公開日:2024年11月14日 更新日:2024年11月14日
ボーリングマシンというのは、地質調査や建設工事などあらゆる用途に利用されるもので、土地に細長い穴を掘るための機械のことです。
ボーリングマシンを扱うには、一定以上のスキルが必要とされるため「ボーリングマシンの運転業務に係る特別教育(以下、ボーリングマシン運転業務特別教育)」を受講し修了しなければいけません。事業者はボーリングマシンの運転を作業員にさせる場合には特別教育の受講が義務づけられており、違反すると刑罰が科せられる可能性があります。
今回はボーリングマシン運転業務特別教育の内容について簡単な説明と、中でも便利なWeb(オンライン)講座を詳しく解説いたします。
ボーリングは、トンネルや井戸などの建設で地中に穴を開けて掘削をする作業のことです。地質調査や農業、土木工事など、さまざまな分野で活躍しています。
現場で運転を行う者は、安全衛生法に定められた教育を受ける必要があります。
(「労働安全衛生法第59条」及び「労働安全衛生規則第36条」に規定)
ボーリング調査というのは、地面を掘削しながら地盤が強いかどうかの性質を調べる調査方法のことです。建物を建築する前に地盤の固さをあらかじめ調査し、建造物の重さに耐えうる地質であるかを確認しておくために行います。
ボーリングマシンには種類があり、それぞれ役割が違います。代表的なものは以下の通りです。
ロータリーボーリングマシンとダイヤモンドコアボーリングマシンは主に地質調査の使用にもちいられます。ドリルリグは大口径の穴を掘るのに使われるもので、建設現場で使われています。
ボーリングマシンの使用用途は以下の通りです。
作業現場によってさまざまな用途がありますが、基本的な運転業務には大きな違いはありません。運転者はそれぞれのボーリングマシンの使い方、種類、仕組みなどを知っておくことが必要です。
ボーリングマシンを運転するには、安全衛生法に定められている特別教育を受講しなければいけません。安全衛生規則第36条の「特定の危険性や有害を伴う業務を行う場合に必要となる専門的な教育」の特別教育に該当するものです。
特別教育というのは、労働安全衛生法で定められている教育のことで、特定の危険性がある現場では必ず受講しなければいけません。
もし現場で無資格のまま仕事をしていた場合事業者に、6ヶ月以下の懲役または罰金(50万円以下)の罰則が科せられる可能性があります。
なぜボーリングマシンの運転者には特別教育が必要なのかというと、建設業や土木業などの作業現場は事故が発生しやすいからです。これらの作業現場は死亡に繋がる事故も多いため、これらのリスクを軽減するために作業員の知識と意識の改善を図ることを目的とされました。
作業員は自らの安全を確保するために、ボーリングマシンの知識を広げ技術力を磨くことが必要なのです。
ボーリングマシン運転業務特別教育の形式にはいくつかの方法があります。
CIC日本建設情報センターでは以下の講座を選択でき、内容もそれぞれ充実しているのが特徴です。
通学講座は日にちや場所が決められており対面式で行われます。CICから講師を出張させて自社で行う講座もあります。日程の調整などの打ち合わせを行う必要がありますが、自社の作業員のみで行うため気楽です。
また自社の経験者で過去にボーリングマシン運転業務特別教育を修了した者であれば、講師として講座を行うこともできます。カリキュラムやテキストなどはCICで準備したものを使用します。
最近人気のあるのは、手軽で便利なWeb(オンライン)講座です。いつでもどこでも受講できる便利さで注目されています。
Web(オンライン)講座なら通信環境が整っていることとカメラ付き端末があれば、いつでもどこでも受講できます。
CIC日本建設情報センターのWeb(オンライン)講座の大きな特徴は、顔認証システムを導入している点です。
Web(オンライン)講座カリキュラムは以下の通りです。
【学科】
科目 | 範囲 | 時間 |
---|---|---|
ボーリングマシンに関する知識 |
|
4時間 |
ボーリングマシンの運転に必要な一般的事項に関する知識 |
|
2時間 |
関係法令 |
|
1時間 |
計 | 7時間 |
【実技】
科目 | 範囲 | 時間 |
---|---|---|
ボーリングマシンの運転 |
|
4時間 |
ボーリングマシンの運転のための合図 |
|
1時間 |
計 | 5時間 |
ボーリングマシン運転業務特別教育を受講するならWeb(オンライン)講座がおすすめです。
CIC日本建設情報センターの顔認証システムの機能は以下の通りです。
またWeb(オンライン)講座であれば、いつでもどこでも受講できます。受講期間(60日)以内であれば、何度でも繰り返しの視聴も可能です。
経験豊富な講師による丁寧でわかりやすい講座となっており、わからないことがあっても学習システムで質問を受け付け回答いたします。
講座が完了したら、修了証が発行されます。Web(オンライン)講座では、講座終了後すぐにPDFにてダウンロードが可能です。希望者は申請をすればカードタイプの修了証を発行し、郵送でのお届けもできます。
修了証は今後のその他資格取得時など必要な場合がございますので、大切に保管しておいてください。
ボーリングマシンの運転業務は、建設業や工事現場、地質調査など多岐にわたってさまざまな用途で利用されています。そのためボーリングマシンの運転手はあらゆる業種で必要とされている資格です。
資格を取得するにはボーリングマシン運転業務特別教育を受講しなければいけませんが、試験などはなく比較的取得しやすい講座となっています。現在業務に携わっていなくても今後可能性のある方などは早めに取得しておくことがおすすめです。
CIC日本建設情報センターは、これまで多くの安全衛生特別教育を行ってきており実績を積み上げてまいりました。とくにWeb(オンライン)講座も早くから顔認証システムの導入をし、わかりやすく安心な講座を推進しています。
現在、ボーリングマシン運転業務特別教育をお考えの方は、CICのWeb(オンライン)講座をぜひご検討ください。
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