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2級建築施工管理技士・
検定問題と総評
令和6年度 2級建築施工管理技士
(後期)検定問題と総評
お待たせ致しました。
問題と総評が公開されましたのでご案内いたします。
検定問題および正答肢
令和6年度2級建築施工管理技士(後期) 検定問題及び正答肢は下記試験実施団体のサイトへのリンクからご確認ください。第二次検定の記述形式の正当は公表されません。
総評
【第一次検定(後期)の傾向】
本年度の試験は、出題数は例年と変わらず、50問中40問を解答する形式でした(マークシート方式)。今年度は検定問題の一部見直しにより、「施工管理法(能力問題)」の解答形式は、昨年度までの四肢択二式から五肢択一式での出題に変更されました。それ以外の問題については、これまでと変わらず四肢択一式での出題でした。
出題区分は、昨年度まで「建築学等」は14問の出題の中から任意の9問を選択できましたが、今年度は4問が必須、残りの10問が選択問題となり、選択できる問題の幅が狭まりました。また、「施工」の出題は昨年度の11問から10問に減り、その分「施工管理法(能力問題)」の出題が1問増えました。ただ、これらの出題区分の変更については前期試験で判明していたため、比較的落ち着いて取り組めたのではないでしょうか。
試験全体の問題の難易度は例年並みで、各選択肢を確認すると、過去問題に類似した問題が多く出題されていました。そのため、解答時間の配分に気をつけ、確実に正解できる問題を取捨選択し、ミスなく解答できたかが鍵となったでしょう。
したがって、過去問演習を中心とした学習を継続できた受検生であれば、十分合格基準点に到達できる内容と考えます。
出題区分 | 出題数 | 解答数 | 必須/選択 | 難易度 |
---|---|---|---|---|
建築学等 | 4問 | 4問 | 必須 | やや難しい |
10問 | 5問 | 選択 | 標準 | |
設備その他 | 3問 | 3問 | 必須 | やや難しい |
施工 | 10問 | 7問 | 選択 | 標準 |
施工管理法 | 10問 | 10問 | 必須 | やや易しい |
施工管理法(能力問題) | 5問 | 5問 | 必須 | 標準 |
法規 | 8問 | 6問 | 選択 | やや易しい |
計 | 出題50問 | 解答40問 |
【第二次検定の傾向】
第二次検定について、出題区分は昨年度と同様、施工経験記述から1問、施工管理から1問、工程管理から1問、法規から1問、施工(受検種別に従い選択)から1問、計5問の出題でした。問題1~3は記述式、問題4の法規と問題5の施工の問題は四肢択一式(マークシート)での解答形式となっています。
事前に試験問題の見直しが発表されていた施工経験記述の出題については大きな変化が見られましたが、それ以外の問題に関しては過去に出題された問題や関連事項に近い問題も多く、問題の難易度は標準からやや難しいという印象です。
問題2の施工管理は、過去に出題された用語も多く、落ち着いて解答できたと思われます。
問題3の工程管理は、平成29年度から引き続きバーチャート工程表と出来高表からの出題でした。2の問いは、解答が後の問いと連動しており、誤った解答をするとまとめて得点が難しくなる出題方法であるため、工程表について高い読み取り能力が求められる問題だったといえます。
問題4の法規、問題5の施工は、どちらも第二次検定では過去に出題されたことのない初見の問題が含まれていましたが、第一次検定の知識を活かせる問題もあり、また解答形式が四肢一択式であったため、ある程度正答が推測できる内容も多かったと考えます。
したがって、過去問ならびに当センターで配付した教材をしっかりと学習して、各設問で解答できる問題を確実に得点し、全く解答できない設問がなかったかどうかが合否の鍵となったでしょう。
問題番号 | 出題区分 | 出題内容 | 備考 |
---|---|---|---|
問題1 | 施工経験記述 | 施工計画 | 必須問題 |
問題2 | 施工管理 | 用語の説明と施工上留意すべき内容の記述 | |
問題3 | 工程管理 | バーチャート工程表と出来高表 | |
問題4 | 法規 | 正しい語句を四肢択一式で選択 | |
問題5 | 施工 | 最も適当な語句又は数値を四肢択一式で選択 | 受検種別に従い解答 |
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