【電験三種】本当に転職で有利? 仕事の内容やライフプランから見た資格の活用法を紹介!

【電験三種】本当に転職で有利?
仕事の内容やライフプランから見た資格の活用法を紹介

電験三種コラム11

「電験三種ってどんな業界で活躍できる資格?」
「電験三種が転職で有利になるのか知りたい」


とお考えではありませんか?

電験三種は、電気設備の保安・管理業務に従事できる資格です。

難易度も高く、取得していると高度な専門知識を有していることの証明となります。

そのため、就職や転職でも有利に働くのが特徴です。

電気工事士の資格などとあわせて取得することで転職の成功率は大幅にアップするでしょう。

本記事では、電験三種の資格概要と主な就職先について解説します。

転職を成功させるためのポイントについてもご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。

最終更新日:

電験三種とは

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電験三種は、正式名称「第三種電気主任技術者試験」と呼ばれる国家資格です。

取得することで電圧5万ボルト未満の電気工作物(出力5,000kW以上の発電所を除く)の工事、維持及び運用に関する保安の監督業務に従事できます。

  • ビル・工場
  • 商業施設
  • 発電所・変電所
  • 病院

電験三種を活用して仕事する主な建物は上記の通りです。

ビルや工場、商業施設などの高圧で受電している建物が該当します。

また、電気主任技術者の仕事は業務独占資格です。

電気事業法にて資格保有者しか業務に従事してはいけないことが定められています。

そのため、電気設備を保安・管理する電験三種の資格は需要が高いのも特徴です。

ただし、取得難易度は高いので対策には長い期間を要します。

科目合格制度を上手く活用して合格を目指しましょう。

電験三種の主な就職先や業種

電験三種の就職先や業種としては、主に次の3つです。

  • 電気保安業界
  • ビルメンテナンス業界
  • 再生可能エネルギー業界

ここでは、それぞれの業種について詳しく解説します。

業種①電気保安業界

電気保安業界は、電気設備の保安・管理を主な仕事とする業界です。

そのため、電験三種の資格を存分に活かすことができるだけでなく、資格保有者は企業から優遇されます。

工場やビル、商業施設などの高圧受電設備は主に電気室や屋上、屋外に設置している傾向です。

その電気設備にて異常が発生していないか、月に一度の月次点検や年に一度の年次点検で確認します。

また、現在の建物において高圧の電気設備は6,600Vで受電していることがほとんどです。

そのため、電験三種の資格で多くの電気設備は取り扱えます。

電気保安業界は、電験三種の取得で学んだ知識を活かせるだけでなく、更に知識を深めたり技術力を高めたりできる業界と言えるでしょう。

業種②ビルメンテナンス業界

ビルメンテナンス業界は、ビル内にある電気設備の点検や機器の交換作業に従事する仕事です。

電験三種を取得するとビルにおける専任の電気主任技術者として従事できます。

ビルの電気設備は高圧で受電していることが多く、電気機器を収納している「キュービクル」が屋上や屋外、電気室に設置されているのが特徴です。

また、第二種電気工事士やボイラー技士などの資格を取得しているとビルの設備管理業務にも従事できます。

電験三種以外の資格もあわせて取得していると更に仕事の幅が広がることでしょう。

電気系や設備系の資格を活かして仕事に従事したい方は、ビルメンテナンス業界で経験を積むのがおすすめです。

業種③再生可能エネルギー業界

電験三種の資格保有者の仕事内容として、新しい業界が「再生可能エネルギー業界」です

主に発電施設における保守・点検業務に従事します。

再生可能エネルギーとは、自然に存在するエネルギーのことです。

自然エネルギーを利用した発電は「新エネルギー発電」とも呼ばれ、太陽光発電や水力発電、地熱発電などが該当します。

環境に優しい新エネルギー発電は、今後も注目される分野です。

比較的新しく電験三種を取得した人材を多く募集しています。

資格を保有している方であれば、十分に転職を狙える業界と言えるでしょう。

電験三種の年収

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第三種電気主任技術者の平均年収は、平均300〜600万円です。

月給に換算すると25万円〜となります。

具体的な相場としては、以下の3パターンです。

  • 350万円~500万円
  • 400万円~650万円
  • 400万円~650万円

参照:求人ボックス

日本人の平均年収は461万円とされています。

そのため、第三種電気主任技術者は将来的に平均以上の年収を狙える職業です。

ただし、現場経験が浅い見習い時代は平均よりも低い年収の傾向にあります。

その際は、新規資格の取得による資格手当や経験を積んでキャリアアップすることを目指しましょう。

電験三種はなぜ需要があるのか

電験三種は需要の高い資格ですが、その理由としては主に次の3つがあります

  • 高いレベルの技術者として位置づけられる
  • 電気設備は増加している
  • AI時代が到来しても生き残る

それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。

理由①高いレベルの技術者として位置づけられる

電験三種は、毎年の合格率が10%前後の資格です。

電気系統の資格の中でも難易度が高い資格なので、取得していると高度の専門知識を有していることの証明になります。

そのため、高いレベルの技術者として位置づけられるのが特徴です。

電気事業法として電気主任技術者の設置は義務付けられているので、企業から求められる人材となれるでしょう。

また、電気系統の仕事において安全面でも需要が非常に高いのも魅力です。

例えば電気工事をしている際、電験を取得していると「ここは〇〇だから危ない」といった理論に裏付けて作業に従事できます。

自分や周りの技術者の電気事故を防ぐことに繋がる面において電験三種は需要の高い資格と言えるでしょう。

理由②電気設備は増加している

電験三種の範囲に該当する5万ボルト未満の電気設備は毎年増加しています。

それに伴って、電験三種の需要も毎年増加しているのが特徴です。

電気設備の保安・管理を担う電気主任技術者は、現場で必要とされます。

既存の高圧機器の取り換え工事や新規設備の竣工検査において役立つのも需要が高い理由の1つです。

また、電気主任技術者の設置は電気事業法にて義務づけられています。

加えて、電気設備はどの建物においても設置されているものです。

このことからも電気主任技術者の仕事は需要の高い資格と言えるでしょう。

理由③AI時代が到来しても生き残る

電験三種の仕事は、資格保有者しか従事できない業務独占資格です。

未取得者が従事すると電気事故に繫がって非常に危険なので、資格保有者しか業務に従事できません。

また、電気は現代社会において必要不可欠な存在です。

電気設備が増え続ける限り電気主任技術者の仕事が無くなるといったことはありません。

現在、AI時代が到来した後に無くなる仕事や生き残る仕事といった話をよく耳にしますが、電験三種を取得することで従事できる仕事は、生き残る仕事に該当します。

電気設備や電気工事の保安・管理・監督業務を行うための資格である電験三種は、技術者自身に付加価値がつく仕事です。

今すぐにAIが変わって仕事することはできないため、今後も生き残ると考えられます。

技術者としてのレベルを上げられるだけでなく、AI時代が到来しても生き残る可能性が高い電験三種の資格は非常に需要の高い資格と言えるでしょう。

自分のライフプランから考える「電験」の活用法

電験三種の資格を活かして転職する場合、自分のライフプランにあわせて決めるのも大切です。

例えばビルメン業界の場合、給料や年収が低いといった声があります。

具体的な給料・年収は企業によって異なりますが、結婚などで将来的な生計面を考えるのであれば、管理職へのキャリアアップや大企業への転職を視野に入れるのが良いでしょう。

その際、共通して大切なのは「現場での経験」です。

電気業界は資格を取得して現場経験を積むことで技術者としての価値が高まります。

他の技術者が取得できていない資格や現場経験を豊富に積むと企業から信頼されてキャリアアップすることが可能です。

大企業への転職が現状では難しい場合、電験三種を取得して保安管理業務に従事できる会社で経験を積みましょう。

該当するのは電気保安業界やビルメンテナンス業界です。

経験を積みながら電験二種や電験一種など電験三種の上位資格、エネルギー管理士の取得を目指しましょう。

複数の資格取得と積んだ現場経験を活かすことで大企業への転職の成功率を高めることが可能です。

転職を成功させるための詳しいポイントについては、後述します。

電験三種と相性の良い資格についても解説していますので、ぜひご覧ください。

電験三種の資格で転職を成功させるには

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電験三種の資格で転職を成功させるためのポイントは、以下の3つです。

  • 他の資格を新規取得する
  • 自分の強みをアピールする
  • 自分に合った企業を探す

転職の成功率を高めるそれぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう

ポイント①他の資格を新規取得する

転職を成功させるための1つ目のポイントが「他の資格を新規取得する」です。電験三種のと相性の良い資格を取得することで転職で有利に働きます。

  • 第一種電気工事士
  • 電験二種
  • エネルギー管理士 電気分野
  • 消防設備士
  • ボイラー技士
  • 危険物取扱者
  • 第三種冷凍機械責任者

などあわせて取得したい資格は上記の通りです。

電験三種取得後は、類似した電気資格又は相性の良い別資格を取得するかのどちらかになります。

もし、電気保安業界として将来的に大規模設備の保安・管理を担いたいと考えているのであれば、電験二種以上の資格取得を目指しましょう。

エネルギー管理士→電験二種の順番で取得を目指すと比較的効率よく対策できます。

また電気保安業界の企業の中には、保安管理業務とは別に消防設備の点検も担っている会社があります。

そのため、消火器の整備・点検ができる消防設備士第6類や自動火災報知設備が取り扱える第4類が特に電験三種と相性の良い資格です。

このほか、ビルメン業界への転職を考えている方はボイラー技士危険物取扱者などの資格取得がおすすめです。

自分が就きたいと考えている業界と相性の良い資格を優先して取得を目指してください。

ポイント②自分の強みをアピールする

転職を成功させる2つ目のポイントが「自分の強みをアピールする」です。

転職時は企業に自分がどのような人間か知ってもらう必要があります。

  • 体力面で自信がある
  • 資格を複数取得している
  • コミュニケーションが得意
  • 既に現場経験を積んでいる

また、自分の強みは自分で気づけない可能性があります。

そのため、周囲の人間に意見を求めて自分の強みを見つけておくのがおすすめです。

電験三種の資格を有している場合、それだけで転職の成功率は高いです。

加えて上記のような強みをアピールできれば失敗の可能性をより減らすことができるでしょう。

ポイント③自分に合った企業を探す

転職を成功させる3つ目のポイントが「自分に合った企業を探す」です。

「転職の成功」というのは、人それぞれで異なります。

  • 今よりも給料・年収がアップする
  • 今よりも休日の日数が増える
  • 今よりも職場環境が良い

上記のように優先したい条件は人それぞれで異なります。

全て揃っている企業が1番良いですが、転職する際は何を第一に優先するか決めておきましょう。

転職を成功させるためには自分で企業を選ぶことも大切です。

転職先の企業が自分の求める条件を満たしているか転職サイトや転職エージェントを活用して見極めてください。

資格取得をして転職を成功させよう

電気業界は、資格を保有して現場経験を積むことで技術者としての価値が高まる業界です。

そのため、電験三種に限定せず他の資格取得をおすすめします。

例えば、電験三種の資格が活かせる業界の1つであるビルメンテナンス業界では「ビルメン4点セット」と呼ばれる次の資格が必要です。

  • 第二種電気工事士
  • 危険物取扱者乙4
  • 第三種冷凍機械責任者
  • 2級ボイラー技士

このほか、ビルメンテナンス業界では消防設備士の資格も有していると転職で有利に働きます。

消火器や自動火災報知設備はビル内に必ず設置されているものであり、消防設備士第6類や第4類の有資格者が求められるためです。

また、電気系の資格を取得する場合は「電験二種」や「エネルギー管理士 電気分野」などがおすすめです。

電験三種の上位資格や類似資格なので、効率よく対策できます。

仕事においても、より重宝される技術者として付加価値をつけることが可能です。

もし、モチベーションが続かないといった方は自分への投資・スキルアップのために取得する認識で始めてみましょう。

会社のために取得するのではなく、自分が今後従事したい業界でキャリアアップするために取得を目指すと、モチベーションが維持しやすくなります

まとめ

本記事では、電験三種を取得した後の主な就職先や業種、転職で成功させるためのポイントや需要が高い理由について解説しました。

電験三種は、電気設備の保安・管理業務に従事できる国家資格です。

電気事業法にて電気主任技術者の設置が義務づけられているため、業務独占資格に該当します。

また、電気は現代社会において必要不可欠な存在なので需要がなくなることはありません。

技術者に付加価値がつくので、AI時代が到来しても生き残る可能性が高いと言えます。

電験三種を取得後、現場経験や相性の良い資格を取得することで年収アップを目指すことが可能です。

転職の成功率も高まるので、本記事で書いてある内容を参考にして、自分に適した行動を始めてください。

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