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電気工事作業指揮者安全衛生教育とは?業務内容から受講方法、講習内容についても解説

公開日:2025年7月17日 更新日:2025年7月17日

電気工事作業指揮者安全衛生教育とは?業務内容から受講方法、講習内容についても解説

電気工事作業指揮者安全衛生教育とは?業務内容から受講方法、講習内容についても解説

「電気工事作業指揮者安全衛生教育って何?受講が義務づけられているの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

電気工事作業指揮者安全衛生教育は、電気工事の現場において、作業者を直接指揮・監督する立場の方に受講が義務づけられています。受講方法としては、いくつかの手段があるため、それぞれ比較した上で適した方法を選びましょう。

この記事では、電気工事作業指揮者安全衛生教育の概要について解説します。受講の対象者や受講方法、受講内容などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。


CIC電気工事作業指揮者安全衛生教育

目次

電気工事作業指揮者安全衛生教育とは

電気工事作業指揮者安全衛生教育とは

電気工事作業指揮者安全衛生教育とは、電気工事の現場において作業者を直接指揮・監督する立場の方に受講が強く推奨されています。作業指揮者としての職務や安全管理に関する知識を学習する講習です。

電気工事の現場は、感電や墜落、工事で取り扱う機器による事故など、多くの危険が潜んでいます。そのため、現場の作業指揮者は、工事に伴って生じるリスクを正確に把握し、適切な安全対策を練らなければなりません

このように、安全衛生教育は、作業員の安全と健康を確保するためのマネジメント能力を養うことを目的としています。作業計画の策定から危険箇所の把握、異常発生時の対応まで、指揮者として求められる多岐にわたる知識を学びます。

電気工事における安全管理とは

そもそも安全管理とは、作業者が安全に作業を行えるよう、作業環境を見直して整えることです。労働災害を防止するための安全対策を実施したり、現場での天候などにも柔軟に対応したりして危険を回避します。

電気工事では感電や誤操作による設備の損傷のほか、高所からの墜落などの事故から回避するための対策が必要です。作業指揮者は、電気工事の現場に潜むリスクを把握し、作業者全員に周知して意識づくりを徹底したり事故を防ぐための対策を練ったりする力が求められるでしょう。

電気工事作業指揮者安全衛生教育の受講内容

以下の表は、電気工事作業指揮者安全衛生教育の講習内容をまとめたものです。

講習科目 受講時間
電気工事作業指揮者の職務 1.5時間
現場作業の安全 1.5時間
個別作業の管理 2.5時間
関係法令 0.5時間
合計 6時間

電気工事作業指揮者安全衛生教育は、学科のみの講習で実技は実施されません。合計6時間の講習の中で、作業指揮者としての職務や安全管理で必要な知識・技術力を学びます。

労働者と周囲の人間の安全を守るために重要な内容を学ぶ講習なので、集中して取り組みましょう。自分に適した受講方法でじっくりと理解を深めることが大切です。

電気工事作業指揮者安全衛生教育の受講対象者

電気工事作業指揮者安全衛生教育の受講対象者

電気工事作業指揮者安全衛生教育の受講対象者は、電気工事作業指揮者として選任された方、もしくは新たに選任される予定がある方です。

受講資格や年齢、役職などは特に関係なく、作業指揮者として従事する方は受講の対象となります。

電気工事作業指揮者安全衛生教育の受講タイミング

電気工事作業指揮者安全衛生教育の受講タイミング

電気工事作業指揮者安全衛生教育を受講するタイミングは、作業指揮者として仕事に就く前の段階となります。実務経験等は関係ないため、作業指揮者として選任されたり選任が決まったタイミングで受講するのが良いでしょう。

また、すでに作業指揮者として選任され現場に就くことが決まっているにも関わらず、安全衛生教育を受講していない場合は、速やかに受講することをおすすめします。未受講者の従事は、労働災害防止の観点からも非常に危険であるため、しっかりと受講し、作業指揮者として従事しましょう。

電気工事作業指揮者安全衛生教育の重要性

電気工事作業指揮者安全衛生教育の重要性

また、電気工事は常に危険と隣り合わせの作業となります。感電や誤操作による労働災害、作業者のミスによる電気設備・機器の損傷など、さまざまなリスクが潜んでいるため、現場の安全管理は非常に大切です。

また、労働安全衛生規則においても、停電作業や高圧活線作業を行う時、事業者は作業指揮者を選任して、その者に労働者への作業の周知をはじめとする安全対策を行わせなければならないと定められています。このことからも、現場の安全管理を担う作業指揮者は、重要な役割であることがわかります。

適切な安全管理は、電気工事の現場での労働災害を防止する上で非常に大切です。「経験がある技術者だから大丈夫。」と油断していると重大な事故につながる恐れがあるため、責任感を持って現場の作業指揮・安全管理に努めましょう。


CIC電気工事作業指揮者安全衛生教育

電気工事作業指揮者安全衛生教育の修了証

電気工事作業指揮者安全衛生教育の修了証

電気工事作業指揮者安全衛生教育の修了後、受講者に対して修了証が発行されます。修了証は主に、「PDF版」と「カード版」の2種類です。

PDF版は、Web講座の修了後すぐにダウンロードできるため、すぐに証明書を取得できます。一方、カード版はコンパクトで携帯しやすいため、現場で修了証の提示を要求された際にすぐに対応できます。

修了証の発行形式はどちらでも問題ありませんが、現場での携帯・提示のしやすさを踏まえると、カード版での発行がおすすめです。CIC日本建設情報センターでは、カード版の修了証の発行にも対応しております。修了証の取り扱いにもこだわりたい方は、ぜひご検討ください。

CIC日本建設情報センターの電気工事作業指揮者安全衛生教育

CIC日本建設情報センターの電気工事作業指揮者安全衛生教育

CIC日本建設情報センターでは、電気工事作業指揮者安全衛生教育のWeb(オンライン)講座を提供しています。必要なポイントをコンパクトにまとめたテキストと、専門講師によるわかりやすい動画講義を通じて、短期間で効率よく知識や技術を身につけることが可能です。

CIC日本建設情報センターのWeb講座は、以下の手順で受講できます。

  1. CIC日本建設情報センターのWeb講座に申し込む
  2. 入金確認後、メールでログイン情報が送付される
  3. 受講(視聴)が開始する
  4. 受講完了後、自分が選択した修了証を受け取る

Web講座では「受講者が実際に画面の前で学んでいるのか分からないから不安…」と感じる気になる事業者の方もいらっしゃるかもしれません。

CICの講座では顔認証システムを採用しており、受講者が画面の前にいない場合は学習が進まない仕組みです。このため、講座を修了した時点で「受講者本人がしっかりと受講を終えた」ことの証明にもつながります。

受講方法でお悩みの場合は、ぜひCIC日本建設情報センターの講座をご検討ください。

まとめ

まとめ

この記事では、電気工事作業指揮者安全衛生教育について詳しく解説しました。

電気工事作業指揮者安全衛生教育とは、電気工事の現場において作業者を直接指揮・監督する立場の方に受講が強く推奨されている教育のことです。電気工事では感電や誤操作による設備の損傷などのリスクが常にあるため、作業指揮者が正しく安全管理・作業指揮して労働災害を防止することが大切です。

CIC日本建設情報センターでは、電気工事作業指揮者安全衛生教育のWeb講座を用意しております。モチベーションを維持しながら効率的に学習を進められる内容ですので、ぜひ受講をご検討ください。


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