいただけますので、お仕事と両立しながら取得することが可能です。受講完了後は、すぐにダウンロードいただける終了証PDFを発行しておりますので、急を要する受講の場合も安心ですよ。
ぜひ公式ホームページから、どのような技能講習や特別教育を受講できるかチェックしてみてください。
この記事では、重機・建機の概要、無免許無資格での運転による罰則、重機・建機の免許資格一覧などについて詳しく解説しました。
建設業資格講座のパイオニアであるCICでは、建設現場や土木工事などで重宝される数々の技能講習や特別教育を受講できます。業務において必要になった方はもちろん、キャリアアップを目指す方もぜひチェックしてみてください。
フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育不整地運搬車の運転の業務に係る特別教育ジャッキ式つり上げ機械の調整又は運転の業務に係る特別教育クレーン安全教育ショベルローダー特別教育ゴンドラ取扱い業務特別教育巻上げ機の運転の業務に係る特別教育移動式クレーンの運転特別教育移動式クレーン運転士安全衛生教育フォークリフト高所作業車クレーンローラー特別教育小型車両特別教育
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